RAG MusicEmotion
素敵な感動ソング
search

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。

なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。

日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。

この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。

この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(11〜20)

Nobody is Right中島みゆき

中島みゆき「ここにいるよ」初回盤特典DVD「Nobody Is Right 」ダイジェスト動画
Nobody is Right中島みゆき

誰もが自分の正義を信じ、それがときとして争いの火種になる。

そんな人間のさがと、それでもなお共存を願う祈りのような思いが胸にせまる作品です。

対立するどちらか一方を断罪するのではなく、それぞれのゆずれない思いや背景にまで想像を巡らせる歌詞は、まさに平和へのメッセージそのものといえるでしょう。

この楽曲は2007年10月リリースの名盤『I Love You, 答えてくれ』に収録され、2015年にはファッションブランドのCMソングにも起用されました。

自分の正しさに苦しんだり、他者との溝に心を痛めたりしたときに聴けば、本作が持つ温かい眼差しに救われるはずです。

戦いの矛盾熊木杏里

自己との戦いや社会の矛盾、そして人生の意義を探求する楽曲です。

満たされすぎた自分自身への気づきから始まり、それでも自分にしかできないことがあるという信念を歌い上げています。

戦争をテーマにした作品ではありませんが、争いによって自分の人生を生きられなかった人々がいることを、改めて思い出させてくれるような歌詞が印象的です。

本作を聴き自分のなかにある矛盾と向き合うことで、戦争や平和に対する新たな気づきを得られるかもしれません。

矛盾の上に咲く花MONGOL800

MONGOL800の重くて速いビートで歌われるこちらの1曲。

彼ららしいシンプルな構成に乗せたメッセージはとても力強く胸に響きます。

タイトルの『矛盾の上に咲く花』という印象的な比喩表現にある通り、全編を通して目を背けてしまう出来事に真剣に向き合う彼らの気持ちが伝わってくる楽曲です。

ナチカサヌ恋歌サザンオールスターズ

原由子さんの柔らかな歌声と沖縄民謡の音階が胸に響く、隠れた名曲です。

タイトルには「忘れてはならない」という意味の沖縄の言葉が冠されており、戦争によって引き裂かれた恋人たちの悲しい運命と、平和への切実な祈りが込められているかのよう。

本作は1990年1月に発売されたアルバム『Southern All Stars』の1曲で、このアルバムが約119万枚という大ヒットを記録したエピソードからも、多くの人の心に届いたことがうかがえます。

歴史に思いをはせながら、今ある日常の尊さを静かにかみしめたいときに聴いてほしい1曲です。

世界中に笑顔をウインズ平阪

反戦歌anti-war song「世界中に笑顔を」ウインズ平阪(歌詞付きMV)
世界中に笑顔をウインズ平阪

国境や言葉の壁を越え、世界中が優しさと笑顔で満たされることを願う、壮大なメッセージソングです。

この楽曲は1993年9月に発売されたシングルで、吉野家のテレビCMソングとして全国のお茶の間に流れ、広く親しまれました。

争いを否定し、同じ地球に生きる者同士が愛し合えるという普遍的なテーマは、平和への祈りを込めた反戦歌としてピッタリ。

平阪佳久さんの澄み切った歌声と、希望を抱かせる美しいストリングスが織りなすサウンドは、まるで世界を優しく包み込むようです。

日々のニュースに心を痛めたとき、この曲が改めて平和の尊さを感じさせてくれるかもしれませんね。

夏の終わり森山直太朗

『夏の終わり』は、森山直太朗さんの2枚目のミニアルバムに収録されている曲です。

離れた恋人への思いを歌った曲だと思われていましたが、時をへて森山本人が反戦歌だと告白しました。

反戦歌として聴いてみると、またちがった情景が思い浮かんできます。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(21〜30)

死んだ男の残したものは作詞:谷川俊太郎/作曲:武満徹

谷川俊太郎さん作詞、武満徹さん作曲の無伴奏合唱のための作品です。

1965年の「ベトナムの平和を願う市民の集会」のために作られました。

シンプルな構成とメッセージ性の強い歌詞が特徴的で、ジャンルと問わずさまざまな歌い手によってカバーされ、クラシックコンサートでもたびたび演奏されています。