【反戦歌】戦争が生んだ悲劇を現代に伝える名曲
太平洋戦争以降、日本人にとっては戦争を意識する機会は随分と減りました。
しかしベトナム戦争や湾岸戦争、さらには2022年のロシアとウクライナの争い、2023年のイスラエルとガザの武力衝突など、いまだに世界中で争いは絶えません。
この記事では、戦争反対への気持ちを込めてミュージシャンたちが手掛けてきた反戦歌を紹介していきます。
戦争の恐ろしさやむごさ、関わった人たちの悲しみ、二度と過ちを起こしてはいけないという決意など、平和に向けてのさまざまな感情が込められた楽曲ばかりです。
私たちも歌詞に込められた思いを読み解き知ること、できることをやっていきたいと思います。
これから紹介する楽曲とともに、あらためて平和について一緒に考えてみましょう。
【子どもたちの命と権利を守るための緊急募金にご協力ください】
- 【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲
- 【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌
- 平和を願う歌。いつまでも世界が平和でありますように
- 【平和を願って】ウクライナを支援する曲
- 歌詞が深イイ。聴くほどに沁みる曲。邦楽の名曲、おすすめの人気曲
- 戦争や環境問題などさまざまな社会問題に踏み込んだ邦楽の名曲
- 祈りをテーマにした邦楽。温かいメッセージが胸に響く曲
- 【泣きたい時・悲しい時に】聴くと泣けてくる涙の名曲
- 涙腺崩壊まちがいなし!Z世代におすすめしたい泣ける名曲たち
- 色あせない名曲ばかり!弾き語りにおすすめしたい昭和のヒットソング
- ゆとり世代の方におすすめ!J-POPシーンの泣ける名曲たち
- 怒りの歌。洋楽の怒りソング。おすすめの名曲、人気曲
- 世界でも愛される日本の名曲。JAPAN MUSIC【有名曲】
- ノスタルジックな空気感が涙腺を刺激する。昭和の号泣ソング
【反戦歌】戦争が生んだ悲劇を現代に伝える名曲(61〜80)
世界はそれを愛と呼ぶんだぜサンボマスター

ロックバンド、サンボマスターの全力で愛と平和を叫ぶこちらの1曲。
LOVE&PEACEというジョン・レノンさんからの系譜を、そのまま現代のロックサウンドに泥臭く乗せた歌詞が最高にかっこいいです。
全身全霊で愛と平和を歌う姿がとても感動できるメッセージの強い曲です。
Happy Xmas (War Is Over)John Lennon & Yoko Ono

ベトナム戦争下における世界情勢のなかで1971年にリリースされた『Happy Xmas (War Is Over)』。
ビートルズのメンバーであるジョン・レノンさんと妻であるオノ・ヨーコさんによって制作されました。
クリスマスソングの定番曲として知られていますが、平和の訪れを願う曲でもあります。
クラシカルなメロディーラインやコーラスワークが心に響くでしょう。
戦争が終わりを告げれば、かがやく未来が待っていると感じさせてくれる名曲です。
蛍サザンオールスターズ

爽やかでありながらもどこか哀愁や切なさを感じさせるアレンジで唯一無二のサウンドを生み出している5人組ロックバンド、サザンオールスターズの楽曲。
54thシングル『ピースとハイライト』に収録されている楽曲で、映画『永遠の0』の主題歌として書き下ろされたナンバーです。
戦争により失われた命の尊さやはかなさ、残された人の祈りを感じさせる歌詞からは、どんな悲劇にも負けない人間の強さを感じさせられるのではないでしょうか。
ピアノとストリングスをフィーチャーした奥行きのあるサウンドが心を癒やしてくれる、未来へと歌い継がれていくであろう名曲です。
静かなるアフガン長渕剛

2001年に起こったアメリカ同時多発テロ事件に伴うアフガニスタン紛争について歌ったのが、長渕剛さんの『静かなるアフガン』です。
長渕さんといえば音楽の力を使い国や政治に意見を述べてきた、数少ないミュージシャンの一人ですよね。
『静かなるアフガン』は2002年にリリースされたシングルで、長渕剛さんらしい率直で容赦のない歌詞が印象的です。
残念ながらあまりにストレートすぎる歌詞が問題となりテレビやラジオでの放送はできなくなってしまいましたが、ぜひ一度聴いてみてほしい反戦歌なんですよね。
情けねえとんねるず

1990年に起こった湾岸戦争を受けて制作された楽曲です。
お笑いコンビ、とんねるずが歌った作品で、91年にシングルリリース。
トレンディな雰囲気を持った曲調に、2人の男らしい歌声が映えています。
真っすぐな気持ちがつづられた歌詞も印象的。
「そうだよな」とうなずきたくなるような仕上がりです。
どこかまったく違う世界で起きているのが「戦争」……ではありません。
一つ、自分の在り方を考えるきっかけになってくれるメッセージソングです。
ヒロシマの有る国で合唱曲

日本にとって戦争というイメージと直結する広島県と原子爆弾をテーマとした合唱曲。
戦争により理不尽に奪われた命や人生をリアルに描いた歌詞は、その悲惨さを現代に伝えてくれていますよね。
世界で唯一の被爆国である日本だからこそ、その悲しさや苦しみを発信していくべきだというメッセージは、これまでもこれからも語り継いでいくべき使命なのではないでしょうか。
今もなお絶えることのない争いの愚かさを後世に伝えてくれる、世界中に広まってほしい反戦歌です。