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【50~60年代】ロックンロールの名曲まとめ

突然ですが皆さんは「ロックンロール」と聞いてどのようなイメージが浮かびますでしょうか。

「ロックと何が違うの」という疑問を持った方もいるかもしれませんが、実際のところリスナーとしては両者の違いを詳しく知る必要はないですよね。

ロックンロールの起源としてはリズム・アンド・ブルースやカントリー、ジャズやスウィングなどのジャンルに影響を受けたアメリカの大衆音楽として1950年代に生まれたもの……とされています。

今回の記事では、1950年代から1960年代前半くらいまでのロックンロールの名曲をご紹介。

ロックの歴史を知りたい方、もちろんノリノリのロックンロールで踊りたいという方も要チェックです!

【50~60年代】ロックンロールの名曲まとめ(21〜30)

Dirty WaterThe Standells

The Standells – Dirty Water (Stereo)
Dirty WaterThe Standells

荒々しいギターリフと反抗精神に満ちた音楽性で知られるアメリカのガレージロックバンド、ザ・スタンデルズが1965年11月に放つ衝撃的な1曲。

プロデューサーのエド・コブさんが実体験したボストンでの強盗事件から着想を得た楽曲は、当時の社会風刺を巧みに織り込んだ傑作です。

シャープなギターサウンドとエネルギッシュなオルガンの融合が生み出す反骨精神あふれるメロディは、若者の心を鷲掴みにしました。

本作は、Billboard Hot 100で11位を記録する大ヒットとなり、現在でもボストン・レッドソックスやボストン・ブルーインズの勝利の際に流れる定番ソングとして愛されています。

反骨精神を持つすべての音楽ファンにお勧めの、ガレージロックの金字塔と言える1曲です。

Ooby DoobyRoy Orbison

Roy Orbison – “Ooby Dooby” from Black and White Night
Ooby DoobyRoy Orbison

1950年代のロックンロールシーンに鮮烈なデビューを飾ったのは、アメリカ出身のロイ・オービソンさんでした。

ロカビリーとロックンロールを融合させた陽気なリズムと、力強いボーカル、印象的なギターソロが絶妙なハーモニーを奏でています。

15分で作られたという楽曲ですが、ダンスと音楽の楽しさを見事に表現し、恋人同士が音楽に合わせて踊る様子を生き生きと描き出しています。

1956年のサン・レコードからのリリースでビルボードチャート59位を記録し、約20万枚の売り上げを達成。

1987年には、ブルース・スプリングスティーンさんやエルヴィス・コステロさんらと共演したライブでも披露され、世代を超えた人気を証明しました。

明るく開放的な雰囲気が魅力の本作は、気分転換やパーティーシーンでのBGMとしてぴったりの一曲です。

【50~60年代】ロックンロールの名曲まとめ(31〜40)

Let’s Live For TodayThe Grass Roots

The Grass Roots – Let’s Live For Today – [STEREO]
Let's Live For TodayThe Grass Roots

アメリカのロックバンド、ザ・グラス・ルーツのサイケデリックな魅力が凝縮された名曲です。

1967年5月に発売されたこの楽曲は、フォークロックとブルー・アイド・ソウルを巧みに融合させた先進的なサウンドメイクで、米ビルボード・ホット100で8位を記録する大ヒットとなりました。

ロブ・グリルさんの情熱的なリードボーカルと爽快なコーラスワークが心を揺さぶり、当時のベトナム戦争下の若者たちの心情を代弁する作品として、多くの共感を集めました。

青春時代の切なさや希望を歌ったメッセージは、時代を超えて普遍的な魅力を放ち続けています。

アルバム『Let’s Live For Today』の表題曲として収録され、200万枚以上のセールスを記録したこの不朽の名作は、プレイリストに欠かせない一曲といえます。

Nights In White SatinThe Moody Blues

幻想的なメロトロンの音色とクラシック・オーケストラが織りなす壮大なサウンドスケープは、1960年代のロック界に新たな地平を切り開きました。

イギリスのムーディー・ブルースが19歳のジャスティン・ヘイワードさんの恋心から紡ぎ出した本作は、1967年11月にリリースされた作品です。

アルバム『Days of Future Passed』に収録され、当初は英国で19位を記録。

その後1972年の再リリースでアメリカのCash Box Top 100で1位を獲得し、世界的な名曲として認められました。

2023年にはシャネルの香水CMでも起用され、時代を超えた魅力を放ち続けています。

静かな夜に一人で聴きたい珠玉のバラードとして、甘美な恋心に揺れる心を癒してくれることでしょう。

Jim DandyLaVern Baker

力強いリズムとエネルギッシュなボーカルが魅力的な1作に、アメリカ出身のラヴァーン・ベイカーさんが全身全霊を込めています。

困難な状況にいる女性たちをつぎつぎと救出する英雄を主人公に据えた物語は、ユニークな発想とおかしみのある展開で際立っています。

1956年のリリース後、R&Bチャートで首位を獲得し、ポップチャートでも17位にランクインする大ヒットとなった本作は、映画『Pink Flamingos』や『Dazed and Confused』でも使用され、幅広い世代に愛され続けています。

ドライブ中やパーティーなど、アップテンポな音楽で気分を盛り上げたい時にぴったりの一曲です。

That’s My DesireDion & The Belmonts

Dion and The Belmonts – That’s My Desire (1972 REUNION CONCERT)
That's My DesireDion & The Belmonts

ロマンチックな憧れを美しく表現したDion and The Belmontsの名曲です。

強力なボーカルと魅惑的なメロディーが聴き手の心を捉えます。

1959年にリリースされ、シングル『Where or When』のB面に収録されました。

このシングルはBillboard Hot 100で第3位に達するなど大きな成功を収めています。

Doo-Wopスタイルの特徴が際立つ本作は、1950年代から1960年代のアメリカン・ポピュラーミュージックの発展に貢献しました。

心地よいハーモニーが特徴で、当時のアメリカを鮮やかに彩りました。

シンプルながらも深い歌詞が、リスナーの感情に寄り添います。

日常に張り合いと躍動感を求める方にオススメの一曲ですよ。

Blue Jean BopGene Vincent

1956年8月に発表されたジーン・ヴィンセントさんのデビューアルバム『Bluejean Bop!』に収録されたこの楽曲。

青いジーンズをはいた若者たちの自由な精神と躍動感を描いています。

ギターのリフが躍動感あふれるリズムと絡み合い、聴く人の脚を自然と動かします。

ダンスを通じて表現される情熱と音楽がもたらす解放感が強調された本作。

シンプルでありながら洗練された印象を与え、時代を超えた魅力を放っています。

ロックンロールに親しみたい方にピッタリの1曲で、どんなシーンにもマッチする選曲といえるでしょう。