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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。

なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。

日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。

この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。

この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(91〜100)

flower ~反戦花~THE 虎舞竜

戦争が原因で引き起こされた悲しいエピソードを描いているのが『flower ~反戦花~』です。

こちらを手掛けているのは、高橋ジョージさんがボーカルを務めるバンド、THE虎舞竜。

彼の自叙伝が発売するタイミングでリリースした曲で、幼い子供の日常が、8月6日を境に崩れ去ってしまったという内容を歌っています。

ブルース調のメロディーも相まって、なんとももの悲しい内容に仕上がっていますよ。

聴けばあらためて、歴史を振り返るきっかけになるのではないでしょうか。

戦争を知らない子供たちジローズ

ジローズ 「戦争を知らない子供たち」
戦争を知らない子供たちジローズ

1960年代から1970年代に活躍したフォークバンド、ジローズ。

彼らの代表曲でもある『戦争を知らない子供たち』は、1971年にリリースされた楽曲です。

華やかなポップスを思わせるメロディーが印象的で、皮肉を含んだメッセージ性の強い歌詞を強調しています。

ミドルテンポで展開される彼らの見事なコーラスワークが心に響くでしょう。

戦争を知らない世代が増えていくなかで、忘れてはいけない感覚を思いださせてくれるナンバーです。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(101〜110)

死んだ女の子元ちとせ

あまりにも悲しい現実をそのまま歌われた反戦歌です。

トルコの詩人ナーズム・ヒクメットさんが1956年に発表した詩で、広島市への原子爆弾投下により亡くなった7歳の少女を題材としており、翻訳され世界中で歌われるようになった有名な曲です。

日本語での歌詞はつらく心が痛い本当の反戦歌ともいえるでしょう。

救われることはこの曲が世界の人々に歌われた事実です。

二度と繰り返してはいけないという思いがあふれています。

ウージの唄かりゆし58

かりゆし58「ウージの唄」Live ver. 2010.2.23@赤坂BLITZ
ウージの唄かりゆし58

沖縄で生きる人々の心の内、その優しさを描き出した作品です。

『アンマー』のヒットでも知られているロックバンド、かりゆし58による楽曲で、2006年にリリースされたセカンドアルバムの表題曲。

第二次世界大戦で戦場になった沖縄。

悲しいこと、つらいことがたくさん起きたその場所に住む人たちが抱いている思い……察するにあまりあります。

ただ、この『ウージの唄』にある通り、生に誇りを感じることこそが、1番大切なのでしょう……。

聴けば「自分もそうありたい」という気持ちが芽生えます。

タガタメMr.Children

Mr.Children「タガタメ」from Stadium Tour 2015 未完
タガタメMr.Children

J-POPシーンにおいて誰もが親しみやすい名曲を多く歌ってきたMr.Childrenですが、中にはこういった強いメッセージソングもあります。

2004年にリリースされた名盤『シフクノオト』の収録曲。

子供たちの未来を自分たちで壊してしまうことの愚かさや嘆きが描かれた激しい怒りと同時に、人とのつながりや寄りそうことの真を歌っていて鋭く突きつけられます。

アルバムで最後の楽曲『HERO』に続く位置付けでもあり、一人の人を思うことにつながる1曲ではないでしょうか。

戦争は知らないThe Folk Crusaders

「戦争は知らない」 フォーククルセダース YouTube
戦争は知らないThe Folk Crusaders

フォークルという略称でも知られ、デビューシングル『帰って来たヨッパライ』をはじめとした数々の名曲を世に送り出してきた音楽製作集団The Folk Crusadersの楽曲。

戦争そのものは知らなくても、それが原因で人生に影を落としてしまう世代もいるということをつづった歌詞が切ないですよね。

取り返しのつかない悲惨な出来事があっても幸せをつかんでいくという歌詞からは、誰もが幸福を求めているという人間としての当たり前の願いが感じられるのではないでしょうか。

戦争による負の影響をリアルに描きながらも、先人から与えられた命を未来につないでいくことの尊さを教えてくれる反戦歌です。

8.6HUSKING BEE

日本のロックシーンにおけるエモスクリーモの先駆者として知られ、2012年に再結成したことも注目を集めた3人組ロックバンドHUSKING BEEの楽曲。

1stアルバム『GRIP』に収録されている楽曲で、タイトルは広島県に原子爆弾が投下された1945年8月6日を意味しています。

抗えない絶望的な出来事と、そこから立ち上がってきた地を誇るメッセージは、全英語詞であっても心を震わせる力強さを感じられますよね。

爽快なロックサウンドが未来への希望を感じさせてくれる、ノスタルジックでありながらパワフルな反戦歌です。