【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り
音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。
なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。
日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。
この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。
この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。
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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(71〜80)
愛する人に歌わせないで森山良子

森田公一さんの作詞作曲です。
森田さんの生い立ちをモチーフに作られたそうです。
森山さんとずっとコンサートが一緒だった時、森山さんにこの歌を聴かせたことが縁だったとか。
ここにも戦争で父親を亡くした悲しみがつづられています。
静かなるアフガン長渕剛

2001年に起こったアメリカ同時多発テロ事件に伴うアフガニスタン紛争について歌ったのが、長渕剛さんの『静かなるアフガン』です。
長渕さんといえば音楽の力を使い国や政治に意見を述べてきた、数少ないミュージシャンの一人ですよね。
『静かなるアフガン』は2002年にリリースされたシングルで、長渕剛さんらしい率直で容赦のない歌詞が印象的です。
残念ながらあまりにストレートすぎる歌詞が問題となりテレビやラジオでの放送はできなくなってしまいましたが、ぜひ一度聴いてみてほしい反戦歌なんですよね。
情けねえとんねるず

1990年に起こった湾岸戦争を受けて制作された楽曲です。
お笑いコンビ、とんねるずが歌った作品で、91年にシングルリリース。
トレンディな雰囲気を持った曲調に、2人の男らしい歌声が映えています。
真っすぐな気持ちがつづられた歌詞も印象的。
「そうだよな」とうなずきたくなるような仕上がりです。
どこかまったく違う世界で起きているのが「戦争」……ではありません。
一つ、自分の在り方を考えるきっかけになってくれるメッセージソングです。
【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(81〜90)
ピースとハイライトサザンオールスターズ

世界情勢を憂いた歌詞が話題になったのが、サザンオールスターズの『ピースとハイライト』です。
この楽曲がリリースされた2013年はシリアの内戦や日韓の関係悪化など、世界的に緊張度の高い1年だったと言えます。
『ピースとハイライト』には作曲者である桑田佳祐さんの平和を願ったメッセージが込められているんですよね。
オリコンシングルチャートでは第1位を獲得し、フォルクスワーゲン「New Golf」のコマーシャルソングに起用されています。
豪華なホーンセクションやポップなサウンドが、明るい気分にさせてくれる1曲です。
白百合の花が咲く頃新垣勉

2005年リリース、THE BOOMの宮沢和史さんが作詞作曲を手掛けた反戦歌です。
穏やかなメロディーに込められた歌詞は、戦時中の悲惨な体験から平和への願いが込められています。
戦争で大切な人を失った悲しみはいつまでも消えません。
現在平和な日本も戦争を体験して、たくさんの悲しみを乗り越えてきたことを忘れてはいけないと感じさせてくれる曲です。
悲しいときはいつも松田博幸

松本零士さんの代表作の一つで、第二次世界大戦をベースにした短編漫画集の『ザ・コクピット』のテーマ曲です。
戦争にほんろうされた人々の生きざまを描いた作品ですが、壮大なメロディーに切なさと悲しさが伝わる1曲ですね。
特攻隊として命をかけていた方たちの本当の気持ちは誰にもわかりませんが、戦争の悲しさと決して繰り返してはならない平和の思いが伝わり胸が絞めつけられます。
いのちのリレーさんご

平和への願いと命の尊さを伝える珠玉の1曲です。
沖縄出身の3人の母親たちが紡ぎ出した歌声が、心に深く響きます。
2015年5月、NHK沖縄放送局の戦後70年テーマソングとして発表された本作は、40人の沖縄の小学生たちのコーラスも加わり、壮大な世界観を作り上げています。
過去の悲劇を繰り返さないという強い意志と、未来への希望が込められた歌詞は、聴く人の心に染みわたります。
戦争や争いの悲しみを知る人々はもちろん、平和な日常に感謝しつつも、世界の現状に目を向けたいと思う人にもぜひ聴いてほしい楽曲です。