イギリスのミュージシャンが作り出す音楽は、不思議と日本人の耳と心にフィットするものが多いですよね。
どこか湿り気を帯びた歌声やメロディ、内省的な歌詞、耽美的な雰囲気など……デビュー初期は本国よりも高い人気と知名度を誇ったクイーンなどの例に挙げるまでもなく、UKロックと日本人の愛称は抜群と断言してもいいのではないでしょうか。
今回は、日本とは同じ島国で共通点も多いイギリスが生んだ人気のアーティストやシンガーソングライターをピックアップ、今を時めく若手を中心として伝説的なベテランも含めて時代を問わず幅広いラインアップでお届けします。
あなたのお好きな邦楽のアーティストに影響源を知るきっかけとなるかも?
ぜひご覧ください!
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【2025】イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター(1〜10)
New RulesDua Lipa

2020年、最も活躍した女性アーティストの1人といっても過言ではないでしょう。
1995年生まれのデュア・リパさんは、いわゆるミレニアル世代が生んだ英国ポップ・スターの代表格であり、ファッション業界からも熱い視線を浴びるアイコン的な存在です。
10代の頃からYouTubeへのカバー動画の投稿などをおこなっていたリパさんは、2015年にはメジャーレコードとの契約を果たします。
2017年にリリースされたセルフ・タイトルのデビュー作は全英3位とヒット、アメリカをはじめとする各国でも人気を博します。
2019年にはレトロなディスコ・ポップや80年代的なサウンドを全面的に押し出した名曲『Don’t Start Now』が大ヒットを記録、同じ路線を引き継いだ2020年作のセカンド・アルバム『Future Nostalgia』は、まさに20年代の新世代のポップスの幕開けを告げる作品となりました。
全英1位はもちろん、アメリカでもチャート初登場4位を記録するなど、リパさんをネクスト・ステージへと向かわせたアルバムなのです。
彼女のハスキーで艶っぽい歌声はロック好きにも響く声質ですから、自分には縁がないのではというイメージを抱いている往年のロック・ファンにこそ、ぜひチェックしていただきたいアーティストですよ!
Shape of YouEd Sheeran

1991年にイギリスはヨークシャーにて生まれたエド・シーランさんは、2010年代以降において最も商業的に成功したソロ・アーティストの1人であり、ツアー収益におけるワールドレコード1位、3つのギネス世界記録を獲得した名曲『Shape of You』など、彼の歌声と曲は2010年代を彩った音楽そのもの、と言っても過言ではありません。
2020年代以降もその偉業は間違いなく続いていくであろうエドさんの音楽的なスタイルは、実はいたってシンプル。
軽快なアコースティック・ギターのバッキングと、卓越したメロディ・センス、ヒップホップの影響を感じさせる歌い回し、市井の人々を自然体のままで描き出すリアルな歌詞……そういった要素から生まれる名曲の数々を聴いていると、本当にいい曲であれば、時流などはなんら関係なく世界中へ広がっていくのだなと再認識させられるはず。
そんなエドさんはライブ・パフォーマンスも超一級で、小さなライブハウスであっても、東京ドームであっても、ギターとループ・ペダルを駆使してたった1人だけで最高のライブを魅せてくれるのですよ。
全身全霊ミュージシャン、それがエド・シーランさんなのです。
2002Anne-Marie

イギリス出身のシンガーソングライター、アン・マリーさんは、ポップ、R&B、ダンスを融合させた独自のスタイルで人気を博しています。
2015年にEP『Karate』でデビューし、2018年にはアルバム『Speak Your Mind』をリリース。
収録曲の多くがヒットを記録し、BRITアワードにもノミネートされました。
幼少期から武道を学んでいたというユニークな経歴の持ち主で、その経験が自信に満ちたパフォーマンスにつながっているようです。
感情豊かな歌声と共感を呼ぶ歌詞が魅力的で、恋愛や自己肯定感をテーマにした楽曲が多いのも特徴です。
カラオケで歌いたくなるような親しみやすい曲調が多いので、UKポップスが好きな方におすすめです。
PompeiiBastille

