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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。

なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。

日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。

この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。

この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(71〜80)

愛する人に歌わせないで森山良子

愛する人に歌わせないで/森山良子~MillesVents~
愛する人に歌わせないで森山良子

森田公一さんの作詞作曲です。

森田さんの生い立ちをモチーフに作られたそうです。

森山さんとずっとコンサートが一緒だった時、森山さんにこの歌を聴かせたことが縁だったとか。

ここにも戦争で父親を亡くした悲しみがつづられています。

僕たちは戦わないAKB48

【MV full】 僕たちは戦わない / AKB48[公式]
僕たちは戦わないAKB48

2015年にリリースされたAKB48の楽曲がこちらです。

AKB48が平和をモチーフにした曲を歌うのは初めての試みで、それだけでも印象深いです。

MVでは、白い服を着た『戦わない』天使のメンバーと、黒い服を着た『戦う』悪魔のメンバーが交互に登場し、最後に戦わない選択をします。

たしかに戦い続けると終わりはなく、憎しみが憎しみを呼ぶので、誰かがその連鎖を止めることが大切ですよね。

AKB48のように、国民的に認知されているグループがこういった曲を発表するのはとても意味があると思います。

オレ達の大和般若

俺たちの大和/般若 ※説明欄に歌詞転載
オレ達の大和般若

国内ヒップホップシーンで絶大な人気を誇るラッパー、般若さんの楽曲で映画『男たちの大和/YAMATO』のサポートソングに起用された1曲。

ピアノの伴奏がメインのシックなビートに乗せて、般若さんの落ち着きがありつつも熱くて情熱的なラップが響きます。

「お国のために」と戦地に行くしかなかった当時の若者の様子をつづった歌詞は聴いているだけで心が苦しく、こんな歴史は二度と繰り返してはいけないと考えさせられます。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(81〜90)

INORI ~祈り~クミコ

クミコ / INORI~祈り~
INORI ~祈り~クミコ

シャンソン歌手としてデビューしたクミコさん。

シャンソンは歌詞を大切にするジャンルで、演劇のようにストーリーを表現するともいわれています。

そんなクミコさんが歌う、こちらの曲は、広島の平和記念公園にある『原爆の子の像』のモデルでもある禎子さんのことを歌っています。

彼女は治ることを祈りながら、苦い薬の包み紙で千羽鶴を折り続けていましたが、12歳の若さで亡くなりました。

クミコさんはこの曲を大切に歌い続けていきたいそうです。

言伝 -ことづて-ポルノグラフィティ

穏やかなロックサウンドに、深い祈りと願いが込められた1曲です。

被爆80年を迎える広島をテーマに、ポルノグラフィティが制作した55枚目のシングルで、2025年4月に配信されました。

NHK広島放送局のドキュメンタリー番組『コネクト 未来への言伝―ことづて― ポルノグラフィティが、“歌”でつなぐ』のエンディングテーマとして使用。

番組では楽曲制作の背景や被爆者との対話の様子が紹介されました。

平和への思いを感じたいときや、心を静かに落ち着けたいときに、ぜひ聴いてみてください。

家路悠稀。, 三栖

「00年代生まれが作る令和の反戦歌」をコンセプトに、シンガーの悠稀さんとコンポーザーの三栖さんが手がけた壮大な1曲です。

本作で描かれるのは、ありふれた日常の風景を通して見る、戦争のおろかさと平和の尊さ。

誰かの犠牲の上に成り立つ平和への罪悪感や、何もできない無力感という、現代を生きる世代の複雑な心境が歌われているのも印象的ですよね。

この楽曲は2024年10月に音楽プロジェクトの一環として公開されました。

日常の尊さを改めて感じたいときに聴けば、きっと心に深く響くでしょう。

いのちのリレーさんご

平和への願いと命の尊さを伝える珠玉の1曲です。

沖縄出身の3人の母親たちが紡ぎ出した歌声が、心に深く響きます。

2015年5月、NHK沖縄放送局の戦後70年テーマソングとして発表された本作は、40人の沖縄の小学生たちのコーラスも加わり、壮大な世界観を作り上げています。

過去の悲劇を繰り返さないという強い意志と、未来への希望が込められた歌詞は、聴く人の心に染みわたります。

戦争や争いの悲しみを知る人々はもちろん、平和な日常に感謝しつつも、世界の現状に目を向けたいと思う人にもぜひ聴いてほしい楽曲です。