現代のロックシーンに繋がるオルタナティブロックのおすすめ洋楽バンド
1980年代、ロック・ミュージックは多くのリスナーを獲得すると同時に一つの産業としてメインストリームが形づくられました。
一方ではさまざまなジャンルが台頭し、派生していくなかで、メディアが“それまでの型にはまらないロック”という定義で打ち出したジャンルが、オルタナティブ・ロックです。
今回はそんなオルタナティブロックの原点に迫りながらも、後のシーンをけん引するミュージシャンに注目しました。
ぜひチェックしてみてくださいね。
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現代のロックシーンに繋がるオルタナティブロックのおすすめ洋楽バンド(11〜20)
Friday I’m In LoveThe Cure

ロバートスミスを中心にしたバンド、ザ・キュアーの1992年のアルバム「ウィッシュ」からシングルカットされた曲。
じゅうたんの上を転がるようなメランコリックなサウンドに希望のある歌詞でとても人気な曲です。
ミュージックビデオも曲に合ったミュージカル調のファンタジックな内容です。
Reel Around The FountainThe Smiths

イギリスのバンド、ザ・スミスのデビューアルバムのスタートを飾る曲。
80年代らしいエコーの聴いたスネアドラムとジョニーマーのとろけるようなアルペジオがすてきです。
当時の内向的な少年たちの心をつかんだというモリッシーの詩。
この曲でも官能的で想像をかき立てる詩の世界を繰り広げています。
TemptationNew Order

イギリス・マンチェスター出身のニュー・オーダーは、1980年にジョイ・ディヴィジョンの残ったメンバーによって結成されました。
ポストパンクからシンセポップ、ダンスミュージックまで幅広い音楽性で知られています。
1981年にデビューアルバム『ムーヴメント』をリリースし、その後も『パワー、コラプション&ライズ』『ロウ・ライフ』など80年代を代表するアルバムを次々と発表。
エレクトロニックミュージックとロックの融合による新しいサウンドは、後の多くのアーティストに影響を与えました。
1983年にリリースされた12インチ・シングルは、最も売れたシングルとして記録されています。
ダンスビートとロックの融合に興味がある方におすすめのバンドです。
Animal NitrateSuede

1989年にイギリス、ロンドンで結成されたバンド、スウェードのデビューアルバムからの1曲です。
ボーカルのブレッド・アンダーソンの中性的で妖艶な容姿に近親による性を匂わせるような危険な歌詞が魅力的です。
Swallow My PrideGreen River

グランジという潮流の源流をたどると必ず行き着く、まさに「祖」と呼ぶべきバンドがいます。
1984年にアメリカのシアトルで結成されたグリーン・リヴァーです。
パンクの攻撃性とヘヴィメタルの重さを併せ持つサウンドで、翌1985年にデビューしました。
商業的なヒット曲はありませんが、EP『Dry As a Bone』やアルバム『Rehab Doll』は、シーンの幕開けを告げる歴史的な作品として知られています。
メジャーな賞とは無縁だったものの、音楽性の違いから解散し、後にパール・ジャムやマッドハニーが生まれるきっかけとなったエピソードは、まるでドラマのようですよね。
磨き上げられる前の、生々しいロックの衝動に触れたい方や、グランジのルーツを深く知りたい方には必聴のバンドです。
Second SkinThe Gits

ブルージーで激情的な歌声が魂を揺さぶるアメリカのバンドがザ・ギッツです。
メンバーはボーカルのミア・ザパタさん、ギターのアンディ・ケスラーさん、ベースのマット・ドレスドナーさん、ドラムのスティーヴ・モリアティさんの4人。
1989年にシアトルへ移住し、1992年発売のアルバム『Frenching the Bully』でアンダーグラウンドシーンから注目を集めました。
ミアさんの歌声はジャニス・ジョプリンさんにもなぞらえられ、そのソウルフルな叫びとバンドの激しいサウンドの融合は唯一無二の存在感を放っていたとされています。
しかし1993年7月、ミアさんが27歳で殺害されたことでバンドは悲劇的な終焉を迎えました。
魂を削るような生々しいロックを聴きたい人に刺さるバンドです。
現代のロックシーンに繋がるオルタナティブロックのおすすめ洋楽バンド(21〜30)
Possum KingdomThe Toadies

アメリカ・テキサス州の土埃を感じさせる、そんな骨太なサウンドが魅力のザ・トーディーズは、1989年に結成されたロックバンドです。
「テキサス的でありながら、紛れもなくグランジ」と評される、泥臭さとヘヴィネスを融合したスタイルが特徴。
1994年に発売されたデビューアルバム『Rubberneck』は、シングル「Possum Kingdom」などの大ヒットを記録し、1996年にはプラチナ認定されるほどの成功を収めました。
翌年にはMTVのビデオアワードも受賞し、その存在感はファンのみならずシーン全体に認められたとされています。
一度は解散するも、現在も精力的なライブでファンを熱狂させているのだとか。
シアトル勢とはひと味違う、乾いた質感のオルタナティブロックを聴きたい方にはたまらないのではないでしょうか。