【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り
音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。
なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。
日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。
この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。
この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。
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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(1〜10)
No.9ASIAN KUNG-FU GENERATION

激しいサウンドのなかに平和への切実な祈りを込めた、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲です。
「不条理がまかり通る世界でも、信じるものを手放したくない!」という、ささやかな日常への愛おしさを表す叫びが心に刺さります。
この楽曲は、2008年3月当時にリリースされ、オリコンチャートで第1位を獲得した名盤『World World World』に収録されています。
アルバム収録曲ながら、その強いメッセージ性から根強い人気を誇る本作。
世界のニュースに触れて無力感を覚えるとき、当たり前の平和の尊さを改めて考えさせてくれるのではないでしょうか。
Love The WarzSEKAI NO OWAR

ファンタジックなサウンドにのせて、平和の本質を痛烈に問いかけるSEKAI NO OWARIの1曲です。
平和を強く願うあまり、皮肉にも争いを繰り返してしまう人間のどうしようもない姿が、胸に突き刺さる言葉で描かれています。
「本当の平和とは?」という重い問いを、あえてポップなメロディで表現することで、そのメッセージが一層深く響くのかもしれませんね。
この楽曲は2012年7月に発売されたアルバム『ENTERTAINMENT』に収録され、ドラマ『おわらないものがたり』の主題歌にもなりました。
本作を聴きながら平和について考えてみてはいかがでしょうか?
平和の琉歌サザンオールスターズ

桑田佳祐さんがボーカルを務めるサザンオールスターズは、平和をテーマにした曲を数多く手掛けています。
その中でも、とくに聴いてほしいのが『平和の琉歌』です。
ファンの方はピンとくるかもしれませんが、1996年のツアーの表題曲ですね。
沖縄の民謡を思わせる優しいメロディーに乗せて、反戦のおもいやが歌われています。
また、戦争を経験した日本が、これからどのような道を歩むべきかという問いかけも込められています。
ぜひ聴いて、今後の日本や世界について思いを巡らせてみてください。
【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(11〜20)
世界平和SEKAI NO OWAR

ファンタジックな世界観で知られるSEKAI NO OWARIの、原点ともいえる強烈なメッセージソングです。
人々が理想として掲げる「平和」という言葉の裏にひそむ矛盾や暴力性が、痛烈な視点で描かれています。
平和を願うこと自体が、実は新たな争いを生み出す怪物なのではないかという、根源的な問いを突きつける世界観に、心を揺さぶられますね。
2010年4月にインディーズで発表されたアルバム『EARTH』に収録された本作。
作詞作曲を手がけたFukaseさんが当時抱えていた社会への違和感や、個人的な苦悩が色濃く反映されており、バンド名の由来とも重なる深い思索が感じられます。
ひまわり“SUNWARD”中島みゆき

太陽に向かって力強く咲き誇るひまわりの姿に、平和への切実な祈りを重ねたような中島みゆきさんの名曲です。
どんな過酷な状況下でも希望を失わず、光さす未来へ向かおうとする強い意志が込められています。
1994年10月に発売されたアルバム『LOVE OR NOTHING』に収められた本作。
アレンジャーの瀬尾一三さんは「ひまわり畑の映像」から着想を得てアレンジを組み立てたそうです。
温かくも壮大なサウンドが、歌詞の持つメッセージを力強く後押ししていますね。
平和の尊さを考えたいときに聴くと、心に温かい光が射し込んでくるかもしれません。
広島 愛の川作詞:中沢啓治作詩/作曲:山本加津彦

漫画『はだしのゲン』の作者、中沢啓治さんが遺した唯一の詩から生まれた荘厳な祈りの歌です。
原爆の悲しみと未来への願いを、広島の川の流れに浮かぶ無数のあかりに託したような情景が目に浮かびます。
この楽曲は、2014年6月に発売された作品で、毎年8月6日の原爆記念日には広島の平和イベントで合唱されるなど、平和の象徴として大切に歌い継がれています。
歴史に刻まれた記憶に静かに心を寄せ、平和の尊さを改めて考えたいときに聴いてみてほしい1曲です。
しあわせについてさだまさし
平和への強い祈りが込められた、さだまさしさんの叙情的なバラード。
静かなピアノと荘厳な弦楽の響きが印象的な作品です。
繰り返し投げかけられる「幸せですか」という問いは、平和な時代を生きる私たちの心に深く突き刺さりますね。
この楽曲は1982年5月に、沖縄戦の悲劇を描いた映画『ひめゆりの塔』の主題歌として世に出ました。
一方でダスキンのCMソングとしても親しまれ、その普遍的なメッセージが広く浸透。
当たり前の日常がどれほど尊いものか、改めて考えさせられる作品です。







