戦争や環境問題などさまざまな社会問題に踏み込んだ邦楽の名曲
世界には戦争や環境問題など、さまざまな社会問題が日々あふれています。
問題に対して一生懸命動く人もいれば、納得のいかない政策ばかりでやきもちさせられる、なんてこともありますよね。
この記事では、さまざまな社会問題に対しての思いを歌った曲を紹介します。
戦争反対、原爆の恐ろしさ、戦火にさらされる子供たち、環境問題で失われた自然、動物愛護など、あらゆる社会問題に踏み込んだ曲を集めました。
音楽を通じて、今一度世界が抱える社会問題に目を向けてみませんか。
戦争や環境問題などさまざまな社会問題に踏み込んだ邦楽の名曲(16〜20)
Love the warzSEKAI NO OWARI

唯一無二の音楽性とゴージャスなライブパフォーマンスがトレードマークとなっている男女混合4人組バンド、SEKAI NO OWARI。
メジャー1stアルバム『ENTERTAINMENT』に収録されている楽曲『Love the warz』は、テレビドラマ『おわらないものがたり』の主題歌として起用されました。
「戦争があるからこそ平和がある」という物事の裏表を描いたリリックは、終わらない戦いの連鎖へのジレンマを感じてしまいますよね。
ダークかつ壮大なアンサンブルが世界観に引き込む、大切なものは何かを考えさせられるナンバーです。
島唄THE BOOM

沖縄の美しい海や空が目に浮かぶ、THE BOOMのこの名曲。
1992年に沖縄弁であるウチナーグチバージョンがリリースされ、1993年に標準語のオリジナルバージョンがリリースされました。
沖縄戦やその犠牲になった人たちへの思いが込められた曲で、もう二度と戦争を起こすことなく平和に生きていきたいという願いが感じられます。
三線の音色が、沖縄の穏やかで爽やかな空気を感じさせますね。
もう会えない大切な人への思い、そしてもう絶対に戦争は起こさずいつまでも平和に生きていきたいという願いが歌詞には描かれています。
沖縄の美しい光景を思い浮かべながら、今一度平和を願う気持ちで聴いてみてくださいね。
カルマの坂ポルノグラフィティ

少年と少女の悲しい物語を描いた1曲。
生きるために盗みを働く少年と、売られた少女の運命が交錯する様子が、切ない歌詞とメロディーで表現されています。
2003年2月にリリースされたアルバム『WORLDILLIA』に収録された楽曲で、社会の闇や人間の裏側を描き出すポルノグラフィティの才能が存分に発揮されています。
因果応報をテーマにした歌詞は、聴く人の心に強く響きます。
社会の矛盾や不条理について考えたいときに聴きたい1曲です。
奇跡の地球桑田佳祐 & Mr.Children

人間の脆弱さと強さ、そして私たちが共有する奇跡の地球への深い愛情が込められた1曲です。
1995年1月にリリースされたチャリティーシングルで、エイズ啓発運動の一環として制作されました。
桑田佳祐さんとMr.Childrenが協力して生み出した本作は、社会問題に向き合う姿勢と希望を歌い上げています。
力強いボーカルとメッセージ性の高い歌詞が心に響きます。
聴く人の心に寄り添い、共に歩む勇気を与えてくれる楽曲といえるでしょう。
世界の危機を憂い、平和への願いを込めた歌詞は、今なお多くの人々の心を打ち続けています。
2020 DIARY斉藤和義

どこか哀愁を感じさせる歌声とメロディーの楽曲で、幅広い世代から支持を集めているシンガーソングライター、斉藤和義さん。
21stアルバム『55 STONES』に収録されている楽曲『2020 diary』は、タイトルどおり2020年に起きた出来事がミュージシャン目線でつづられたナンバーです。
世界を混乱させたコロナ禍の始まりや、今すべきことは何かを問いかけるリリックは、時間が経過した地点から見れば冷静かつ的確なメッセージに感じられますよね。
大変な時だからこそ一人ひとりがどうあるべきかを考えさせられる、ソウルフルなポップチューンです。