【2025】イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター
イギリスのミュージシャンが作り出す音楽は、不思議と日本人の耳と心にフィットするものが多いですよね。
どこか湿り気を帯びた歌声やメロディ、内省的な歌詞、耽美的な雰囲気など……デビュー初期は本国よりも高い人気と知名度を誇ったクイーンなどの例に挙げるまでもなく、UKロックと日本人の愛称は抜群と断言してもいいのではないでしょうか。
今回は、日本とは同じ島国で共通点も多いイギリスが生んだ人気のアーティストやシンガーソングライターをピックアップ、今を時めく若手を中心として伝説的なベテランも含めて時代を問わず幅広いラインアップでお届けします。
あなたのお好きな邦楽のアーティストに影響源を知るきっかけとなるかも?
ぜひご覧ください!
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【2025】イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター(21〜30)
Someone You LovedLewis Capaldi

一体どのような人生経験があれば、このような深みある素晴らしい美声が生まれるのでしょうか。
1996年生まれでスコットランド出身のルイス・キャパルディさんは、2010年代後半にデビューしたアーティストの中では圧倒的な売上と確かな実力を誇る、若手再注目株のシンガーソングライター。
幼い頃から楽器の演奏などで音楽に親しんでいていたキャパルディさんは、2017年のデビューEP『Bloom』が世界中でストリーミング再生1億2,000万回という驚異的な数字を記録して注目を浴びます。
2018年に発表された代表曲『Someone You Loved』は全英・全米でチャート1位を獲得。
翌年の2019年にリリースされたデビュー・アルバム『Divinely Uninspired to a Hellish Extent』も、当然のように大ヒットを記録しました。
キャパルディさんの素朴なたたずまいそのままの、決して派手ではないながらも胸にしみ入るサウンドを軸とした感動的な楽曲がずらりと並ぶ見事なデビュー作であり、彼の最大の魅力である歌声を心ゆくまで楽しめます。
ただひたすら、音楽的な感動の中で思い切り泣きたい時があれば、ぜひルイス・キャパルディさんの音楽に触れてみてください。
Ballad Of The Mighty INoel Gallagher’s High Flying Birds

1990年代が生んだ英国最大のロックバンド、オアシスのメインソングライター兼ギタリストにして、バンドの解散後はソロのアーティストとして活躍し続けるノエル・ギャラガーさん。
天才的なメロディメイカーであるのと同時に、歯に衣着せぬ発言で度々物議をかもしだすノエルさんは、ミュージシャンとしての才能はもちろん、そのキャラクター性も含めてここ日本でも愛されている存在ですよね。
そんなノエルさんは2009年にオアシスを脱退して、2011年にノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズという名義で、自身初となるソロ・アルバムをリリースします。
オアシス時代から『Don’t Look Back in Anger』といった名曲でメインボーカルを担当していたノエルさんですが、オアシス以上にバンドアンサンブルのおもしろさを追求しながらも、1人のシンガーとして堂々と自身の楽曲を歌い上げているのが印象深いですね。
以降は質の高いアルバムを定期的にリリースし、そのすべてが全英チャート1位を記録しています。
日本へも度々来日してくれている、というのもファンとしては嬉しいのではないでしょうか。
オアシスの名曲しか知らない、という方であっても、ソロとしてのノエルさんの音楽もぜひ聴いていただきたいですね!
【2025】イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター(31〜40)
A Place Called HomePJ Harvey

PJハーヴェイさんの名前や音楽を知っているという方は、残念ながらここ日本であれば洋楽に詳しい方や、90年代以降のオルタナティブ・ロックを愛好する熱心な音楽ファンに限られています。
2017年の1月に何と22年ぶりとなった来日公演が実現した際には、SNS上や音楽メディアなどでその名前が話題となって、なんとなく名前だけは目にしたという方はいらっしゃるかもしれませんね。
1991年にインディーズでシングルをリリースしてデビューを果たしたPJハーヴェイさんは、赤裸々な歌詞と過激なスタイルが当時の女性アーティストとしては画期的とされたデビュー作『Dry』が、あのニルヴァーナのカート・コバーンさんが好きなアルバムに挙げたことで話題を集めます。
その後も音楽的なスタイルを変えながら、初期の荒々しく乾いたロックも、トリップ・ポップへの接近も、シンプルなポップでも、ピアノ主体のアルバムであろうとも、すべてがPJハーヴェイさんの音楽として成立しているのが素晴らしい。
まさに、真の意味でオルタナティブなアーティストと言えるのです。
わかりやすいメロディが盛り込まれ、商業的にも成功した2000年作の『Stories from the City, Stories from the Sea』辺りから、彼女の音楽に触れてみることをオススメします。
cotton candyYungblud

