【琉球音楽】琉球の民謡・古典音楽
琉球の民謡といえば、やはり三線のシンプルな伴奏に、太鼓のリズム、そして琉球民謡ならではの歌い回しが印象的ですよね!
少し聴けば沖縄の伝統的な音楽だとわかる存在感は、独自に発展してきた文化と深い関わりがあります。
そんな沖縄のルーツが詰まっているとも言える琉球民謡を紹介していきますね!
オキナワンポップスとも言われる、古くから伝わる民謡の要素を取り入れた楽曲から、琉球古典音楽と呼ばれる琉球王朝で演奏されていた伝統的な曲まで、幅広く紹介していきますね!
何百年も伝わる琉球の心を歌う名曲たちです。
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【琉球音楽】琉球の民謡・古典音楽(11〜20)
アッチャメー小・多幸山喜納昌永

この曲は一般的な沖縄民謡の伴奏とメロディーがほぼ似ているタイプの曲と違い、三線のいわゆる速弾きのメロディの上に、違ったメロディーが歌われるもので、非常に高い技術が要求されます。
聴いたイメージでは、津軽三味線や、フラメンコなど、いろいろな他の地方の曲がまじりあっているような印象。
不思議な感覚を覚えます。
年中行事口説照屋林助

1990年代に沖縄音楽の新時代「ウチナー・ポップ」のブームがやってきますが、その元祖が1955年に発売された照屋林助のこの曲といわれています。
沖縄民謡のカラーは保ちながらも、エレキギターで三線のようにメロディーを弾きながら歌う手法がおもしろく、キューバ音楽のリズムも取り入れられています。
沖縄の年中行事について歌われています。
ヒヤミカチ節登川誠仁

第二次世界大戦後、平良新助の琉歌に山内盛彬が曲をつけ、歌詞を追加して創作された沖縄音楽の曲で、沖縄戦によって荒廃していた故郷を励まそうとしてつくられました。
「ヒヤミカチ」は、「エイヤっと(起き上がる)」という意味をもっています。
レコードのジャケットがブルーノートレーベルみたいでダンディーでかっこいいですね。
月ぬ美しゃ知名定男

八重山地方から伝わった沖縄民謡で、主に童歌として歌われ、1972年、沖縄返還直後に『みんなのうた』でも放送されたことがあります。
叙情的なゆったりとした曲で、沖縄の海や月が身近に想像できそうな名曲です。
知名定男は、福岡県北九州市で生まれ、大阪で育った後、父の故郷の沖縄へ。
現代沖縄民謡の大御所の一人です。
海のチンボーラ嘉手苅林昌

もともと、伊江島の民謡で歌われていたゆっくりとした歌だったといわれるこちらの曲は、テンポを速めて宴の席や毛遊びで歌われるようになりました。
「チンボーラ」は沖縄でとれる先のとがった巻貝を意味します。
遊郭のことを歌った、たわいもない歌詞とノリのいい曲調が楽しい民謡のひとつですね。
遊び仲風山里ユキ

「仲風」とは沖縄の歌の形式のひとつで、八・八・八・六の三十文字琉歌に対し、仲風は五・五・八・六、または七・五・八・六の文字数になっています。
そんな沖縄古典の「仲風」をさらに現代風にアレンジしたのが「遊び仲風」という曲です。
1961年にデビューした山里ユキは、人気実力ともにトップクラスといわれています。
【琉球音楽】琉球の民謡・古典音楽(21〜30)
てぃんさぐぬ花夏川りみ

沖縄に古くから伝わる教訓歌を、夏川りみさんがカバーした名曲です。
親から授かった言葉を大切に心に刻むことを、ホウセンカの花を爪に染める情景に重ねて歌っています。
夏川りみさんの、どこまでも澄み渡るような透明な歌声と三線の素朴な音色に心洗われる、慈愛に満ちた心に染み入る1曲です。
この楽曲は2009年11月発売のアルバム『おきなわうた~琉球の風を感じて~』に収録された作品で、沖縄県の県民愛唱歌にも選ばれました。
ゆいレールの駅メロディとしても親しまれているそうです。
世代を超えて受け継がれる愛情と知恵に、思わず心が温かくなりますね。