イギリスが誇るインディーポップバンド、バスティル。
2010年にロンドンで結成され、2013年にデビューアルバム『Bad Blood』をリリースし、UKアルバムチャート1位を獲得しました。
代表曲『Pompeii』は国際的な大ヒットとなり、バンドの名を世界に轟かせました。
2014年にはブリット・アワードで「British Breakthrough Act」を受賞し、グラミー賞にもノミネートされるなど、その実力は各方面から高く評価されています。
映画や文学からインスピレーションを得た歌詞と、シネマティックなサウンドが特徴的で、インディーポップやシンセポップを基調としながら、様々なジャンルを融合させた独自の音楽性を展開しています。
映画好きや文学愛好家の方にもおすすめのアーティストです。
You’ve Got the LoveFlorence & The Machine

イギリス出身のアートポップバンド、フローレンス・アンド・ザ・マシーンをご紹介します。
2007年にロンドンで結成され、2009年にデビューアルバム『Lungs』をリリース。
力強い歌声と圧倒的なステージパフォーマンスで多くのファンを魅了しています。
インディーロックを基盤に、ソウルやゴスペルの要素を取り入れた豊かな音楽性が特徴です。
2010年にはBrit Awardsで「MasterCard British Album of the Year」を受賞。
感情的でドラマチックな歌詞と壮大なサウンドが魅力で、ライブでは視覚的な演出も見どころです。
壮大な音楽世界に浸りたい方におすすめのアーティストです。
Rolling in the DeepAdele

2000年代の中盤から後半にかけて、イギリスでは60年代風のレトロなソウルやガールズ・ポップを思わせる女性アーティストがデビューを果たし、ちょっとしたブームとなりました。
エイミー・ワインハウスさんやダフィーさんなど、世界的な成功を果たしたシンガーソングライターも生まれた中で、圧倒的な商業的な成果を成し遂げたのがアデルさんです。
ロンドン生まれのアデルさんは、英国BBCにおける有望な新人を紹介する「サウンド・オブ・2008」で1位となり、2009年1月にタイトル通り19歳でリリースしたデビュー・アルバム『19』が高く評価され、リリース当時はあまり反応の薄かったアメリカにおいても翌年の2019年にはグラミー賞を受賞。
2011年リリースの『21』はなんと3,100万枚という圧倒的な売上を記録するなど、まさにイギリスが生んだ世界の歌姫として、シーンのトップに君臨し続ける存在なのです。
ソウルやポップ、ジャズなどを基盤としたノスタルジックなサウンドは聴く人を選ばず、突出した歌唱力と表現力を持った歌声の素晴らしさはもちろん、個人的な痛みや悲哀を切々と描いた歌詞は、リスナーの心を揺さぶります。
残念ながらデビュー当時に決まっていた来日公演がキャンセルとなって以来、一度も来日していない大物の1人なのですよね……。
As It WasHarry Styles

イギリスが誇る世界的スターとして、2020年代の音楽シーンを牽引しているハリー・スタイルズさん。
ワン・ダイレクションのメンバーとしてデビューし、2017年にソロ活動を開始。
セルフタイトルのデビューアルバムは英米で1位を獲得しました。
2022年5月にリリースされた3枚目のソロアルバム『Harry’s House』は世界中でチャート1位を記録。
同年の「コーチェラフェスティバル」ではトリを務めるなど、まさにトップスターの名にふさわしい活躍を見せています。
ポップ、ロック、ソウルなど多彩な音楽性で、幅広い年代のリスナーを魅了しているハリーさん。
ファッションアイコンとしても注目を集め、個性的な魅力にあふれた彼の音楽は、新しい刺激を求めている方におすすめです。