【反戦歌】戦争が生んだ悲劇を現代に伝える名曲
太平洋戦争以降、日本人にとっては戦争を意識する機会は随分と減りました。
しかしベトナム戦争や湾岸戦争、さらには2022年のロシアとウクライナの争い、2023年のイスラエルとガザの武力衝突など、いまだに世界中で争いは絶えません。
この記事では、戦争反対への気持ちを込めてミュージシャンたちが手掛けてきた反戦歌を紹介していきます。
戦争の恐ろしさやむごさ、関わった人たちの悲しみ、二度と過ちを起こしてはいけないという決意など、平和に向けてのさまざまな感情が込められた楽曲ばかりです。
私たちも歌詞に込められた思いを読み解き知ること、できることをやっていきたいと思います。
これから紹介する楽曲とともに、あらためて平和について一緒に考えてみましょう。
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【反戦歌】戦争が生んだ悲劇を現代に伝える名曲(21〜40)
IMAGINE忌野清志郎

平和を願う曲といえばジョン・レノンさんの『Imagine』ですよね。
こちらは2009年に惜しまれながもこの世を去った、愛すべきロックシンガー忌野清志郎さんが『Imagine』を日本語で歌ったものです。
愛や平和を心から信じ、願った彼らが歌うからこそ届くメッセージがそこにはあります。
ハナミズキ一青窈

2001年にアメリカでおこった同時多発テロを受け、現地に居た友人からのメールをキッカケに制作されたというエピソードが有名なこの曲は、シンガーソングライター一青窈さんの代表曲の一つ。
大切な人の幸せを願う気持ちを優しい言葉でつづった歌詞が美しいんですよね。
そうした歌詞を見ていると、戦争がなくなり、いつまでも平和に暮らせる世界になってほしいと心の底から感じるはず。
あなたもご自身の大切な人を思い浮かべながら聴いてみてください。
キーウから遠く離れてさだまさし

テレビから流れてくるウクライナでの惨状に衝撃を受ける人は多いでしょう。
その中で、さだまさしさんの『キーウから遠く離れて』は、その痛みを音楽に込めた楽曲。
政治的なテーマは敬遠しがちなアーティストが多い中で、さださんは反戦メッセージを歌に託しました。
戦争の悲惨さと、それにもかかわらず生命の再生を見据えた歌詞は、誰しもが心に染み入るでしょう。
この曲を聴くことでみなさんのウクライナへの思いも新たに、行動するきっかけになるのでは。
Blowin’ In The WindBob Dylan

フォークの名曲『Blowin’ In The Wind』は、1960年代に大ヒットしたボブ・ディランさんの代表曲です。
耳なじみのいいメロディラインが魅力的な一方、歌詞の一部では戦争がもたらす悲惨な状況が描かれています。
歌詞の多くはリスナーに向けて問いかけるようにつづられており、「どうすれば戦争がなくなり、平和な世界が実現するのか」をあらためて考えさせられるような内容に仕上がっています。
一方的に反戦を訴えるだけではないところがこの曲の魅力と言えるでしょう。
Fight the nightONE OK ROCK

ONE OK ROCKが2015年に発表した楽曲『Fight the night』は、心を打つ反戦のメッセージを持つ名曲です。
この曲が収められているアルバム『35xxxv』は、リリースされて以降、多くのリスナーの共感を呼びました。
現代を生きる私たちに、戦争とは何か、そして平和の大切さを問いかけてくれる楽曲です。
力強いメロディと痛切な歌詞からは、ONE OK ROCKさんの音楽的な深みと成熟が感じられます。
とくに、これからの未来に希望を持ち続けるよう呼びかけている点が印象的です。
戦争を目の当たりにしない私たちも、彼らの音楽を通じて、平和への願いを新たにするチャンスがありますよ!