戦争や環境問題などさまざまな社会問題に踏み込んだ邦楽の名曲
世界には戦争や環境問題など、さまざまな社会問題が日々あふれています。
問題に対して一生懸命動く人もいれば、納得のいかない政策ばかりでやきもちさせられる、なんてこともありますよね。
この記事では、さまざまな社会問題に対しての思いを歌った曲を紹介します。
戦争反対、原爆の恐ろしさ、戦火にさらされる子供たち、環境問題で失われた自然、動物愛護など、あらゆる社会問題に踏み込んだ曲を集めました。
音楽を通じて、今一度世界が抱える社会問題に目を向けてみませんか。
戦争や環境問題などさまざまな社会問題に踏み込んだ邦楽の名曲(1〜10)
JAMTHE YELLOW MONKEY

ロックバンド、THE YELLOW MONKEYの9枚目のシングル曲。
ヘヴィな音像と憂いを帯びたメロディーを軸にした、バラードナンバーです。
不安や悩みを抱えている様子を描きながら、世の中を皮肉めいた視線で見つめて歌っています。
青空THE BLUE HEARTS

社会問題への痛烈な批判と希望を込めた一曲です。
差別や偏見に苦しむ人々の声を代弁し、青空の下で平等に生きる大切さを訴えかけます。
1987年のインディーズデビュー時にリリースされ、その後のメジャーデビューへの足がかりとなりました。
アニメ映画『カラフル』のエンディングテーマにも起用され、幅広い世代に愛されています。
世の中の歪みに疑問を感じている方、希望を見失いそうな方に聴いてほしい1曲。
この歌を聴けば、きっと前を向いて歩み出す勇気が湧いてくるはずです。
ずっと嘘だった斉藤和義

シンガーソングライターの斉藤和義さんが自身の楽曲『ずっと好きだった』を替え歌した反原発ソングです。
東日本大震災の原発事故と政府の対応について風刺した、痛烈なメッセージが描かれています。
この曲を自らの意思で撮影し、配信した斉藤和義さんに驚かされます。
サマータイム・ブルースRCサクセション

エディ・コクランの楽曲を忌野清志郎さんひきいるロックバンド、RCサクセションがカバーしたナンバー。
ロシアがソ連時代に起きた、チェルノブイリ原子力発電所事故の後に、原子力発電所の安全性や「日本の原発は安全です」といった広告やPR活動を痛烈に皮肉っている歌です。
平和の琉歌サザンオールスターズ

戦争の痛みと平和への願いを静かに語りかけるサザンオールスターズのナンバー。
アルバム『海のYeah!!』に収録され、1998年6月にリリースされました。
沖縄を舞台に、戦後の傷跡と癒えない心の痛みを描きつつ、愛と希望の大切さを伝えています。
桑田佳祐さんの温かな歌声が、聴く人の心に寄り添うように響きます。
平和を願う気持ちが強くなったとき、ぜひ耳を傾けてみてください。
美しい旋律と深いメッセージが、きっと心に染み入ることでしょう。
戦争と政治家ザ50回転ズ

大阪ロックンロール少年院に収容されていたメンバーで結成された、という設定で活動している3ピースロックバンド、ザ50回転ズ。
2ndアルバム『50回転ズのビリビリ!!』に収録されている楽曲『戦争と政治家』は、オールドスクールな空気感を持ったアンサンブルが印象的なナンバーです。
戦争が誰によって、誰のために始まるのかを淡々と批判していくリリックは、繰り返す歴史の愚かさをシンプルかつ的確につづっていますよね。
キャッチーなメロディーでありながらも哀愁を感じさせる、平和への叫びを描いたロックチューンです。
マシンガンをぶっ放せMr.Children

ミスチルの略称で知られ、J-POPファンであればその名を知らない人はいないであろうモンスターバンド、Mr.Children。
5thアルバム『深海』からのシングルカットとなった楽曲『マシンガンをぶっ放せ』は、憂いを感じさせるギターフレーズが叙情的ですよね。
世界情勢や人類の愚かさを皮肉るようなリリックは、声をあげたところで何も変わらない事への憤りにも感じられるのではないでしょうか。
爽快でありながらもどこかウェットな空気感が耳に残る、シニカルなナンバーです。