【反戦歌】戦争が生んだ悲劇を現代に伝える名曲
太平洋戦争以降、日本人にとっては戦争を意識する機会は随分と減りました。
しかしベトナム戦争や湾岸戦争、さらには2022年のロシアとウクライナの争い、2023年のイスラエルとガザの武力衝突など、いまだに世界中で争いは絶えません。
この記事では、戦争反対への気持ちを込めてミュージシャンたちが手掛けてきた反戦歌を紹介していきます。
戦争の恐ろしさやむごさ、関わった人たちの悲しみ、二度と過ちを起こしてはいけないという決意など、平和に向けてのさまざまな感情が込められた楽曲ばかりです。
私たちも歌詞に込められた思いを読み解き知ること、できることをやっていきたいと思います。
これから紹介する楽曲とともに、あらためて平和について一緒に考えてみましょう。
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【反戦歌】戦争が生んだ悲劇を現代に伝える名曲(101〜120)
Waist Deep in the Big MuddyPete Seeger

ピート・シーガーさんが1967年にリリースした『Waist Deep in the Big Muddy』。
こちらは実際に米軍の演習中に起きた悲しい事故を元に制作された1曲。
歌詞の中では、若い訓練兵の目線から、身勝手な行いにより命を落とす様子が描かれています。
その1容が多くの反響を呼び、これまで世界中の有名アーティストにカバーされてきました。
また、日本では翻訳したバージョンが『腰まで泥まみれ』のタイトルでリリースされています。
花はどこへ行った加藤登紀子

2022年、反戦や平和への思いを込めて加藤登紀子さんがリリースしたアルバム『果てなき大地の上に』。
このアルバムに収録されているこの曲『花はどこへ行った』は世界的に最も有名な反戦歌と言っても過言ではない、アメリカの歌手ピート・シーガーさんの楽曲。
この曲は日本でもYMOや忌野清志郎さんなど数々のアーティストがカバーソングを歌っている1曲。
戦争は自分たちには関係のない遠い国で起こっていること、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
この曲を聴いてもまだ同じ気持ちでいられるでしょうか?
自分や家族に置き換えて考えて、聴いてみたい1曲です。
What’s Going OnMarvin Gaye

『What’s Going On』は、マーヴィン・ゲイさんがベトナム戦争から帰還した弟から戦場の様子を聴き、反戦曲として、アル・クリーヴランドさん、レナルド・ベンソンさんらとともに書き上げました。
印象的な曲とともにメッセージ性の高いこの曲は、たくさんのアーティストにカバーされています。
フランシーヌの場合新谷のり子

ベトナム戦争への抗議のためにパリの路上で焼身自殺したフランシーヌ・ルコントさんのことを歌った反戦歌で、この事件は多くの日本人に衝撃を与えました。
たった一人の人間の死が世界を変えることなどないけれど、人々の心に残り続けているという大きなメッセージが込められています。
CHILDREN IN THE WARGLAY

砂漠に咲く名もなき花の声を借りて、戦争の悲惨さと平和の尊さを歌い上げた1曲。
GLAYのリーダーTAKUROさんが2003年のイラク戦争をきっかけに作り上げた本作は、戦場に咲く花の目線から平和の意味を問いかけます。
心に刺さる歌詞と、GLAYらしい力強いサウンドが織りなす楽曲は、聴く人の心に深く響くはず。
2011年3月にリリースされたこの曲は、GLAYのライブでも人気の高いナンバーです。
世界の現状に心を痛めている人にぜひ聴いてほしい1曲です。
Too Young To DieJamiroquai

ボーカリストとして知られるジェイ・ケイさんのソロユニットとして活動し、ファンクとアシッドジャズをベースとした音楽性で人気を博しているジャミロクワイの楽曲。
1stアルバム『Emergency on Planet Earth』からの2ndシングル曲で、ソウルフルな歌声とファンキーなアンサンブルが絶妙なナンバーです。
未来ある若者が声を上げることもできずに戦争に巻き込まれ、命を落としていくことを痛烈に批判しているメッセージは、いつの時代にも変わらない戦争の理不尽さが描かれていますよね。
憂いを感じさせるアレンジが心を震わせる、戦争への怒りを感じさせるナンバーです。