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戦争や環境問題などさまざまな社会問題に踏み込んだ邦楽の名曲

世界には戦争や環境問題など、さまざまな社会問題が日々あふれています。

問題に対して一生懸命動く人もいれば、納得のいかない政策ばかりでやきもちさせられる、なんてこともありますよね。

この記事では、さまざまな社会問題に対しての思いを歌った曲を紹介します。

戦争反対、原爆の恐ろしさ、戦火にさらされる子供たち、環境問題で失われた自然、動物愛護など、あらゆる社会問題に踏み込んだ曲を集めました。

音楽を通じて、今一度世界が抱える社会問題に目を向けてみませんか。

戦争や環境問題などさまざまな社会問題に踏み込んだ邦楽の名曲(21〜30)

悪い人たちBlanky Jet City

ロックバンドBlanky Jet Cityの伝説的な名曲。

不当に差別を受けてきた人々の気持ちや、アメリカの先住民族などを彷彿とさせる歌詞で、強烈なメッセージ性をはらんだ歌となっています。

かっこ良くて考えさせられるロックなナンバーです。

Horse Ridingthe HIATUS

the HIATUS – Horse Riding 【日本語字幕入り】(Music Video)
Horse Ridingthe HIATUS

荘厳なアコースティックギターの音色で幕を開ける本作は、まるで歴史の大きなうねりのなかをかけ抜けていくかのような壮大な1曲。

「繰り返される争いを断ち切り、穏やかな日々を守りたい」という切実な願いが、音楽からも映像からも伝わってきます。

この楽曲は、the HIATUSが2013年7月に発表し、オリコン10位を記録したEPの表題曲。

新メンバーである伊澤一葉さんの加入が、ピアノの音色でサウンドに一層の深みを与えています。

世界の理不尽さに胸を痛めながらも、明日へ一歩踏み出そうとするあなたの心に、きっと力強い光を灯してくれるはずです。

クスノキ-500年の風に吹かれて-福山雅治

福山雅治 – クスノキ-500年の風に吹かれて-
クスノキ-500年の風に吹かれて-福山雅治

長崎に今もなお生き続ける被爆クスノキを題材にした作品です。

500年という長い時を生き、過酷な歴史を乗り越えてきた生命の力強さが、福山雅治さんの芯のある歌声でつづられています。

この楽曲は、2014年4月発売のアルバム「HUMAN」に収録されたナンバーを、約11年の時をへてオーケストラと合唱を加えリアレンジしたもの。

その荘厳な響きは平和への祈りをいっそう深く感じさせます。

本作の収益の一部が被爆樹木の保存基金へ寄付されるというのも、音楽の力を感じられてステキですよね。

歴史に思いをはせながら、明日を生きる力をくれる、心に深く刻まれる名曲です。

2020 DIARY斉藤和義

斉藤和義 – 2020 DIARY [Music Video]
2020 DIARY斉藤和義

どこか哀愁を感じさせる歌声とメロディーの楽曲で、幅広い世代から支持を集めているシンガーソングライター、斉藤和義さん。

21stアルバム『55 STONES』に収録されている楽曲『2020 diary』は、タイトルどおり2020年に起きた出来事がミュージシャン目線でつづられたナンバーです。

世界を混乱させたコロナ禍の始まりや、今すべきことは何かを問いかけるリリックは、時間が経過した地点から見れば冷静かつ的確なメッセージに感じられますよね。

大変な時だからこそ一人ひとりがどうあるべきかを考えさせられる、ソウルフルなポップチューンです。

No.9ASIAN KUNG-FU GENERATION

日本国憲法第9条を思わせるタイトルに、平和への強いメッセージが込められたASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲です。

戦争のおろかさや理不尽さに対し、疾走感あふれるサウンドで異を唱えているかのよう。

静と動がめまぐるしく入れ替わる曲展開は、平和な日常が壊されていくことへの焦燥感と、それでも理想を諦めない心の叫びを思わせます。

この楽曲が収録されたアルバム『World World World』は2008年3月に発表された作品で、Oriconチャート1位を獲得しました。

当たり前の日常がいかに尊いものか、そしてそれを守るために何ができるのかを考えさせてくれる1曲です。

腰まで泥まみれ元ちとせ

元ちとせ 『腰まで泥まみれ』MUSIC VIDEO+「平和元年」SPOT
腰まで泥まみれ元ちとせ

静かに、しかし鋭く胸に突き刺さる、物語のような1曲です。

本作は、アメリカのフォークソング歌手、ピート・シーガーさんが1966年に書き上げた楽曲。

指導者の誤った判断によって部下たちが犠牲になるという、アメリカで実際に起きた事件を基にした悲しい物語が歌われています。

奄美のシマ唄をルーツに持つ元ちとせさんの、深く静かな怒りすら感じさせる歌声と、戦争の非合理性を淡々と綴る歌詞が見事に融合していますね。

2015年7月に発売された名盤『平和元年』に収録されたこの楽曲。

物語に描かれた理不尽な現実に、平和の尊さを改めてかみしめる方もいらっしゃるかもしれません。

ガイコクジンノトモダチゆず

フォークデュオゆずが、靖国や国旗、国歌斉唱のことを歌った強烈なメッセージソング。

歌詞だけ読むとそのメッセージ性に食傷気味になりそうですが、さすがゆず、聴きやすいフォークソングに仕上げており、みんなで歌いたくなるポップな楽曲です。