60年代の女性シンガーソングライター・人気曲ランキング【2025】
60年代を中心に活躍したり、ヒット曲を生み出した、女性シンガーソングライターの人気曲や隠れた名曲をランキング形式でご紹介。
当時の女性の価値観や、恋愛観が反映されているので、意識しながら聴いてみるとおもしろいかもしれません。
60年代の女性シンガーソングライター・人気曲ランキング【2025】(21〜30)
ルージュの伝言松任谷由美29位

軽快なリズムと爽やかなメロディが印象的な1曲です。
恋人の浮気に気づいた女性が、バスルームに口紅で伝言を残し、列車に乗って恋人の母親に会いに行くという物語は、大胆でユーモラスな展開が魅力です。
浮気に対する警告的なメッセージながらも、前向きで力強い女性像が浮かび上がる松任谷由実さんの名作です。
1975年2月に発売され、アルバム『COBALT HOUR』にも収録された本作は、コーラスに山下達郎さんらが参加し、華やかなサウンドも実現。
1989年には映画『魔女の宅急便』のオープニングテーマとして起用され、世代を超えて愛され続けています。
明るく楽しげな曲調で、恋人への強い気持ちを表現した本作は、恋愛に悩む女性の背中を優しく押してくれる1曲として、多くの方におすすめできます。
この広い野原いっぱい森山良子30位

草原の広さを思わせるゆったりとした響きで始まる本作。
森山良子さんの温かみのある歌声が、聴く人の心に静かに寄り添います。
1967年1月にリリースされた森山さんのデビューシングルで、フォークアルバム『この広い野原いっぱい/森山良子フォークアルバムNO.1』にも収録されています。
大自然への賛美と純粋な愛情が込められた歌詞は、まるで絵本を読むような優しさに満ちています。
NHK『みんなのうた』での放送や、小学校の音楽教科書への採用など、幅広い世代に愛されてきた楽曲です。
心が疲れているときや、大切な人への思いを感じたいときにおすすめですよ。
60年代の女性シンガーソングライター・人気曲ランキング【2025】(31〜40)
Fly-day Chinatown泰葉31位

『フライディ・チャイナタウン』もTikTokでバズっていますよね。
こちらはシンガソングライターの泰葉さんが、1981年にリリースされた、横浜をテーマにした曲を集めたアルバム『横浜幻想(ヨコハマ・ファンタジー)』に収録されている楽曲。
異国情緒あふれる歌詞や、妖艶な雰囲気のサウンドが多くの人に支持されています。
そのミステリアスな雰囲気をたんのうしてほしいと思います。
ちなみに、タイトルにある「フライディ」とは「金曜日」ではなく「飛ぶ」の方を指す造語なんですよ。
さくらの花の咲くころに渡辺美里32位

渡辺美里さんの『さくらの花の咲くころに』は、春の訪れとともに新しい門出を描いた楽曲です。
1988年に発表されて以来、時をへても色あせることのない歌詞は、別れの季節に思いを巡らせます。
渡辺さんの優しくも力強い声は、多くのリスナーにエールを送り、春の日の爽やかな気持ちへと導くことでしょう。
風の強い春の日に心が揺れるときにこそ、この曲を聴いてみてください。
不思議なピーチパイ竹内まりや33位

1980年に発売された竹内まりやさんの4枚目のシングルです。
資生堂化粧品のキャンペーンソングに起用された本曲は、初のオリコンTOP10入りを果たしロングヒットを記録。
自身初のヒット作となりました。
恋する女性の弾む心を表すような明るいサウンドと、竹内まりやさんの女性らしいやわらかい歌声が見事にマッチ!
作詞者がレコーディングの際、彼女の歌声にピッタリのポップスだと絶賛したというエピソードにも納得です。
恋心がピーチパイにたとえられているのが、なんともかわいらしいですよね。
卒業写真荒井由実34位

悲しい時にアルバムを開いて写真を眺めたり、街で見かけても声をかけられなかったり……。
誰もが一度は経験したことのある、青春の切なさが詰まった荒井由実さんの名曲です。
1975年2月にハイ・ファイ・セットへの提供曲としてリリースされ、同年6月には荒井由実さん自身が収録したアルバム『COBALT HOUR』に収められました。
その後、映画『Watch with Me』の主題歌や、ドラマ『卒うた』でも使用され、世代を超えて共感を呼んでいます。
懐かしい思い出に浸りたい時や、大切な人との別れを経験した時にそっと寄り添ってくれる、心温まる1曲です。