RAG MusicEmotion
素敵な感動ソング
search

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。

なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。

日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。

この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。

この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(101〜110)

8.6HUSKING BEE

日本のロックシーンにおけるエモスクリーモの先駆者として知られ、2012年に再結成したことも注目を集めた3人組ロックバンドHUSKING BEEの楽曲。

1stアルバム『GRIP』に収録されている楽曲で、タイトルは広島県に原子爆弾が投下された1945年8月6日を意味しています。

抗えない絶望的な出来事と、そこから立ち上がってきた地を誇るメッセージは、全英語詞であっても心を震わせる力強さを感じられますよね。

爽快なロックサウンドが未来への希望を感じさせてくれる、ノスタルジックでありながらパワフルな反戦歌です。

いつも見ていたヒロシマ吉田拓郎

吉田 拓郎 いつも見ていたヒロシマ
いつも見ていたヒロシマ吉田拓郎

J-POPにおけるロックやフォークといったジャンルをメジャーにまで押し上げた功労者としても知られているシンガーソングライター吉田拓郎さんの楽曲。

11thアルバム『アジアの片隅で』に収録されている楽曲で、アコースティックギターの繊細な音色とノスタルジックなメロディーが心地いいですよね。

終戦の翌年に鹿児島県で生まれた吉田拓郎さんの目に映る広島県からは、戦争の悲惨さと同時に立ちあがろうとする人間の力強さを感じられたのではないでしょうか。

二度と繰り返してはいけない過ちを思い出させてくれる、不朽の反戦歌です。

おばぁの涙Cojaco

おばぁの涙/Cojaco平和を願い歌う
おばぁの涙Cojaco

平和への祈りが込められたCojacoの『おばぁの涙』。

沖縄戦の悲しみを背負った方の話を元に作られた歌だそうです。

美しい曲ですが、歌詞を読むと涙をこぼさずにはいられません。

戦争がどれほどつらく悲痛なものであったか、この曲を聴けばかならず感じられるはずです。

同じ過ちを繰り返さないために、語り継いでいくべき1曲だと思います。

時をこえHY

切なくなるラブソングをたくさん世に送り出し、ずっと愛され続けているバンド、HY。

この曲『時をこえ』は2010年にリリースされたアルバム『Whistle』に収録されています。

言葉の一つひとつに沖縄出身のバンドだからこそ歌える、伝えられる歌詞に胸が締め付けられる思いになりませんか?

祖母から聞かされた戦争にまつわる話、戦争から生まれるものなど何もないと思わされます。

命の大切さはもちろん、戦争はいけないことだとずっと語り継がれるべきだと強く思える楽曲です。

タガタメMr.Children

Mr.Children「タガタメ」from Stadium Tour 2015 未完
タガタメMr.Children

J-POPシーンにおいて誰もが親しみやすい名曲を多く歌ってきたMr.Childrenですが、中にはこういった強いメッセージソングもあります。

2004年にリリースされた名盤『シフクノオト』の収録曲。

子供たちの未来を自分たちで壊してしまうことの愚かさや嘆きが描かれた激しい怒りと同時に、人とのつながりや寄りそうことの真を歌っていて鋭く突きつけられます。

アルバムで最後の楽曲『HERO』に続く位置付けでもあり、一人の人を思うことにつながる1曲ではないでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(111〜120)

戦争は知らないThe Folk Crusaders

「戦争は知らない」 フォーククルセダース YouTube
戦争は知らないThe Folk Crusaders

フォークルという略称でも知られ、デビューシングル『帰って来たヨッパライ』をはじめとした数々の名曲を世に送り出してきた音楽製作集団The Folk Crusadersの楽曲。

戦争そのものは知らなくても、それが原因で人生に影を落としてしまう世代もいるということをつづった歌詞が切ないですよね。

取り返しのつかない悲惨な出来事があっても幸せをつかんでいくという歌詞からは、誰もが幸福を求めているという人間としての当たり前の願いが感じられるのではないでしょうか。

戦争による負の影響をリアルに描きながらも、先人から与えられた命を未来につないでいくことの尊さを教えてくれる反戦歌です。

教訓I加川良

フォークシンガーの加川良さんが1971年に発表したファーストアルバムに収録されている代表曲で、命を何よりも大切にしなさいと歌った反戦歌です。

2020年に女優の杏さんが弾き語りで歌ったことでも注目されました。

演奏される音色の温度感や牧歌的な雰囲気との差を感じることもあって歌詞がより身に染みます。

たとえ国を守る意思が強くとも、それ以上に命を守ることが未来につながっていく。

そう信じずにはいられない願いがこめられています。