RAG MusicEmotion
素敵な感動ソング
search

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。

なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。

日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。

この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。

この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(111〜120)

No more warGReeeeN

『愛唄』や『キセキ』など、デビュー以来数多くのヒットチューンを世に送り出してきた4人組ボーカルグループ、GReeeeN。

2ndアルバム『あっ、ども おひさしぶりです』に収録されている楽曲『no more war』は、哀愁を感じさせるギターのアルペジオのイントロが耳に残りますよね。

一部の愚かな大人のために、何も知らない子供たちが命を落とす事への憂いと憤りを紡いだメッセージからは、戦争という行為が奪う未来の重さを考えさせられるのではないでしょうか。

奥行きのあるアンサンブルに乗せたラップや疾走感のあるサビが心を震わせる、叙情的なポップチューンです。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(121〜130)

キーウから遠く離れてさだまさし

テレビから流れてくるウクライナでの惨状に衝撃を受ける人は多いでしょう。

その中で、さだまさしさんの『キーウから遠く離れて』は、その痛みを音楽に込めた楽曲。

政治的なテーマは敬遠しがちなアーティストが多い中で、さださんは反戦メッセージを歌に託しました。

戦争の悲惨さと、それにもかかわらず生命の再生を見据えた歌詞は、誰しもが心に染み入るでしょう。

この曲を聴くことでみなさんのウクライナへの思いも新たに、行動するきっかけになるのでは。

Waist Deep in the Big MuddyPete Seeger

ピート・シーガーさんが1967年にリリースした『Waist Deep in the Big Muddy』。

こちらは実際に米軍の演習中に起きた悲しい事故を元に制作された1曲。

歌詞の中では、若い訓練兵の目線から、身勝手な行いにより命を落とす様子が描かれています。

その1容が多くの反響を呼び、これまで世界中の有名アーティストにカバーされてきました。

また、日本では翻訳したバージョンが『腰まで泥まみれ』のタイトルでリリースされています。

アビが鳴くポルノグラフィティ

ポルノグラフィティ『アビが鳴く』Lyric Video
アビが鳴くポルノグラフィティ

ポルノグラフィティの『アビが鳴く』は、平和を願う心意気が込められた反戦歌の代表で、その穏やかな曲調やメロディーから戦争の恐ろしさや悲しみを感じ、過ちを二度と繰り返さない決意を伝えています。

かつての因島市の風景を模し、強く平和を望むメッセージが伝わってくる一方、この曲の持つ力強い反戦メッセージは広島出身であるポルノグラフィティだからこそのリリック。

「G7広島サミット2023」の応援ソングとしても起用された1曲。

一度聴いてみて、楽曲の中に込められた平和への願いを感じてみてください。

What’s Going OnMarvin Gaye

『What’s Going On』は、マーヴィン・ゲイさんがベトナム戦争から帰還した弟から戦場の様子を聴き、反戦曲として、アル・クリーヴランドさん、レナルド・ベンソンさんらとともに書き上げました。

印象的な曲とともにメッセージ性の高いこの曲は、たくさんのアーティストにカバーされています。

虹の麓元ちとせ

元ちとせ「虹の麓」(Lyric Video)
虹の麓元ちとせ

奄美民謡歌手としても活躍する元ちとせさんが歌う、平和への願いが込められた楽曲です。

民謡の特徴ともいえるうねりのある歌唱と、レゲエをベースにした明るくゆったりとしたサウンドが印象的ですね。

宝物が埋まる場所といわれる虹のふもとがタイトルにあるように、遠い目標への強い願いと、助け合って目標に向かおうとする心が伝わってきます。

それぞれが平和という大きな目標を持ち、助け合いながら進んでいくことが大切であると教えてくれているようです。

いつも見ていたヒロシマ吉田拓郎

吉田 拓郎 いつも見ていたヒロシマ
いつも見ていたヒロシマ吉田拓郎

J-POPにおけるロックやフォークといったジャンルをメジャーにまで押し上げた功労者としても知られているシンガーソングライター吉田拓郎さんの楽曲。

11thアルバム『アジアの片隅で』に収録されている楽曲で、アコースティックギターの繊細な音色とノスタルジックなメロディーが心地いいですよね。

終戦の翌年に鹿児島県で生まれた吉田拓郎さんの目に映る広島県からは、戦争の悲惨さと同時に立ちあがろうとする人間の力強さを感じられたのではないでしょうか。

二度と繰り返してはいけない過ちを思い出させてくれる、不朽の反戦歌です。