【超上級】上級者でも難しい!難易度の高いピアノ曲を厳選
ピアノは指先や腕などの繊細な運動能力を巧みに使いながら、楽譜に書いてある指示とともに作曲家の意図を読み取り、ピアニスト自らの感性も表現しつつ非常に多くの音符を一人で奏でる楽器です。
美しく繊細な表現や熱情的でまるで打楽器のように鍵盤を弾くような曲も多く存在します。
今回は数あるピアノ作品の中から上級者、プロでも難しいと言われる作品をセレクトし紹介します。
一般的に難しいと言われている有名な作品から、演奏映えはしないけれど非常に難しいマイナーな作品までをピックアップしました。
ぜひチェックしてみてください!
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【超上級】上級者でも難しい!難易度の高いピアノ曲を厳選(31〜40)
ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16Sergei Prokofiev

20世紀を代表するロシアの作曲家、セルゲイ・プロコフィエフ。
型破りな音楽性を発揮した作品から形式にそった王道の作品まで作る作曲センスと、高いピアノの実力をほこる作曲家です。
そんなセルゲイ・プロコフィエフの作品でも圧倒的な難易度で知られている曲が、こちらの『ピアノ協奏曲 第2番 ト短調』。
異常に激しい跳躍と持久力が求められる作品で、プロでも相当な練習量を積まないと簡単には弾けないと言われています。
エチュード「音の絵」作品39Sergei Rachmaninov

ロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフが故国を離れる直前に手掛けた作品の一つが、9曲から成るピアノ曲集。
1916年から1917年にかけて作曲され、通常のエチュードとは異なり、情景や物語を描く「音の絵」として構想されています。
作品33と作品39の2巻あるのですが、こちらで紹介している作品39のほうがテクニックや音楽的に演奏するのが難しいと言われています。
各曲には特有の情緒と技術的挑戦が含まれていますが、そのなかでもさらに難易度が高いと言われている作品は、1、3、5、6、9曲目。
練習曲として難しいだけでなく、「音の絵」とあるように曲の背景に絵画を連想させられるのも魅力的です。
自動演奏ピアノのための習作 第7番Conlon Nancarrow

こちらの『自動演奏ピアノのための習作 第7番』は、メキシコの現代音楽の作曲家、コンロン・ナンカロウによって作曲された作品です。
非常にマイナーなので、はじめて耳にするという方も多いのではないでしょうか。
当初は徐々にスピードを上げてまくし立てるような演奏に留まっていましたが、時間をかけて、より難しい演奏にアレンジされていきました。
そんなこの作品の最も難しい部分はリズムにあるでしょう。
この作品は人間には演奏が不可能と言われるほど、リズムが細分化されています。
なので自動演奏というわけなんですね。
ピアノソナタ第5番Alexander Scriabin

近代音楽に多大な影響をもたらしたロシアの偉大な作曲家、アレクサンドル・スクリャービン。
大きな手を持っており、彼の左手のタッチは「左手のコサック」と称されていました。
作曲に関してもその高い演奏技術と身体的なアドバンテージを武器に、非常に難易度の高い楽曲を作り出しています。
その中でもこちらの『ピアノソナタ第5番』は、圧倒的な難易度をほこります。
変則的なリズムと第1主題の跳躍が異常なほどすさまじい超上級者向けの作品です。
全ての短調による12の練習曲 Op.39 第3曲「悪魔的スケルツォ」Charles Valentin Alkan

フランスを代表するロマン派の作曲家、シャルル=ヴァランタン・アルカン。
彼の作品の中でもとくに難曲として知られているのが、こちらの『全ての短調による12の練習曲 Op.39 第3曲「悪魔的スケルツォ」』。
ナポリの六度に由来する半音関係は曲中を通してあらゆるところで散見され、場所によっては急速なアルペジオを要求されるので、相当なレベルの技術力が求められます。
まさに悪魔的な難易度と言える楽曲。
ぜひチェックしてみてください。
【超上級】上級者でも難しい!難易度の高いピアノ曲を厳選(41〜50)
ピアノ独奏による協奏曲Charles Valentin Alkan

フランスを代表するロマン派音楽の作曲家、シャルル=ヴァランタン・アルカン。
こちらの『ピアノ独奏による協奏曲』はそんな彼の代表的な作品の一つです。
日本では『ピアノ独奏のための協奏曲』と訳されることもありますね。
そんなこの作品の難しさは、なんといっても持久力。
第1楽章だけでも72ページ、演奏時間は29分にも達するほどの長さで、とにかく演奏者の体力面の負担が高い作品です。
聴いている方も疲れるほどの曲ですが、一度聴いてみる価値は大いにあるでしょう。
巡礼の年 第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」S.162 第3曲「タランテラ」Franz Liszt

フランツ・リストの集大成といっても過言ではない作品『巡礼の年 第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」S.162 』の第3曲『タランテラ』。
20代から60代までに断続的に作られた作品で、ロマン主義から印象主義へ移り変わる様子が味わえます。
そんな本作は、フランツ・リストの作品というだけあって、高い難易度をほこります。
細かい装飾音が連続する部分が非常に難しいのですが、ここは高い演奏効果を発揮する部分でもあるため、聴いている分には非常に魅力的な作品です。






