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【反戦歌】戦争が生んだ悲劇を現代に伝える名曲

太平洋戦争以降、日本人にとっては戦争を意識する機会は随分と減りました。

しかしベトナム戦争や湾岸戦争、さらには2022年のロシアとウクライナの争い、2023年のイスラエルとガザの武力衝突など、いまだに世界中で争いは絶えません。

この記事では、戦争反対への気持ちを込めてミュージシャンたちが手掛けてきた反戦歌を紹介していきます。

戦争の恐ろしさやむごさ、関わった人たちの悲しみ、二度と過ちを起こしてはいけないという決意など、平和に向けてのさまざまな感情が込められた楽曲ばかりです。

私たちも歌詞に込められた思いを読み解き知ること、できることをやっていきたいと思います。

これから紹介する楽曲とともに、あらためて平和について一緒に考えてみましょう。

【子どもたちの命と権利を守るための緊急募金にご協力ください】

日本ユニセフ「ガザ人道危機緊急募金」

日本ユニセフ「ウクライナ緊急募金」

【反戦歌】戦争が生んだ悲劇を現代に伝える名曲(41〜60)

We are the WorldUSA For Africa

マイケル・ジャクソンさんをはじめビリー・ジョエルさんやボブ・ディランさんなど、そうそうたるメンバーが参加したことで有名な楽曲。

1985年の政策で、アフリカの飢餓と貧困を解消するために立ち上がったメンバーによるキャンペーンソングです。

この曲によってアフリカの当時の実情が世界に広く認知され、世界の平和な未来を願う気持ちがたくさんのリスナーに届き、行動を喚起した偉大な楽曲です。

白百合の花が咲く頃新垣勉

白百合の花が咲く頃  (When the flower of a white lily blooms)
白百合の花が咲く頃新垣勉

2005年リリース、THE BOOMの宮沢和史さんが作詞作曲を手掛けた反戦歌です。

穏やかなメロディーに込められた歌詞は、戦時中の悲惨な体験から平和への願いが込められています。

戦争で大切な人を失った悲しみはいつまでも消えません。

現在平和な日本も戦争を体験して、たくさんの悲しみを乗り越えてきたことを忘れてはいけないと感じさせてくれる曲です。

The War SongCulture Club

1970年代にイギリスで流行したニューロマンティックを代表するバンドであるカルチャー・クラブが歌う反戦歌といえば、1984年にリリースされたシングル『The War Song』です。

全英チャートでは第2位にランクインし、戦争がいかに無益で愚かな行いかを歌っているんですよね。

ボーカルを務めるボーイ・ジョージさんは親日家としても知られていて、『The War Song』の最後には日本語でのメッセージも込められているんです。

愛する人に歌わせないで森山良子

愛する人に歌わせないで/森山良子~MillesVents~
愛する人に歌わせないで森山良子

森田公一さんの作詞作曲です。

森田さんの生い立ちをモチーフに作られたそうです。

森山さんとずっとコンサートが一緒だった時、森山さんにこの歌を聴かせたことが縁だったとか。

ここにも戦争で父親を亡くした悲しみがつづられています。

あの人の手紙かぐや姫

かぐや姫 【あの人の手紙】 2005
あの人の手紙かぐや姫

フォークグループかぐや姫が歌う、大切な人が戦地に向かっていってしまうことへの不条理が表現された楽曲です。

アコースティックのシンプルな編成でありながら、怒りの感情が強く伝わるサウンドが印象的です。

戦地へと召集されて遠くの地へと旅立っていく人に対しての思い、紙切れ1枚で死別するかもしれない状況になったことへの、怒りと悲しみの感情が表現されています。

大切な人や日常を壊していく戦争、その戦争がいかに不条理なものであるかを力強く伝えてくれる楽曲です。

すずかけ通り三丁目谷山浩子

幻想的な世界観で注目されるシンガーソングライターの谷山浩子さん。

1977年のアルバム『ねこの森には帰れない』に収録された『すずかけ通り三丁目』は、あまんきみこさんの『車の色は空の色』という童話をモチーフに作られたようです。

亡くなった子を思い、思い出の地で鮮明によみがえる記憶や切なさに包まれるメロディーが寄りそうじんわりと染みる歌。

直接的な明言はないものの、戦時下のラジオ音声が取り入れられていて反戦を思わせます。

刻まれた傷跡は永久に消えることはないからこそ、慎重であることの大切さも考えさせられます。