【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り
音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。
なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。
日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。
この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。
この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。
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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(61〜70)
原爆を許すまじ木下 航二

1954年、ビキニ環礁上で水爆実験がおこなわれ、第五福竜丸が被爆したことをきっかけに原水爆反対の署名運動に参加した木下航二さんが独学で作曲した反戦歌です。
原爆が落とされた後の町の風景や人々の気持ちが痛々しいほどに伝わってくる曲です。
The War SongCulture Club

1970年代にイギリスで流行したニューロマンティックを代表するバンドであるカルチャー・クラブが歌う反戦歌といえば、1984年にリリースされたシングル『The War Song』です。
全英チャートでは第2位にランクインし、戦争がいかに無益で愚かな行いかを歌っているんですよね。
ボーカルを務めるボーイ・ジョージさんは親日家としても知られていて、『The War Song』の最後には日本語でのメッセージも込められているんです。
言伝 -ことづて-ポルノグラフィティ

穏やかなロックサウンドに、深い祈りと願いが込められた1曲です。
被爆80年を迎える広島をテーマに、ポルノグラフィティが制作した55枚目のシングルで、2025年4月に配信されました。
NHK広島放送局のドキュメンタリー番組『コネクト 未来への言伝―ことづて― ポルノグラフィティが、“歌”でつなぐ』のエンディングテーマとして使用。
番組では楽曲制作の背景や被爆者との対話の様子が紹介されました。
平和への思いを感じたいときや、心を静かに落ち着けたいときに、ぜひ聴いてみてください。
Happy Xmas (War Is Over)John Lennon & Yoko Ono

ベトナム戦争下における世界情勢のなかで1971年にリリースされた『Happy Xmas (War Is Over)』。
ビートルズのメンバーであるジョン・レノンさんと妻であるオノ・ヨーコさんによって制作されました。
クリスマスソングの定番曲として知られていますが、平和の訪れを願う曲でもあります。
クラシカルなメロディーラインやコーラスワークが心に響くでしょう。
戦争が終わりを告げれば、かがやく未来が待っていると感じさせてくれる名曲です。
himeyuri~ひめゆりの詩~MONGOL800

「ひめゆり」というと、ひめゆり学徒隊やひめゆりの塔など、沖縄戦に関する出来事を思わせます。
この曲には、楽曲が公開された2015年からたった70年前に沖縄で起きたそうした悲惨な出来事を、戦争になじみが薄くなった今の若い世代にも知ってもらうキッカケになるようにとの思いが込められています。
平和を願う気持ちがつづられた歌詞の中には、平和について考えさせられる言葉がたくさん込められていて心を打たれるはずです。
Wake Me Up (When This Nightmare’s Over)Simple Plan

「世界で起こる争いが少しでも早く終わってほしい」という思いがこめられた『Wake Me Up』。
2011年に起こった東日本大震災の被災者救援に協力したことでも知られるカナダ出身のバンド、シンプル・プランが2022年に制作しました。
ボーダーレスな魅力をもつストレートなバンドサウンドが胸を打つんですよね。
戦争への本音がつづられた歌詞に共感する方も多いでしょう。
動画を見るだけでも募金活動につながる反戦歌を聴いてみてはいかがでしょうか。
僕たちは戦わないAKB48

2015年にリリースされたAKB48の楽曲がこちらです。
AKB48が平和をモチーフにした曲を歌うのは初めての試みで、それだけでも印象深いです。
MVでは、白い服を着た『戦わない』天使のメンバーと、黒い服を着た『戦う』悪魔のメンバーが交互に登場し、最後に戦わない選択をします。
たしかに戦い続けると終わりはなく、憎しみが憎しみを呼ぶので、誰かがその連鎖を止めることが大切ですよね。
AKB48のように、国民的に認知されているグループがこういった曲を発表するのはとても意味があると思います。






