【高齢者向け】暖かな4月にぴったりな春の歌
歌をレクリエーションに取り入れている高齢者施設は多いですね。
高齢者の方にとっても、歌は人気のレクリエーションのひとつで、カラオケ設備を取り入れている施設もありますよね。
そこで今回は4月にぴったりな春の歌をご紹介します。
高齢者の方が一度は耳にしたことがありそうな歌を集めました。
昔聴いていた楽曲や童謡を歌うことで当時を思い出したり、音程やリズムをとることは、脳の活性化につながります。
また歌うときは口を動かし、唇や舌、口回りの筋力を使うため、食べ物を食べる力も強化されますよ。
春の暖かな陽気の中で歌って、春を感じてみましょう。
【高齢者向け】暖かな4月にぴったりな春の歌(71〜80)
たんぽぽ作詞:門倉聡/作曲:堀越浄

春を彩る花といえば、たんぽぽも思い浮かびますよね。
緑の中に黄色が存在することで、風景がより美しく感じられるのではないでしょうか。
そんな冬をのりこえて花を咲かせるたんぽぽの姿を、ストレートに語りかけてくるような楽曲です。
強さを持った植物であることを知れば、よりたんぽぽを美しく感じられると教えてくれるようなイメージですね。
全体的に明るい雰囲気で進行する曲なので、たんぽぽの強さや美しさとともに、春の高揚感もしっかりと伝えてくれるような内容です。
ハナミズキ一青窈

一青窈さんの『ハナミズキ』は、優しい歌詞と心地よいメロディーが心に染み渡る素敵な曲です。
2004年にリリースされて以来、多くの方に愛され続けていますね。
この曲には、大切な人への想いや平和への祈りが込められています。
高齢者の方も、若い頃の思い出や大切な人との時間を思い出しながら、心穏やかに聴いていただけるのではないでしょうか。
歌詞の中にある「君と好きな人が百年続きますように」というフレーズは、特に心に響きます。
この曲を聴きながら、大切な人への想いを巡らせたり、手拍子をしたりするのも楽しいかもしれませんね。
はなさかじじい作詞:石原和三郎/作曲:田村虎蔵

昔話の定番でもあるはなさかじいさん、桜の花を咲かせる物語というところで、春のイメージも強いかと思います。
そんなはなさかじいさんのストーリーを、歌にのせて読み上げるような童謡です。
正直なおじいさんと意地悪なおじいさんの対比によって描かれる物語が、軽やかな雰囲気で紹介されています。
声に出したくなるような効果音の表現、楽しそうなリズムが魅力の楽曲です。
昔話の細かい部分については描かれていないところも大きなポイントで、昔話に触れたくなる気持ちも高めてくれているように思えます。
桜坂福山雅治

福山雅治さんの『桜坂』は、春の懐かしさを優しく歌う曲ですね。
別れた恋人への想いを歌った歌詞が、高齢者の方の心に響くかもしれません。
2000年4月にリリースされたこの曲は、TBS系バラエティ番組のテーマソングにもなりました。
ゆったりとしたメロディーに乗せて、思い出を振り返るのもいいですね。
福山さんの温かな歌声を聴きながら、桜の季節の思い出話に花を咲かせるのはどうでしょう。
春のレクリエーションで一緒に口ずさんでみるのも楽しそうです。
白い花の咲く頃岡本敦郎

春は出会いと別れの季節だとよく言われます。
そんな春に経験した別れに注目したような、切なさが含まれた楽曲です。
故郷を旅立った時の思い出、ふるさとに残してきた人々や、そこに咲いていた白い花に思いをはせているような内容です。
静かでおだやかな雰囲気で進行していくところも印象的で、故郷を離れたことへのさみしさが真っすぐに伝わってきます。
別れを告げた時に広がっていた風景が細かく描かれていることから、忘れられない思い出であることが強く伝わってくるような楽曲ですね。
春が来た作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一

春という季節がやってきて、風景が変わっていく様子が真っすぐに表現されている童謡です。
2007年には日本の歌百選にも選出された、日本の春を象徴する曲だといえるのではないでしょうか。
目の前に広がるさまざまな風景から春を感じる姿が描かれており、春に対する高揚感も伝わってくるような内容です。
少しずつ上がっていく音階、フレーズを繰り返していく軽やかさも、春の楽しさを強調しているような印象です。
春のおとずれを感じたときに歌いたくなるような、あたたかさを実感していくような楽曲ですね。
さくらさくら日本古謡

日本に古くから伝わる伝統的な春の楽曲、作者は不明で、江戸時代から存在していたと言われています。
そう曲としてのイメージも強いですが、春を象徴する曲としてさまざまな場面で使われる楽曲ですね。
一つひとつの音を大切に奏でていくような、ゆったりとしたメロディーで、桜が咲く春の風景が表現されています。
歌詞が短いところも大きな特徴で、短いからこそ言葉を大切にして、風景がしっかりとイメージされるのではないでしょうか。
やさしい気持ちで、春のおとずれをお祝いするように歌うと楽しそうな楽曲ですね。