【高齢者向け】暖かな4月にぴったりな春の歌
歌をレクリエーションに取り入れている高齢者施設は多いですね。
高齢者の方にとっても、歌は人気のレクリエーションのひとつで、カラオケ設備を取り入れている施設もありますよね。
そこで今回は4月にぴったりな春の歌をご紹介します。
高齢者の方が一度は耳にしたことがありそうな歌を集めました。
昔聴いていた楽曲や童謡を歌うことで当時を思い出したり、音程やリズムをとることは、脳の活性化につながります。
また歌うときは口を動かし、唇や舌、口回りの筋力を使うため、食べ物を食べる力も強化されますよ。
春の暖かな陽気の中で歌って、春を感じてみましょう。
【高齢者向け】暖かな4月にぴったりな春の歌(1〜10)
赤いハンカチ石原裕次郎

北国の春の情景を優しく歌い上げた物語性のある楽曲です。
アカシヤの花が咲く風景を背景に、切ない恋の別れを描いた石原裕次郎さんの歌声は、心に染み入るような深い余韻を残します。
本作は1962年10月にテイチクレコードからリリースされ、当時大きな話題を呼びました。
1964年1月には石原裕次郎さん主演の同名映画の主題歌としても起用され、映画とともに多くの人々の心を魅了しました。
懐かしい思い出とともに、みなさんで口ずさんでみませんか。
きっと昔を思い出しながら、すてきな時間を過ごせることでしょう。
春の穏やかな日差しの中で、ゆったりと音楽に浸る時間をお楽しみください。
幸せなら手をたたこう坂本九

昭和の歌謡界を代表する坂本九さんが1964年にリリースした曲。
もともとは童謡として広く愛されている本作は、手拍子や足踏みなど、体全体で表現する楽しい仕草とともに幸せを分かち合える曲なんですよね。
シンプルなメロディとわかりやすい歌詞が魅力で、その明るく温かな雰囲気は世代を超えて多くの人々の心を癒やしてきました。
みんなで一緒に手拍子をしながら歌うことで、自然と笑顔があふれ、心が温かくなるすてきな曲です。
今日も仲間と一緒に、楽しく歌ってみませんか。
青い山脈藤山一郎

戦後日本の復興と希望を象徴する名曲として、藤山一郎さんと奈良光枝さんのデュエットにより1949年に発表されました。
若者たちの夢や憧れを美しい山々の情景に重ねた歌詞は、西條八十さんが手掛け、服部良一さんが作曲を担当。
みずみずしい歌声とともに、厳しい冬を乗り越えて咲く花のように、新しい時代への期待が描かれています。
同年に公開された石坂洋次郎さん原作の映画の主題歌としても使用され、1989年にはNHKの昭和の歌・心に残る歌200で第1位に選ばれました。
本作は、懐かしい思い出を振り返りながら、高齢者の方同士で当時の話題に花を咲かせられる楽曲です。
【高齢者向け】暖かな4月にぴったりな春の歌(11〜20)
さくら森山直太朗

桜といえば、春の訪れを告げる美しい花ですね。
こちらの曲は、桜のはかなさと人生の移ろいを重ね合わせた名曲です。
森山直太朗さんの優しい歌声が、桜並木での別れの情景を鮮やかに描き出しています。
2003年3月にリリースされ、100万枚を超える大ヒットとなりました。
MBS・TBS系「世界ウルルン滞在記」のエンディングテーマにも起用されたのでご存じの方も多いでしょう。
人生の節目や別れの場面で、心に響く一曲です。
高齢者の方と一緒に聴いて、懐かしい思い出に浸るのはいかがでしょうか。
春の陽気に包まれながら、心温まるひとときを過ごせますよ。
さんぽ井上あずみ

ジブリ映画『となりのトトロ』のオープニング曲として、井上あずみさんの澄んだ歌声が魅力的な1曲です。
元気に散歩する主人公の姿を通して自然との出会いや友情の喜びを描き、シンプルな音楽性で心温まるメッセージを届けてくれます。
本作は1988年の映画公開と同時にリリースされました。
高齢者の方にもなじみのある曲で、口を大きく開いて歌うことで自然と口の周りの筋肉も使え、楽しみながら健康づくりができる曲として、音楽レクリエーションの時間にオススメです。
みなさんで一緒に歌って、春の心地よい陽気を味わってみましょう。
あゝ上野駅井沢八郎

集団就職で多くの若者を迎えた上野駅を情感豊かに描いた井沢八郎さんの楽曲は、1964年5月のリリース以来、故郷を離れて暮らす方々の心の支えとなってきました。
東北本線の終着駅として、夢と希望を胸に上京する若者たちを見守ってきた上野駅。
本作には、家族への思いと新しい生活への期待が込められています。
2003年に上野駅広小路口前に歌碑が建立され、2013年からは発車メロディとしても採用されています。
皆さんで歌いながら、懐かしい思い出に浸ってみませんか。
当時を知る方々との会話も自然と弾むはずです。
春の陽気の中で、心温まるひとときをお過ごしください。
四季の歌作詞作曲:荒木とよひさ

日本の四季を美しく表現した名曲で、荒木とよひささんが入院生活中に看護師の方々への感謝の気持ちを込めて作り上げました。
心清き人、心強き人、心深き人、心広き人と、春夏秋冬それぞれの季節を愛する人の心情を、友人や両親、恋人に重ね合わせて優しく描いています。
1972年に初めてレコード化され、1976年6月にニッポン放送での紹介をきっかけに芹洋子さんのバージョンが大ヒット。
温かみのある歌声とメロディは、みなさんの心に響くことでしょう。
高齢者の方と一緒に歌うと、四季の移ろいや、大切な人々との思い出を分かち合えるすてきな時間となりますよ。
春の陽気の中で、穏やかな気持ちで楽しんでいただけます。