【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り
音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。
なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。
日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。
この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。
この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。
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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(11〜20)
平和の琉歌サザンオールスターズ

桑田佳祐さんがボーカルを務めるサザンオールスターズは、平和をテーマにした曲を数多く手掛けています。
その中でも、とくに聴いてほしいのが『平和の琉歌』です。
ファンの方はピンとくるかもしれませんが、1996年のツアーの表題曲ですね。
沖縄の民謡を思わせる優しいメロディーに乗せて、反戦のおもいやが歌われています。
また、戦争を経験した日本が、これからどのような道を歩むべきかという問いかけも込められています。
ぜひ聴いて、今後の日本や世界について思いを巡らせてみてください。
クスノキ福山雅治

1945年、長崎県に投下された原子爆弾。
その爆心地近くにあり被害を受けながらも、現在にいたるまで美しい緑をたたえ続けているクスノキを題材にした作品です。
長崎出身のシンガーソングライター福山雅治さんによる楽曲で、2014年にリリースされたアルバム『HUMAN』に収録されています。
命の尊さを描き出した歌詞と福山さんの芯がある歌声が印象的。
これから先の生き方のお手本にもなってくれるであろう、心に刺さる反戦の歌です。
広島 愛の川作詞:中沢啓治作詩/作曲:山本加津彦

漫画『はだしのゲン』の作者、中沢啓治さんが遺した唯一の詩から生まれた荘厳な祈りの歌です。
原爆の悲しみと未来への願いを、広島の川の流れに浮かぶ無数のあかりに託したような情景が目に浮かびます。
この楽曲は、2014年6月に発売された作品で、毎年8月6日の原爆記念日には広島の平和イベントで合唱されるなど、平和の象徴として大切に歌い継がれています。
歴史に刻まれた記憶に静かに心を寄せ、平和の尊さを改めて考えたいときに聴いてみてほしい1曲です。
矛盾の上に咲く花MONGOL800

MONGOL800の重くて速いビートで歌われるこちらの1曲。
彼ららしいシンプルな構成に乗せたメッセージはとても力強く胸に響きます。
タイトルの『矛盾の上に咲く花』という印象的な比喩表現にある通り、全編を通して目を背けてしまう出来事に真剣に向き合う彼らの気持ちが伝わってくる楽曲です。
戦いの矛盾熊木杏里

自己との戦いや社会の矛盾、そして人生の意義を探求する楽曲です。
満たされすぎた自分自身への気づきから始まり、それでも自分にしかできないことがあるという信念を歌い上げています。
戦争をテーマにした作品ではありませんが、争いによって自分の人生を生きられなかった人々がいることを、改めて思い出させてくれるような歌詞が印象的です。
本作を聴き自分のなかにある矛盾と向き合うことで、戦争や平和に対する新たな気づきを得られるかもしれません。
死んだ男の残したものは作詞:谷川俊太郎/作曲:武満徹

谷川俊太郎さん作詞、武満徹さん作曲の無伴奏合唱のための作品です。
1965年の「ベトナムの平和を願う市民の集会」のために作られました。
シンプルな構成とメッセージ性の強い歌詞が特徴的で、ジャンルと問わずさまざまな歌い手によってカバーされ、クラシックコンサートでもたびたび演奏されています。
【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(21〜30)
夏の終わり森山直太朗

『夏の終わり』は、森山直太朗さんの2枚目のミニアルバムに収録されている曲です。
離れた恋人への思いを歌った曲だと思われていましたが、時をへて森山本人が反戦歌だと告白しました。
反戦歌として聴いてみると、またちがった情景が思い浮かんできます。