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【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り

音楽にはときに人の心を動かし、社会に大きな影響を与える力があります。

なかでも平和への願いを込めた反戦歌は、時代をこえて多くの人々に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えかけてきました。

日本の音楽史に刻まれた反戦歌には、現代を生きる私たちが決して忘れてはならない深いメッセージが込められているのです。

この記事では、邦楽曲を中心に日本の反戦歌をピックアップし、楽曲の背景や歌詞に込められた思いについて解説します。

この機会に、改めて戦争と平和について、思いを巡らせてはいかがでしょうか。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(81〜90)

サザンオールスターズ

サザンオールスターズ – 蛍 [Live at 宮城スタジアム, 2013]
蛍サザンオールスターズ

爽やかでありながらもどこか哀愁や切なさを感じさせるアレンジで唯一無二のサウンドを生み出している5人組ロックバンド、サザンオールスターズの楽曲。

54thシングル『ピースとハイライト』に収録されている楽曲で、映画『永遠の0』の主題歌として書き下ろされたナンバーです。

戦争により失われた命の尊さやはかなさ、残された人の祈りを感じさせる歌詞からは、どんな悲劇にも負けない人間の強さを感じさせられるのではないでしょうか。

ピアノとストリングスをフィーチャーした奥行きのあるサウンドが心を癒やしてくれる、未来へと歌い継がれていくであろう名曲です。

オレ達の大和般若

俺たちの大和/般若 ※説明欄に歌詞転載
オレ達の大和般若

国内ヒップホップシーンで絶大な人気を誇るラッパー、般若さんの楽曲で映画『男たちの大和/YAMATO』のサポートソングに起用された1曲。

ピアノの伴奏がメインのシックなビートに乗せて、般若さんの落ち着きがありつつも熱くて情熱的なラップが響きます。

「お国のために」と戦地に行くしかなかった当時の若者の様子をつづった歌詞は聴いているだけで心が苦しく、こんな歴史は二度と繰り返してはいけないと考えさせられます。

チンタマケの唄野坂昭如

「 チンタマケの唄 」 ( 鎮魂歌 ) 野坂昭如
チンタマケの唄野坂昭如

「火垂るの墓」の作者である野坂昭如の反戦歌です。

タイトルの「チンタマケ」とは沖縄の方言で「鎮魂歌」を表しています。

沖縄の方言で戦争に対する怒り、平和に対する願いが力強く歌われています。

沖縄の戦争体験を沖縄以外の地域に住む人たちにも強く訴えかけている曲です。

この曲をはじめて聴く人にとっては、歌詞が表現している意味を考えることで平和への願いを再認識する機会になると思います。

Invisible Sunポリス

The Police – Invisible Sun (Official Music Video)
Invisible Sunポリス

戦争で荒廃した国や貧しい国に住む人々が見えない太陽を信じ、強く生きていくような歌詞の内容です。

暗い曲想や叙情的な歌詞の中にも、生きるという強い意志が感じられます。

ミュージックビデオには、北アイルランドの紛争で撮影されたビデオクリップが収録されていますが、その内容のためにBBCでは放送禁止になりました。

INORI ~祈り~クミコ

クミコ / INORI~祈り~
INORI ~祈り~クミコ

シャンソン歌手としてデビューしたクミコさん。

シャンソンは歌詞を大切にするジャンルで、演劇のようにストーリーを表現するともいわれています。

そんなクミコさんが歌う、こちらの曲は、広島の平和記念公園にある『原爆の子の像』のモデルでもある禎子さんのことを歌っています。

彼女は治ることを祈りながら、苦い薬の包み紙で千羽鶴を折り続けていましたが、12歳の若さで亡くなりました。

クミコさんはこの曲を大切に歌い続けていきたいそうです。

極東戦線異状なしソウル・フラワー・ユニオン

極東戦線異状なし!? – ソウル・フラワー・ユニオン Soul Flower Union
極東戦線異状なしソウル・フラワー・ユニオン

日本固有の民族が持つ民謡をはじめとした幅広い音楽性を融合したサウンドで精力的に活動しているソウル・フラワー・ユニオンの11作目のシングル曲。

時の権力者を実名で名指したストレートな反戦声明は、誰もが多かれ少なかれ持っている感情を代わりに歌ってくれているようなカタルシスを感じられるのではないでしょうか。

トラディショナルな空気感を持つメロディーとシニカルなメッセージは、音楽が持つパワーを信じさせてくれる説得力がありますよね。

戦争がもたらす現実と人々の心の叫びが集約された、ノスタルジックな空気感を持つ反戦歌です。

【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り(91〜100)

情けねえとんねるず

1990年に起こった湾岸戦争を受けて制作された楽曲です。

お笑いコンビ、とんねるずが歌った作品で、91年にシングルリリース。

トレンディな雰囲気を持った曲調に、2人の男らしい歌声が映えています。

真っすぐな気持ちがつづられた歌詞も印象的。

「そうだよな」とうなずきたくなるような仕上がりです。

どこかまったく違う世界で起きているのが「戦争」……ではありません。

一つ、自分の在り方を考えるきっかけになってくれるメッセージソングです。