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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。

なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。

日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。

この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。

この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(71〜80)

明日なき世界高石友也

代表曲『受験生ブルース』で知られる、日本におけるフォークソングのパイオニアの高石友也さん。

『明日なき世界』は、1969年のフォークアルバム第3集『坊や大きくならないで』に収録された楽曲です。

バリー・マクガイアさんが歌った『Eve of Destruction』が原曲となっており、RCサクセションのカバーでも知られています。

原曲は放送禁止になったほどの残酷な光景を描いた歌詞で、高石さんのバージョンは話しかけられているように訳されています。

長年たった現在もこのような状況が当てはまるというのは到底許されることではありません。

反戦を歌うことやその歌を聴くことも発信の一つであり、声をあげ続けていくことを痛感させられます。

折り鶴梅原司平

合唱曲 折り鶴 おりづる ~ 平和への祈りを込めて ~
折り鶴梅原司平

シンガーソングライターの梅原司平さんによる楽曲で、広島と長崎の原爆をテーマとしたメッセージ性の強い歌です。

さまざまな平和運動の現場で歌い継がれています。

児童合唱団によってカバーされるなど、教育の現場でも合唱曲として定着しています。

静かなるアフガン長渕剛

静かなるアフガン (「長渕 剛 ALL NIGHT LIVE IN 桜島 04.8.21」より)
静かなるアフガン長渕剛

2001年に起こったアメリカ同時多発テロ事件に伴うアフガニスタン紛争について歌ったのが、長渕剛さんの『静かなるアフガン』です。

長渕さんといえば音楽の力を使い国や政治に意見を述べてきた、数少ないミュージシャンの一人ですよね。

『静かなるアフガン』は2002年にリリースされたシングルで、長渕剛さんらしい率直で容赦のない歌詞が印象的です。

残念ながらあまりにストレートすぎる歌詞が問題となりテレビやラジオでの放送はできなくなってしまいましたが、ぜひ一度聴いてみてほしい反戦歌なんですよね。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(81〜90)

果てなき大地の上に加藤登紀子

加藤登紀子コンサート2022果てなき大地の上にTokiko Kato Concert 2022 Long Journey, Hard Earth
果てなき大地の上に加藤登紀子

加藤登紀子さんの『果てなき大地の上に』は、ただひたすらに平和への願いを斉唱する反戦歌です。

曲名そのままに、戦火の絶えない地にさらされる人々へ対する深い共感と期待が詩に織り込まれており、その言葉たちには震えるほどの説得力が宿っています。

彼女の声に添えられたメッセージが、真っすぐに人々の心に届くことを願わずにはいられません。

一人ひとりが歌の世界に心を寄せ、その真実に目を向けることで、二度と繰り返されてはならない過ちを思い出す重要性をあらためて認識できるのではないでしょうか。

白百合の花が咲く頃新垣勉

白百合の花が咲く頃  (When the flower of a white lily blooms)
白百合の花が咲く頃新垣勉

2005年リリース、THE BOOMの宮沢和史さんが作詞作曲を手掛けた反戦歌です。

穏やかなメロディーに込められた歌詞は、戦時中の悲惨な体験から平和への願いが込められています。

戦争で大切な人を失った悲しみはいつまでも消えません。

現在平和な日本も戦争を体験して、たくさんの悲しみを乗り越えてきたことを忘れてはいけないと感じさせてくれる曲です。

悲しいときはいつも松田博幸

悲しいときはいつも – 松田博幸 ~特攻隊~
悲しいときはいつも松田博幸

松本零士さんの代表作の一つで、第二次世界大戦をベースにした短編漫画集の『ザ・コクピット』のテーマ曲です。

戦争にほんろうされた人々の生きざまを描いた作品ですが、壮大なメロディーに切なさと悲しさが伝わる1曲ですね。

特攻隊として命をかけていた方たちの本当の気持ちは誰にもわかりませんが、戦争の悲しさと決して繰り返してはならない平和の思いが伝わり胸が絞めつけられます。

いのちのリレーさんご

平和への願いと命の尊さを伝える珠玉の1曲です。

沖縄出身の3人の母親たちが紡ぎ出した歌声が、心に深く響きます。

2015年5月、NHK沖縄放送局の戦後70年テーマソングとして発表された本作は、40人の沖縄の小学生たちのコーラスも加わり、壮大な世界観を作り上げています。

過去の悲劇を繰り返さないという強い意志と、未来への希望が込められた歌詞は、聴く人の心に染みわたります。

戦争や争いの悲しみを知る人々はもちろん、平和な日常に感謝しつつも、世界の現状に目を向けたいと思う人にもぜひ聴いてほしい楽曲です。