【マーチ】行進曲の定番&演奏会で人気の華やかな作品を厳選!
マーチとは「行進曲」のこと。
身近なところでは、運動会の行進のBGMとして使用されていますね。
もともとは軍隊のパレードや冠婚葬祭などの儀式のために演奏されていたそうです。
マーチというと、パーカッションの力強いリズムと管楽器の華やかなメロディラインが特徴的ですが、演奏会での演奏を前提としたコンサートマーチと呼ばれる優雅で美しい雰囲気が特徴の楽曲もあります。
この記事ではさまざまなマーチを一挙に紹介していきますので、行進のBGMや演奏会での曲目選びの参考にしていただければうれしいです。
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【マーチ】行進曲の定番&演奏会で人気の華やかな作品を厳選!(21〜30)
双頭の鷲の旗の下にJosef Franz Wagner

行進曲としておなじみの『双頭の鷲の旗の下に』は1880年代にオーストリアの作曲家であるヨーゼフ・フランツ・ワーグナーが手がけました。
曲名にもある“双頭の鷲”とはオーストリアハンガリー帝国のシンボルとして用いられてきたそうです。
行進曲にふさわしい堂々とした雰囲気なので運動会の入場行進のBGMとしてオススメ!
フルートやクラリネットが優雅さを演出しているのもポイントなので吹奏楽の演奏会などにも適していますよ!
ラデツキー行進曲Johann Strauss I

行進曲のみならずクラシック音楽の中でもとても人気の高い『ラデツキー行進曲』。
1848年に起こった革命の混乱の中で、オーストリア帝国の領土だった北イタリアの独立運動をおさめたヨーゼフ・ラデツキー将軍をたたえて作曲された楽曲です。
作曲したのはワルツ王ともいわれていたヨハン・シュトラウス1世。
将軍をたたえた勇ましく堂々たる雰囲気が特徴の楽曲で、おもわず手拍子したくなる観客との一体感を味わえるマーチです。
演奏会の曲目をお探しの方はぜひマーチの人気曲を選曲してみませんか。
美中の美John Philip Sousa

1908年にジョン・フィリップ・スーザさんによって書かれたこの曲は、彼が思いを寄せた1人の女性を思って書かれた曲だそう。
タイトルにある『美中の美』とは彼女の美しさを表したタイトルなんですね。
そうした背景を知ると、この曲の優雅でなめらかな旋律がよりいっそう美しく感じられますよね。
スーザさんのマーチというと力強いイメージの曲が多いですが、この曲は華やかなコンサートマーチに仕上がっているので演奏会で披露するのにもピッタリです。
行進曲「希望の空」和田信

この曲は、2012年の課題曲4番に選ばれた楽曲です。
作曲を手掛けた和田信さんは、同じく1993年のコンクール課題曲であり今もなお高い人気を誇る『マーチ・エイプリル・メイ』の作曲者である矢部政男さんに師事していたそうです。
そのため、楽曲の冒頭部分は『マーチ・エイプリル・メイ』を引用しているのだそう。
マーチらしい軽快で爽やかな雰囲気が特徴で、演奏会だけでなく、実際に演奏しながら行進するシーンもよく似合う1曲ですね。
行進曲「K点を越えて」髙橋伸哉

情熱的で力強い吹奏楽マーチが、運動会を彩ります。
髙橋伸哉さんが1999年に全日本吹奏楽コンクールの課題曲として手掛けた本作は、スキージャンプのK点にちなんで名付けられました。
明るく活気があるメロディーと、現代的な和声が織りなす豊かな響きが魅力です。
大阪市音楽団(現・Osaka Shion Wind Orchestra)が課題曲参考演奏として収録したアルバム『全日本吹奏楽コンクール 課題曲参考演奏 1997-1999』で、本作の迫力がある演奏を堪能できます。
力強い行進のシーンから、開会式のオープニングまで、運動会のあらゆる場面で活躍する1曲。
聴くだけで背筋が伸び、自然と前を向いて歩きたくなる爽快感は、まさに運動会にぴったりです。
行進曲「ラメセスⅡ世」阿部勇一

古代エジプトの偉大な王をテーマにした、吹奏楽作曲家の阿部勇一さんによる異国情緒があふれる作品です。
冒頭を飾る華やかなファンファーレと、それに続くホルン群の勇壮な響きが印象的なこの楽曲は、ファラオの圧倒的な威厳と壮大な歴史物語を見事に描き出します。
1995年に全日本吹奏楽コンクールの課題曲として採用され、多くの奏者が挑戦したことでも知られています。
コンクール経験者の中には、この曲に特別な思い出を持つ方も多いのではないでしょうか。
難易度は高いですが、それだけに演奏者の実力を存分に発揮できる一曲。
スケール感のあるドラマチックな演奏で、聴衆の心をつかみたいと考えるバンドにピッタリです。
スポーツショー行進曲古関裕而

NHKのスポーツ中継のテーマソングとして1949年に作曲されたこの曲は、高校野球やプロ野球などの中継の際に使用されてきました。
そこから転じて現在では運動会で使用されることも多く、たくさんの方が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
作曲を手掛けたのは、マーチも数多く手掛け和製スーザと呼ばれた古関裕而さんです。
聴いているとワクワクして体が動き出しそうなメロディラインはどこか懐かしく、ついつい聴き入ってしまう魅力がありますね。





