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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り
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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。

なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。

日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。

この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。

この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(1〜10)

虹色の戦争SEKAI NO OWAR

ポップで軽快なサウンドに、痛烈な問いかけを忍ばせたSEKAI NO OWARI初期の名曲です。

虫や花といった言葉を持たない生き物の視点から、人間の身勝手さや争いを描いています。

「自分たちが享受する平和は、誰かの犠牲の上に成り立っているのではないか」そんな、当たり前だけれど忘れがちな大切なことに気付かせてくれる楽曲です。

この楽曲は2010年4月、インディーズで発表された名盤『EARTH』に収録され、NHK・民放連共同ラジオキャンペーンソングなどにも起用されました。

本作を聴けば、見過ごしてきたものごとや平和の本当の意味について、深く思いを巡らせることができるでしょう。

腰まで泥まみれ元ちとせ

元ちとせ 『腰まで泥まみれ』MUSIC VIDEO+「平和元年」SPOT
腰まで泥まみれ元ちとせ

静かに、しかし鋭く胸に突き刺さる、物語のような1曲です。

本作は、アメリカのフォークソング歌手、ピート・シーガーさんが1966年に書き上げた楽曲。

指導者の誤った判断によって部下たちが犠牲になるという、アメリカで実際に起きた事件を基にした悲しい物語が歌われています。

奄美のシマ唄をルーツに持つ元ちとせさんの、深く静かな怒りすら感じさせる歌声と、戦争の非合理性を淡々と綴る歌詞が見事に融合していますね。

2015年7月に発売された名盤『平和元年』に収録されたこの楽曲。

物語に描かれた理不尽な現実に、平和の尊さを改めてかみしめる方もいらっしゃるかもしれません。

八月の歌浜田省吾

八月の歌(浜田省吾)歌ってみました
八月の歌浜田省吾

社会派のミュージシャンとして人気のある彼の1986年にリリースした曲です。

広島出身であり、社会的メッセージソングを歌っている彼の心が痛いほど伝わってくる1曲です。

反戦歌とともに戦後の日本経済成長とその裏にかくれた大きな課題が歌われています。

とくに2番の歌詞には彼の強い思いが感じ取れます。

彼にとって真夏の暑さは、戦争への記憶へと結びついていくものなのでしょう。

家路from00, 悠稀。, 三栖

悠稀。, 三栖 – 家路 – 【Artistic short film】
家路from00, 悠稀。, 三栖

令和生まれのクリエイターが集う音楽プロジェクトfrom00が、2024年10月に公開した作品です。

ボーカルを務める悠稀さんの透明感のある歌声が、作詞作曲を手がけた三栖さんの情緒的な旋律にのって心に響きます。

戦争を前にした世代の無力感や社会への問いかけを内包しつつ、「無力だとあきらめてしまっている世代へ伝えたい」という思いで作られた本作。

どうしようもない現実への葛藤を抱えながらも、平和への祈りを手放したくないと感じる人々の心に、深く寄り添ってくれるのではないでしょうか。

No.9ASIAN KUNG-FU GENERATION

激しいサウンドのなかに平和への切実な祈りを込めた、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲です。

「不条理がまかり通る世界でも、信じるものを手放したくない!」という、ささやかな日常への愛おしさを表す叫びが心に刺さります。

この楽曲は、2008年3月当時にリリースされ、オリコンチャートで第1位を獲得した名盤『World World World』に収録されています。

アルバム収録曲ながら、その強いメッセージ性から根強い人気を誇る本作。

世界のニュースに触れて無力感を覚えるとき、当たり前の平和の尊さを改めて考えさせてくれるのではないでしょうか。

Love The WarzSEKAI NO OWAR

ファンタジックなサウンドにのせて、平和の本質を痛烈に問いかけるSEKAI NO OWARIの1曲です。

平和を強く願うあまり、皮肉にも争いを繰り返してしまう人間のどうしようもない姿が、胸に突き刺さる言葉で描かれています。

「本当の平和とは?」という重い問いを、あえてポップなメロディで表現することで、そのメッセージが一層深く響くのかもしれませんね。

この楽曲は2012年7月に発売されたアルバム『ENTERTAINMENT』に収録され、ドラマ『おわらないものがたり』の主題歌にもなりました。

本作を聴きながら平和について考えてみてはいかがでしょうか?

Horse Ridingthe HIATUS

the HIATUS – Horse Riding 【日本語字幕入り】(Music Video)
Horse Ridingthe HIATUS

本作は、the HIATUSが2013年7月に発表したEP『Horse Riding EP』の表題曲。

戦いに向かう人々の行進や武器を手に取る姿を描く一方で、穏やかな日常や家族の笑顔といった守るべき平和な光景も歌詞に織り込まれています。

その音像からは、争いのおろかさと失われてはならない日々の尊さがひしひしと伝わってくるかのようです。

音楽を通して平和の意味を静かに考えたい、そんな夜に聴いてみてはいかがでしょうか。

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