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【2025】イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター

イギリスのミュージシャンが作り出す音楽は、不思議と日本人の耳と心にフィットするものが多いですよね。

どこか湿り気を帯びた歌声やメロディ、内省的な歌詞、耽美的な雰囲気など……デビュー初期は本国よりも高い人気と知名度を誇ったクイーンなどの例に挙げるまでもなく、UKロックと日本人の愛称は抜群と断言してもいいのではないでしょうか。

今回は、日本とは同じ島国で共通点も多いイギリスが生んだ人気のアーティストやシンガーソングライターをピックアップ、今を時めく若手を中心として伝説的なベテランも含めて時代を問わず幅広いラインアップでお届けします。

あなたのお好きな邦楽のアーティストに影響源を知るきっかけとなるかも?

ぜひご覧ください!

【2025】イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター(21〜40)

Put Your Records OnCorinne Bailey Rae

実力派の女性シンガー・ソングライターとして評価を集める、コリーヌ・ベイリー・レイさん。

幼い頃からクラシックを学んでおり、思春期はレッド・ツェッペリンに熱中し、ジャズ・クラブで生計を立てていた時期を持つ彼女は、それらの背景から非常に複雑な音楽性を持ちます。

R&Bだったり、ジャズテイストだったり、ポップだったり、激しいロックだったりと、同じアーティストでさまざまなジャンルを味わえるのが彼女の魅力といえるでしょう。

The Way I Tend To BeFrank Turner

Frank Turner – The Way I Tend To Be (Official Video)
The Way I Tend To BeFrank Turner

イギリスのフォークシンガーとして活躍するフランク・ターナーさんは、ポストハードコアバンド「ミリオン・デッド」のボーカリストから、2005年にソロキャリアをスタートさせました。

フォーク、パンクフォーク、オルタナティブカントリーなど、多彩なジャンルを横断する音楽性が魅力です。

2022年2月にリリースされたアルバム『FTHC』まで、8枚のソロアルバムを発表。

2012年のロンドンオリンピック開会式での演奏や、自身のビール「Believe」の発売など、音楽以外の分野でも活躍しています。

個人的な経験や政治的な見解を歌に反映させる姿勢は、ブルース・スプリングスティーンさんの影響を感じさせますね。

フォークとパンクの融合に惹かれる方におすすめの、独自の世界観を持つアーティストです。

Coming UpPaul McCartney

Paul McCartney – Coming Up (Official Music Video)
Coming UpPaul McCartney

言うまでもなく、ビートルズは20世紀が生んだ最大の音楽集団であり、その影響力はとても言葉で表現できるようなものではありません。

ソングライティングの片翼を担ったポール・マッカートニーさんは、2021年の時点でいまだ現役というのが嬉しいですよね。

『Yesterday』や『Let It Be』など、歴史的な名曲を多く生み出したポールさんは「ポピュラー音楽史上最も成功した作曲家」としてギネスの世界記録に載っているほどの偉大な作曲家であり、ポールさんがいなかったら、おそらくロックやポップの形は、現在のそれとはまるで違うものとなっていたのではないでしょうか。

そんなポールさんがソロ・アーティストとしてのキャリアをスタートさせたのは、1970年4月にビートルズを脱退してからのこと。

活動当初はどうしてもビートルズの名がつきまとい、酷評されたこともあったようですが、当時の奥さまのリンダ・マッカートニーさんらと組んだバンド、ウイングスは世界的な成功を収めています。

長いキャリアの中で個人的なトラブルやジョン・レノンさんの急死などに見舞われながらも、ポールさんは一貫してミュージシャンとしての活動を続けているということ自体がすごいなと感じます。

ビートルズとしてのポールさんしか知らないという方も、この機会にぜひソロやウイングスにおけるポールさんのすてきな音楽に触れてみてください!

Someone You LovedLewis Capaldi

一体どのような人生経験があれば、このような深みある素晴らしい美声が生まれるのでしょうか。

1996年生まれでスコットランド出身のルイス・キャパルディさんは、2010年代後半にデビューしたアーティストの中では圧倒的な売上と確かな実力を誇る、若手再注目株のシンガーソングライター。

幼い頃から楽器の演奏などで音楽に親しんでいていたキャパルディさんは、2017年のデビューEP『Bloom』が世界中でストリーミング再生1億2,000万回という驚異的な数字を記録して注目を浴びます。

2018年に発表された代表曲『Someone You Loved』は全英・全米でチャート1位を獲得。

翌年の2019年にリリースされたデビュー・アルバム『Divinely Uninspired to a Hellish Extent』も、当然のように大ヒットを記録しました。

キャパルディさんの素朴なたたずまいそのままの、決して派手ではないながらも胸にしみ入るサウンドを軸とした感動的な楽曲がずらりと並ぶ見事なデビュー作であり、彼の最大の魅力である歌声を心ゆくまで楽しめます。

ただひたすら、音楽的な感動の中で思い切り泣きたい時があれば、ぜひルイス・キャパルディさんの音楽に触れてみてください。

ButterflyCleo Sol

Cleo Sol – Butterfly (Official Video)
ButterflyCleo Sol

ウェストロンドン出身のシンガーソングライター、クレオ・ソルさんは、ソウルやジャズ、R&Bを巧みに融合させた独特のサウンドで注目を集めています。

2011年にシングル「High」でデビューを飾り、2020年3月にはデビュー・アルバム『Rose in the Dark』をリリース。

2023年には『Heaven』と『Gold』という2枚のアルバムを同月に発表するなど、精力的に活動を続けています。

音楽一家に育った彼女の歌声は、癒しと力強さを兼ね備え、多くのリスナーの心を掴んでいます。

レトロな雰囲気と現代的なアプローチが融合した彼女の音楽は、心地よい空間を作り出すのが得意。

落ち着いた時間を過ごしたい方におすすめの1枚です。

cotton candyYungblud

YUNGBLUD – cotton candy (Official Video)
cotton candyYungblud

2020年代の英国ロックシーンにおいて、最も注目されている若手シンガーソングライターを挙げろと言われたら、ヤングブラッドさんの名前を挙げざるえないでしょう。

音楽ジャンル、ファッション、ジェンダーなど、さまざまなカテゴリを軽々と飛びこえて、現代を生きる若者の心の内を赤裸々に表現する、ヤングブラッドことドミニク・ハリソンさんは、1997年生まれで出身はイングランド北部ドンカスター。

音楽一家で育ち、パフォーミング・アート専門の高校出身という経歴を持ち、デビュー当時から音楽性はもちろん見た目も含めて、ジャンルなど意に介していない姿勢で自らの個性に磨きをかけるアーティストです。

盟友マシン・ガン・ケリーさんなど、他国のアーティストとの客演も頻繁にこなしつつ、2020年にリリースされたセカンドアルバム『Weird!』では、広義の意味で彼なりの「ロック」を追求したような作品を完成させ、現代型のロックスターの姿を見事に提示してみせました。

00年代エモへの憧憬をしのばせるメロディセンスも、英国伝統の耽美なロックの美意識も、ストリートの現実も、すべてを引き受けて歌う彼は、今後はさらに大きな存在となっていくでしょう。