【超上級】上級者でも難しい!難易度の高いピアノ曲を厳選
ピアノは指先や腕などの繊細な運動能力を巧みに使いながら、楽譜に書いてある指示とともに作曲家の意図を読み取り、ピアニスト自らの感性も表現しつつ非常に多くの音符を一人で奏でる楽器です。
美しく繊細な表現や熱情的でまるで打楽器のように鍵盤を弾くような曲も多く存在します。
今回は数あるピアノ作品の中から上級者、プロでも難しいと言われる作品をセレクトし紹介します。
一般的に難しいと言われている有名な作品から、演奏映えはしないけれど非常に難しいマイナーな作品までをピックアップしました。
ぜひチェックしてみてください!
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【超上級】上級者でも難しい!難易度の高いピアノ曲を厳選(1〜20)
パガニーニ大練習曲 S.141 第3曲 「ラ・カンパネラ」Franz Liszt

難しいピアノ曲と聴いて、多くの方はこちらの『ラ・カンパネラ』をイメージするのではないでしょうか?
この作品は、超絶技巧を要する数々のピアノ作品を残したことで有名な偉大な作曲家、フランツ・リストによって作られました。
その難易度は非常に高く、しっかりとしたレベルで演奏するとなると、上級者でも難しいでしょう。
特に指数の多さと鍵盤の飛び方に関してはすさまじく、おまけに高い表現力も求められます。
この作品をうまく演奏できれば、胸をはって自分はうまいピアニストだと言っても問題ないでしょう。
半音階的大ギャロップFranz Liszt

リストの名作『半音階的大ギャロップ』。
『超絶技巧練習曲』の『マゼッパ』や『鬼火』とともに、リストの難曲として名高い作品ですね。
そんな本作の難所はなんといっても4-5指を用いた細かい動きではないでしょうか?
指がつりそうになるいやらしい構成に加えて、幅広い跳躍やオクターブも連発します。
並の上級者では正しく演奏することが難しい作品です。
他のリストの作品に比べると、演奏効果がやや低く、芸術性の観点では低い評価を受けることもある作品ですが、増三和音や全音音階の響きが好きな方にとってはツボに入る1曲といえるでしょう。
ピアノ協奏曲第2番第1楽章Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフ作曲の『ピアノ協奏曲第2番第1楽章』です。
ドラマ『のだめカンタービレ』でも披露され、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
ピアノだけではなくオーケストラと一緒に演奏するピアノコンチェルトですが、ラフマニノフ独特の甘いメロディーと、美しい旋律が良いですね。
オーケストラとの音のハーモニーも素晴らしく、音を紡いでいくような感じが魅力的な曲です。
ピアノパートは美しい一方で難易度はもちろん高いものがあります。
オーケストラと共演を夢見るピアニストはこぞってチャレンジしますが、技術だけではなく指揮者やオーケストラからのアプローチがないと難しいので単に弾くだけではなく音楽の環境的な良さも求められます。
指揮者に合わせて弾くという経験が出来るのもコンチェルトの醍醐味ですが、自分のテンポだけではいけないので合わせる難しさもあることでしょう。
ポロネーズ第3番 「英雄ポロネーズ」イ長調 作品40-1Frederic Chopin

ピアノの詩人フレデリック・ショパンのポロネーズといえば真っ先に挙がってくるのがこの英雄ポロネーズである。
長い前奏の後にまるで英雄の到着を告げるかのような壮大で煌びやかな待ち構えているこの曲は、クラシック音楽は好きでない方でも一度は耳にしたことがあるでしょう。
聴いての通りその演奏には高度な技術と表現力が求められ、まさに英雄さながらである。
ショパンの中でも有名曲ですが難易度は高い曲としても知られています。
さまざまなピアニストが挑戦しますが、ピアノ一台でオーケストラ並みの迫力がある演奏を続けるパフォーマンスはなかなか難しいものがあります。
メロディが有名なほどミスをしたときの失敗も大きく目立ってしまいます。
最後までかっこよく弾き通したい曲ですね。
ピアノソナタ第23番 ヘ短調 作品57 熱情Ludwig van Beethoven

ピアノソナタ第23番ヘ短調『熱情』第三楽章。
激しく、どこまでも情熱的な曲は、ドイツの楽聖ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの作品です。
聴力を失っていくベートーヴェンの苦しみや悲しみが聴こえてきそうな曲です。
タイトル『熱情』にふさわしい、熱く素晴らしい旋律が魅力の名曲です。
弾くには難易度が高いですが、上級者にはぜひチャレンジしてほしい曲です。
上級者となるとある程度の楽譜はさらさら弾けるようになっていくと思いますが、ピアノソナタやコンチェルトクラスになっていくとプロのピアニストでも毎日練習しても弾けるようにならないくらい難易度が跳ね上がります。
このクラスになるとピアニスト同士でも弾けることがすごいという言葉が出てきます。
喜びの島Claude Debussy

フランスの印象派音楽の作曲家クロード・ドビュッシーを代表するピアノ曲である喜びの島は、煌びやかなトリルと装飾音が印象的、かつ幻想的な曲である。
その演奏には高い技術力が求められることはもちろんの事、官能的かつ情緒的な表現力が試される難曲中の難曲でもある。
冒頭は一見するときれいなピアノ曲ですが、後半になるにつれて技巧なところが増えていきます。
また、ただ強く弾くだけではなく、印象派ということで奏でる一音すべてに風景のようなイメージを持った弾き方が要求され、現実的というよりも夢の中で何かが落ちる、常に夢の中のようなニュアンスが出るように弾くことが難しく、ピアニストの感性が問われるドビュッシーの名曲です。