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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。

なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。

日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。

この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。

この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(91〜100)

himeyuri~ひめゆりの詩~MONGOL800

「沖縄 慰霊の日」himeyuri ~ひめゆりの詩~ / MONGOL800
himeyuri~ひめゆりの詩~MONGOL800

「ひめゆり」というと、ひめゆり学徒隊やひめゆりの塔など、沖縄戦に関する出来事を思わせます。

この曲には、楽曲が公開された2015年からたった70年前に沖縄で起きたそうした悲惨な出来事を、戦争になじみが薄くなった今の若い世代にも知ってもらうキッカケになるようにとの思いが込められています。

平和を願う気持ちがつづられた歌詞の中には、平和について考えさせられる言葉がたくさん込められていて心を打たれるはずです。

タガタメMr.Children

Mr.Children「タガタメ」from Stadium Tour 2015 未完
タガタメMr.Children

J-POPシーンにおいて誰もが親しみやすい名曲を多く歌ってきたMr.Childrenですが、中にはこういった強いメッセージソングもあります。

2004年にリリースされた名盤『シフクノオト』の収録曲。

子供たちの未来を自分たちで壊してしまうことの愚かさや嘆きが描かれた激しい怒りと同時に、人とのつながりや寄りそうことの真を歌っていて鋭く突きつけられます。

アルバムで最後の楽曲『HERO』に続く位置付けでもあり、一人の人を思うことにつながる1曲ではないでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(101〜110)

ウージの唄かりゆし58

かりゆし58「ウージの唄」Live ver. 2010.2.23@赤坂BLITZ
ウージの唄かりゆし58

沖縄で生きる人々の心の内、その優しさを描き出した作品です。

『アンマー』のヒットでも知られているロックバンド、かりゆし58による楽曲で、2006年にリリースされたセカンドアルバムの表題曲。

第二次世界大戦で戦場になった沖縄。

悲しいこと、つらいことがたくさん起きたその場所に住む人たちが抱いている思い……察するにあまりあります。

ただ、この『ウージの唄』にある通り、生に誇りを感じることこそが、1番大切なのでしょう……。

聴けば「自分もそうありたい」という気持ちが芽生えます。

希望のうたMISIA

MISIA – 希望のうた (Official Music Video)
希望のうたMISIA

その圧倒的な歌声で世間を魅了し続けるMISIAさん。

この曲『希望のうた』は、世界中の戦争に反対する感情を音に表現したMISIAさんの名曲です。

この曲は矢野顕子さんが平和に対する熱い気持ちを込めて、MISIAさんに楽曲提供されたもの。

その歌詞には「あきらめずに歩み続ければ必ず明るい未来が来るはず」という、永遠の希望が力強く響きます。

また、歌の序章となるイントロ部分は、まるでオペラの開演を予感させるかのような荘厳さと神々しさに満ちています。

多くの人たちから心からの支持を得ているこの曲は、そこに強く訴えられるメッセージがあるからこそ、言葉の壁を超えて人々の心を揺さぶっています。

War & Peace坂本龍一

2023年3月、惜しまれつつこの世を去ってしまった坂本龍一さん。

生前からいろんな活動にも参加されていた坂本さん、とくに環境保全や平和に向けての活動、言葉を耳にされた方も多いはず。

『War & Peace』、タイトルからも対局である「戦争と平和」をぶつけてくるこの曲は2004年にリリースされたアルバム『キャズム』に収録されています。

この曲のリリックは平和や戦争に対する疑問を、心の底からの言葉を投げかけているもの。

ぜひ日本語訳を合わせて耳を傾けてみてください。

戦争は知らないThe Folk Crusaders

「戦争は知らない」 フォーククルセダース YouTube
戦争は知らないThe Folk Crusaders

フォークルという略称でも知られ、デビューシングル『帰って来たヨッパライ』をはじめとした数々の名曲を世に送り出してきた音楽製作集団The Folk Crusadersの楽曲。

戦争そのものは知らなくても、それが原因で人生に影を落としてしまう世代もいるということをつづった歌詞が切ないですよね。

取り返しのつかない悲惨な出来事があっても幸せをつかんでいくという歌詞からは、誰もが幸福を求めているという人間としての当たり前の願いが感じられるのではないでしょうか。

戦争による負の影響をリアルに描きながらも、先人から与えられた命を未来につないでいくことの尊さを教えてくれる反戦歌です。

奇妙な世界忌野清志郎

忌野清志郎さんは、ずっと戦争反対の立場をとってきました。

そんな清志郎さんが歌う『奇妙な世界』は2003年にリリースされました。

普通だけれどかけがえのないいつもの時が流れる世界と、戦争などの非現実的とも思える奇妙な世界を対比させた歌詞。

それは日常生活を大切にして、戦争がおかしく、奇妙だということに早く気づこう、といいたかったのではないでしょうか。

みんな戦争は無駄なこととわかっている。

それを意識し続けることが大切ですよね。