失恋の痛みは、時が経っても心に深く刻まれるものですね。
とくに青春時代の切ない思い出は、今でも胸に染みわたることがあるのではないでしょうか。
寺尾聰さんの「ルビーの指環」や布施明さんの「積木の部屋」など、昭和の名曲には心揺さぶる魅力が詰まっています。
今回は、大切な恋の記憶とともに心に残る失恋ソングをご紹介します。
懐かしい歌声に身を委ねながら、あの頃の思い出を振り返ってみませんか?
【60代男性】胸に染みる失恋ソング。昭和の名曲が紡ぐ青春の記憶(1〜5)
Friend安全地帯

安全地帯が1986年10月に発表し、『夜のヒットスタジオ』で人気を博した1曲は、大王製紙のCMソングに起用されました。
アルバム『安全地帯V』の収録曲として、オリコンチャート7位、『ザ・ベストテン』で最高2位にランクインする反響を呼びました。
玉置浩二さんの表現力豊かな歌声が、恋人から友人へと変わりゆく関係性の微妙な心模様を情感たっぷりに歌い上げています。
ピアノの切ないイントロから壮大なオーケストラアレンジへと展開する美しい旋律は、大切な人との関係が変化していく寂しさを抱える人の心に、そっと寄り添ってくれることでしょう。
失恋レストラン清水健太郎

失恋の痛みを癒やす場所として描かれたレストランを舞台に、切ない心情が優しく包み込まれていく物語。
1976年11月に清水健太郎さんのデビュー作としてリリースされた本作は、軽快なメロディと心に染みる歌詞で多くの人々の共感を呼びました。
レストランに集う失恋者たちと、まだ恋をしたことのない主人公の視点を通じて、恋の喜びと痛みの普遍性が描かれています。
1977年2月にオリコンシングルチャート1位を獲得し、約64.7万枚の大ヒットを記録。
同年の日本レコード大賞最優秀新人賞など、数々の賞を受賞しました。
失恋の痛みを癒やしたい時、誰かの心の支えになりたい時に聴きたい珠玉のバラードです。
Missing久保田利伸

心に刻まれたかなわない恋の切なさを、甘く力強い歌声で歌い上げる久保田利伸さん。
結ばれない恋の様子が、深く心に染み入る美しいメロディとともに描かれています。
本作は1986年9月にリリースされたファーストアルバム『SHAKE IT PARADISE』に収録され、テレビ『噂的達人』や『ワールドプロレスリング』のエンディングテーマとして起用されました。
過去の恋の記憶に浸りたい時や、心の奥にしまっておきたい大切な思い出を振り返りたい時にオススメの1曲です。
そして僕は途方に暮れる大澤誉志幸

別れの瞬間を切り取った永遠の失恋ソングが、大澤誉志幸さんのハスキーボイスによって胸を打ちます。
恋人が部屋を出ていったあとの複雑な感情とどうすることもできない無力感が繊細に表現されています。
銀色夏生さんの詩的な歌詞が、R&Bの要素を取り入れた洗練されたメロディと見事に調和しています。
1984年9月にリリースされ、オリコン週間チャート6位を記録した本作は、アルバム『CONFUSION』に収録され、日清カップヌードルのCMソングとしても話題を呼びました。
2023年には藤ヶ谷太輔さん主演の映画『そして僕は途方に暮れる』のエンディング曲として新たなアレンジで使用され、新しい世代にも愛されています。
大切な人との別れを経験した方の心に、深く響く1曲です。
風のLONELY WAY杉山清貴

透き通る歌声が心に染み入る、都会の孤独と未来への希望を描いた名曲です。
見知らぬ街角で吹き抜ける風のように、別れた恋人への思いを美しく歌い上げた杉山清貴さんのソロ作品。
大切な相手と別れても、過去の思い出は色あせることなく心を支え続けるという深いメッセージが込められています。
1988年1月リリースの本作は、『火曜サスペンス劇場』の主題歌として多くの視聴者の心をとらえ、オリコンチャート1位を獲得しました。
清々しい諦めと前を向く勇気を歌った歌詞は、失恋の痛みを乗り越えようとしている方の心に、きっと静かな光を灯してくれることでしょう。