【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り
音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。
なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。
日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。
この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。
この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。
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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(101〜110)
黒い雨古謝美佐子

原爆が落とされた際の爆発によって舞い散る泥やホコリなどが降ってくる様子を表した、黒い雨。
日本で原爆が落とされた際にも、実際に黒い雨が降ったそうです。
その黒い雨のことを歌ったのが、こちらの楽曲。
歌うのは、沖縄出身の古謝美佐子さんです。
沖縄民謡のメロディーに乗せて歌われているのは、とめどなく黒い雨が降る様子。
歌詞を読むとそのときの恐ろしい光景が目に浮かびます。
二度とこの雨が世界のどこにも降ることがないように、歌詞の内容をかみしめながら聴いてみてください。
おばぁの涙Cojaco

平和への祈りが込められたCojacoの『おばぁの涙』。
沖縄戦の悲しみを背負った方の話を元に作られた歌だそうです。
美しい曲ですが、歌詞を読むと涙をこぼさずにはいられません。
戦争がどれほどつらく悲痛なものであったか、この曲を聴けばかならず感じられるはずです。
同じ過ちを繰り返さないために、語り継いでいくべき1曲だと思います。
時をこえHY

切なくなるラブソングをたくさん世に送り出し、ずっと愛され続けているバンド、HY。
この曲『時をこえ』は2010年にリリースされたアルバム『Whistle』に収録されています。
言葉の一つひとつに沖縄出身のバンドだからこそ歌える、伝えられる歌詞に胸が締め付けられる思いになりませんか?
祖母から聞かされた戦争にまつわる話、戦争から生まれるものなど何もないと思わされます。
命の大切さはもちろん、戦争はいけないことだとずっと語り継がれるべきだと強く思える楽曲です。
コバルトブルーThe Back Horn

反戦の思いを込めたTHE BACK HORNの楽曲は、人生のはかなさと再生をテーマにした深い歌詞が特徴です。
夜明けとともに風になり、一つになるという表現は、人々の結束と連帯を象徴しています。
2005年3月にリリースされたアルバム『Headphone Children』に収録され、映画『CASSHERN』の挿入歌としても使用された本作は、力強いギターリフとメロディックなボーカルが印象的な楽曲。
世界の不条理さに苛立ちながらも、生きる証を刻もうとする姿勢が描かれており、人生に悩む人々の心に寄り添う1曲となっています。
War & Peace坂本龍一

2023年3月、惜しまれつつこの世を去ってしまった坂本龍一さん。
生前からいろんな活動にも参加されていた坂本さん、とくに環境保全や平和に向けての活動、言葉を耳にされた方も多いはず。
『War & Peace』、タイトルからも対局である「戦争と平和」をぶつけてくるこの曲は2004年にリリースされたアルバム『キャズム』に収録されています。
この曲のリリックは平和や戦争に対する疑問を、心の底からの言葉を投げかけているもの。
ぜひ日本語訳を合わせて耳を傾けてみてください。
【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(111〜120)
教訓I加川良

フォークシンガーの加川良さんが1971年に発表したファーストアルバムに収録されている代表曲で、命を何よりも大切にしなさいと歌った反戦歌です。
2020年に女優の杏さんが弾き語りで歌ったことでも注目されました。
演奏される音色の温度感や牧歌的な雰囲気との差を感じることもあって歌詞がより身に染みます。
たとえ国を守る意思が強くとも、それ以上に命を守ることが未来につながっていく。
そう信じずにはいられない願いがこめられています。
ひろしま平和の歌作詞:重園贇雄/作曲:山本秀

広島の原爆被害を後世に伝え、世界平和を願う思いが込められた珠玉の合唱曲。
1947年8月6日の第1回「平和祭」で初めて披露されたこの作品は、平和への祈りを力強く表現しています。
広島市の平和記念式典で毎年歌われ続けており、2018年には広島出身の指揮者・大植英次さんの指揮により、広島心音オーケストラと広島県合唱連盟の協力でCDも制作されました。
また2023年には「ひろしま国際平和文化祭」の一環として英語版の動画も公開。
平和への願いを胸に抱くすべての人に、そして広島の魂に触れたいと思う方々に心から響く1曲です。






