【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り
音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。
なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。
日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。
この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。
この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。
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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(81〜90)
悪魔の子ヒグチアイ

ヒグチアイさんの楽曲『悪魔の子』は、2022年3月2日リリースのアルバム『最悪最愛』に収録されている名曲です。
この曲は、見る者の心に深い印刻を残す戦争の悲惨さと愛の力を描いています。
とくに、ティン・ホイッスルの音色が繊細な感情を引き立て、歌詞の重みをリスナーに伝えます。
さまざまな感情を巧みに織り交ぜながら、リスナーは戦争の無意味さを感じざるをえません。
ピアノの伴奏をメインに進行していく展開は、より曲のメッセージをクリアに届けます。
平和への願いを込めるすべての人に、心に残る一曲としてオススメです!
すずかけ通り三丁目谷山浩子

幻想的な世界観で注目されるシンガーソングライターの谷山浩子さん。
1977年のアルバム『ねこの森には帰れない』に収録された『すずかけ通り三丁目』は、あまんきみこさんの『車の色は空の色』という童話をモチーフに作られたようです。
亡くなった子を思い、思い出の地で鮮明によみがえる記憶や切なさに包まれるメロディーが寄りそうじんわりと染みる歌。
直接的な明言はないものの、戦時下のラジオ音声が取り入れられていて反戦を思わせます。
刻まれた傷跡は永久に消えることはないからこそ、慎重であることの大切さも考えさせられます。
オレ達の大和般若

国内ヒップホップシーンで絶大な人気を誇るラッパー、般若さんの楽曲で映画『男たちの大和/YAMATO』のサポートソングに起用された1曲。
ピアノの伴奏がメインのシックなビートに乗せて、般若さんの落ち着きがありつつも熱くて情熱的なラップが響きます。
「お国のために」と戦地に行くしかなかった当時の若者の様子をつづった歌詞は聴いているだけで心が苦しく、こんな歴史は二度と繰り返してはいけないと考えさせられます。
チンタマケの唄野坂昭如

「火垂るの墓」の作者である野坂昭如の反戦歌です。
タイトルの「チンタマケ」とは沖縄の方言で「鎮魂歌」を表しています。
沖縄の方言で戦争に対する怒り、平和に対する願いが力強く歌われています。
沖縄の戦争体験を沖縄以外の地域に住む人たちにも強く訴えかけている曲です。
この曲をはじめて聴く人にとっては、歌詞が表現している意味を考えることで平和への願いを再認識する機会になると思います。
僕たちは戦わないAKB48

2015年にリリースされたAKB48の楽曲がこちらです。
AKB48が平和をモチーフにした曲を歌うのは初めての試みで、それだけでも印象深いです。
MVでは、白い服を着た『戦わない』天使のメンバーと、黒い服を着た『戦う』悪魔のメンバーが交互に登場し、最後に戦わない選択をします。
たしかに戦い続けると終わりはなく、憎しみが憎しみを呼ぶので、誰かがその連鎖を止めることが大切ですよね。
AKB48のように、国民的に認知されているグループがこういった曲を発表するのはとても意味があると思います。
mabatakiVaundy

Vaundyさんの楽曲『mabataki』は戦争をテーマにした曲ではありませんが、その歌詞を見て、戦争に反対する意思や平和を願う気持ちを感じた方も多いのではないでしょうか?
曲中で度々繰り返される「もし〇〇ならばどうだっただろうか」という問いかけからは、お互いを思いやり合う平和な世界を望んでいることがうかがえます。
マルチアーティストとしてのVaundyさんの繊細な感性が、曲全体を通してリスナーの心に深く訴えかけますね。
音楽を通して平和への思いが感じられるこの曲は、音楽が持つ力をあらためて感じさせる素晴らしい作品です。
【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(91〜100)
flower ~反戦花~THE 虎舞竜

戦争が原因で引き起こされた悲しいエピソードを描いているのが『flower ~反戦花~』です。
こちらを手掛けているのは、高橋ジョージさんがボーカルを務めるバンド、THE虎舞竜。
彼の自叙伝が発売するタイミングでリリースした曲で、幼い子供の日常が、8月6日を境に崩れ去ってしまったという内容を歌っています。
ブルース調のメロディーも相まって、なんとももの悲しい内容に仕上がっていますよ。
聴けばあらためて、歴史を振り返るきっかけになるのではないでしょうか。