2020年代の英国ロックシーンにおいて、最も注目されている若手シンガーソングライターを挙げろと言われたら、ヤングブラッドさんの名前を挙げざるえないでしょう。
音楽ジャンル、ファッション、ジェンダーなど、さまざまなカテゴリを軽々と飛びこえて、現代を生きる若者の心の内を赤裸々に表現する、ヤングブラッドことドミニク・ハリソンさんは、1997年生まれで出身はイングランド北部ドンカスター。
音楽一家で育ち、パフォーミング・アート専門の高校出身という経歴を持ち、デビュー当時から音楽性はもちろん見た目も含めて、ジャンルなど意に介していない姿勢で自らの個性に磨きをかけるアーティストです。
盟友マシン・ガン・ケリーさんなど、他国のアーティストとの客演も頻繁にこなしつつ、2020年にリリースされたセカンドアルバム『Weird!』では、広義の意味で彼なりの「ロック」を追求したような作品を完成させ、現代型のロックスターの姿を見事に提示してみせました。
00年代エモへの憧憬をしのばせるメロディセンスも、英国伝統の耽美なロックの美意識も、ストリートの現実も、すべてを引き受けて歌う彼は、今後はさらに大きな存在となっていくでしょう。
ButterflyCleo Sol

ウェストロンドン出身のシンガーソングライター、クレオ・ソルさんは、ソウルやジャズ、R&Bを巧みに融合させた独特のサウンドで注目を集めています。
2011年にシングル「High」でデビューを飾り、2020年3月にはデビュー・アルバム『Rose in the Dark』をリリース。
2023年には『Heaven』と『Gold』という2枚のアルバムを同月に発表するなど、精力的に活動を続けています。
音楽一家に育った彼女の歌声は、癒しと力強さを兼ね備え、多くのリスナーの心を掴んでいます。
レトロな雰囲気と現代的なアプローチが融合した彼女の音楽は、心地よい空間を作り出すのが得意。
落ち着いた時間を過ごしたい方におすすめの1枚です。
The ChangingmanPaul Weller

ポール・ウェラーさんといえば、70年代からキャリアをスタートさせ、ザ・ジャムやザ・スタイル・カウンシルなどのバンドで一時代を築き上げ、ソロ・アーティストとなってからもシーンの兄貴分として慕われ続ける英国ロックの象徴的存在です。
2020年にリリースされたアルバム『On Sunset』が全英チャート1位に輝き、健在ぶりをアピールしたことも記憶に新しいですね。
ウェラーさんの歩みは、そのまま英国ロックの歴史の1つと言っても過言ではないですし、オアシスやオーシャン・カラー・シーンといった90年代のバンドのみならず、00年代以降のバンドからもリスペクトされる貴重なアーティストなのです。
そんなウェラーさんの音楽性は、バンド時代でもソロでもさまざまな試みに挑戦していますが、ロックを基調としつつソウルやジャズといった黒人音楽への誠実な愛情があり、まさにブリティッシュ・ロックの粋を心ゆくまで楽しめるサウンドを鳴らし続けています。
ソロ・アーティストとしてのウェラーさんの作品であれば、まずは90年代において完全復活を印象付けた1995年の『Stanley Road』や、1997年の『Heavy Soul』といった作品から聴いてみてはいかがでしょうか。
Englishman In New YorkSting

イギリスを代表するアーティストといえば、こちらのスティングさんを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
スティングさんは、ポリスというバンドのメンバーとして約10年にわたって活動したのち、ソロに転向し、いくつもの世界的なヒットソングをリリースしました。
こちらの『Englishman In New York』はそんな彼の代表的な作品の1つで、彼のスタイリッシュな音楽性と深みのあるメッセージ性がつめこまれた作品です。