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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。

なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。

日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。

この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。

この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(41〜50)

明日なき世界高石友也

代表曲『受験生ブルース』で知られる、日本におけるフォークソングのパイオニアの高石友也さん。

『明日なき世界』は、1969年のフォークアルバム第3集『坊や大きくならないで』に収録された楽曲です。

バリー・マクガイアさんが歌った『Eve of Destruction』が原曲となっており、RCサクセションのカバーでも知られています。

原曲は放送禁止になったほどの残酷な光景を描いた歌詞で、高石さんのバージョンは話しかけられているように訳されています。

長年たった現在もこのような状況が当てはまるというのは到底許されることではありません。

反戦を歌うことやその歌を聴くことも発信の一つであり、声をあげ続けていくことを痛感させられます。

いのちの理由Chris Hart

クリス・ハート – 「いのちの理由」MUSIC VIDEO
いのちの理由Chris Hart

合唱曲としても人気なこちらの曲は『いのちの理由』です。

作詞作曲はさだまさしさんで、クリス・ハートさんがカバーしたバージョンです。

近頃は戦争だけでなく、人の命を奪う悲しい事件が多いですよね。

生まれてきて意味のない命などないんだと、教えてくれる大事な1曲です。

消えた八月作詞:栄谷温子/作曲:黒沢吉徳(合唱曲)

戦争をテーマに歌った合唱曲はたくさんありますが、『消えた八月』は原子爆弾について歌った合唱曲です。

太平洋戦争の終戦直前に広島と長崎に投下され、多くの犠牲者を出し甚大な被害をもたらしました。

原爆投下の瞬間やその後を歌った『消えた八月』の歌詞からは、生々しくて強いメッセージを感じますよね。

しかし絶対に目をそむけず、向き合って後世に伝えなければならないことです。

合唱コンクールなどの選曲に迷っているのなら、ぜひ『消えた八月』を歌ってみてください!

We are the WorldUSA For Africa

マイケル・ジャクソンさんをはじめビリー・ジョエルさんやボブ・ディランさんなど、そうそうたるメンバーが参加したことで有名な楽曲。

1985年の政策で、アフリカの飢餓と貧困を解消するために立ち上がったメンバーによるキャンペーンソングです。

この曲によってアフリカの当時の実情が世界に広く認知され、世界の平和な未来を願う気持ちがたくさんのリスナーに届き、行動を喚起した偉大な楽曲です。

イムジン河The Folk Crusaders

1968年にリリースされ、即発売中止になったフォーククルセダーズのカバー曲。

南北朝鮮のことを歌った楽曲で、この曲の歌詞が引っかかり、政治的配慮という理由で発売禁止になりました。

この曲のエピソードや歌詞をきっかけにこの問題について考えてみるのはいかがでしょうか。

Only One,Only YouGLAY

ヴィジュアル系ロックバンドとして、20年以上を第一線で活躍する、GLAY。

彼らが2022年にリリースした、60枚目となるシングル『Only One, Only You』は、リーダーであるTAKUROさんがウクライナへの侵攻をきっかけに作った、反戦歌です。

日常が壊れていく様子や、がれきとなった街並みが描かれた歌詞は、ニュースやSNSなどで目にした悲しい現実とリンクする方が多いのではないでしょうか。

戦いをやめて、自分だけじゃなくみんなの平和を願おう。

そうした強い思いを感じる1曲です。

静かなるアフガン長渕剛

静かなるアフガン (「長渕 剛 ALL NIGHT LIVE IN 桜島 04.8.21」より)
静かなるアフガン長渕剛

2001年に起こったアメリカ同時多発テロ事件に伴うアフガニスタン紛争について歌ったのが、長渕剛さんの『静かなるアフガン』です。

長渕さんといえば音楽の力を使い国や政治に意見を述べてきた、数少ないミュージシャンの一人ですよね。

『静かなるアフガン』は2002年にリリースされたシングルで、長渕剛さんらしい率直で容赦のない歌詞が印象的です。

残念ながらあまりにストレートすぎる歌詞が問題となりテレビやラジオでの放送はできなくなってしまいましたが、ぜひ一度聴いてみてほしい反戦歌なんですよね。