リヒャルト・シュトラウスの名曲。人気のクラシック音楽
リヒャルト・シュトラウスはドイツの後期ロマン派を代表する作曲家です。
シュトラウスの代表曲、交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」は映画『2001年宇宙の旅』のテーマ曲として知られています。
また作曲された交響詩で『マクベス』や『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』は吹奏楽でもよく演奏されて、吹奏楽経験者にもおなじみの作曲家でもあります。
初期はシュトラウスの父の影響でモーツァルトやシューマンであるようなクラシックの様式を守った作品が多く、ワーグナーの姪の1人と結婚したアレクサンダー・リッターと出会い革新的な作品を作曲するようになっていきます。
今回は古典的な一面と交響詩の巨匠としての変化していくシュトラウスを楽しめる作品たちを紹介していきます。
時代をなぞって聴くと作風の変化が楽しめるので、作られた時代を気にしながら聞いてみて頂けたらと思います。
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リヒャルト・シュトラウスの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)
交響曲第2番田中健指揮、ISP

交響曲ですら標題をつけることの多かったシュトラウスですが、この交響曲第2番には標題がついておらず、純粋な絶対音楽として書かれています。
タイトルこそ交響曲2番ですが、1番が未出版のため、この曲は番号をつけずに呼ばれる事もあります。
「影のない女」による交響的幻想曲ティーレマン指揮ウィーン・フィル

これもやはり元はオペラ用の音楽であったものを、演奏会用に編曲し直したものです。
演奏時間はおよそ25分ほどで、シュトラウス後期の独特な耽美的で退廃的な魅力の詰まった曲です。
台本は「ばらの騎士」と同じホフマンスタールです。
おわりに
幼いときから父親によって徹底した、しかし保守的な音楽教育を受けて育ったリヒャルト・シュトラウス。
1882年に作られた「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」や「13管楽器のためのセレナード」などはいかにもモーツァルトやシューマンなどのクラシック作品を作曲しています。
しかし、ワーグナーの姪の1人と結婚したアレクサンダー・リッターと出会い一変、今ではよく知る交響詩の巨匠として今までよりも革新的で標題音楽の作品を書くようになっていきます。
時代をなぞって聴いていくとシュトラウスの音楽の変化が楽しめ、音楽とともに壮大な人生と音楽感を味わえることでしょう。
ぜひこの記事でお気に入りの作品を見つけてシュトラウスの世界観に入り込んでくださいね!
見て頂きありがとうございました。





