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おすすめのハードロック・ヘビーメタル
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現代のロックシーンに繋がるオルタナティブロックのおすすめ洋楽バンド

1980年代、ロック・ミュージックは多くのリスナーを獲得すると同時に一つの産業としてメインストリームが形づくられました。

一方ではさまざまなジャンルが台頭し、派生していくなかで、メディアが“それまでの型にはまらないロック”という定義で打ち出したジャンルが、オルタナティブ・ロックです。

今回はそんなオルタナティブロックの原点に迫りながらも、後のシーンをけん引するミュージシャンに注目しました。

ぜひチェックしてみてくださいね。

現代のロックシーンに繋がるオルタナティブロックのおすすめ洋楽バンド(21〜30)

Honey BucketMelvins

グランジシーンの影の立役者ともいえるメルヴィンズは、1983年にアメリカのワシントン州で活動を開始したバンドです。

重く引きずるようなギターリフと実験的な曲構成が持ち味で、スラッジメタルやドゥームメタルの先駆者としても知られています。

1987年にアルバム『Gluey Porch Treatments』でデビューを飾り、1993年にはメジャーから名盤『Houdini』を発売しました。

このアルバムは、ニルヴァーナのカート・コバーンさんがプロデュースに深く関わったことで大きな話題を呼んだのだとか。

彼のバンドをはじめ、サウンドガーデンなど数多くのグランジバンドに絶大な影響を与えた存在です。

型にはまらない、どこまでもヘヴィで独創的なサウンドを体感したい人にぴったりのバンドでしょう。

Like a HurricaneNeil Young and Crazy Horse

Neil Young & Crazy Horse – Like A Hurricane – Live 1986
Like a HurricaneNeil Young and Crazy Horse

後のグランジシーンに多大な影響を与えた「ゴッドファーザー」として知られるのが、カナダ出身のニール・ヤングさんと、彼を支えるアメリカのロックバンド、クレイジー・ホースです。

1969年に名盤『Everybody Knows This Is Nowhere』で活動を開始して以来、歪んだギターが轟くノイズロックから、心に響くフォークまで幅広い音楽性でファンを魅了。

その生々しいサウンドは、多くの後進に影響を与えたとされています。

ニール・ヤングさんは個人としてロックの殿堂入りを2度果たし、グラミー賞も多数獲得しています。

1990年作のアルバム『Ragged Glory』で見せた荒々しい演奏は、ニルヴァーナなど数々のバンドに直接的なインスピレーションを与えたのだとか。

魂を揺さぶる本物のロックを体感したい、そんな方にぴったりの存在です。

Them BonesAlice In Chains

Alice In Chains – Them Bones (Official HD Video)
Them BonesAlice In Chains

こちらも90年代のアメリカを代表するバンド、アリス・イン・チェインズ。

オルタナティブロックという広義のジャンルには入るものの、ヘビーメタルやハードロック寄りのオルタナとして知られているバンドです。

ニルヴァーナやパールジャムといったアメリカオルタナバンドのムーブメントの中、世界的に活躍を果たしました。

こちらの楽曲『Them Bones』はまさに「オルタナティブ・メタル」といったおもむきの楽曲で、急行直下のエンドまで最高にヘヴィなサウンドを楽しませてくれます。

Where It’s AtBeck

Beck – Where It’s At (Official Music Video)
Where It's AtBeck

アルバム毎にそのサウンドを変化させることに長けているアメリカのアーティスト、ベックの2ndアルバムからの1曲です。

ヒップホップから影響を受けたであろうブレイクビーツ、スクラッチ音などごちゃ混ぜのサウンド。

影響は受けているもののそこまでヒップホップに傾倒しすぎたように聴こえないのはベックのセンスの表れだと思います。

I Wanna Be Your DogThe Stooges

グランジの源流を語る上で欠かせない存在が、アメリカのバンド、ザ・ストゥージズです。

1967年にミシガン州で結成され、プロトパンクやガレージロックに分類されるそのサウンドは、後のパンクやグランジの設計図になったといわれています。

ボーカルのイギー・ポップさんによる、客席へ飛び込むなどの過激なパフォーマンスはあまりにも有名。

1969年当時のデビューアルバム『The Stooges』は商業的には振るいませんでしたが、その原始的なエネルギーはデヴィッド・ボウイをも魅了しました。

2010年にはロックの殿堂入りを果たしており、時代がようやく彼らに追いついた証なのかもしれませんね。

ニルヴァーナなどが愛した、荒々しくも純粋なロックの初期衝動に触れたい方におすすめです。

Eddie’s GunThe Kooks

イギリスで結成されたザ・クークスのデビューアルバムからの1曲です。

軽快スネアドラムとギターのカッティングで始まるこの曲は女性との嫌な思い出をモチーフにした曲で、曲名からヒントを得ることができる。

無駄なエフェクトを入れない端的でカラッとしたロックサウンドが爽やかで、ふとした時に聴きたくなる1曲です。

xoxoxoSecret And Whisper

激情と叙情が交錯するサウンドで知られるカナダのバンド、シークレット・アンド・ウィスパー。

彼らは前身バンドのメンバーがボーカルにチャールズ・ファーニーさんを迎え、2007年に新たな一歩を踏み出しました。

音楽性はポスト・ハードコアを軸に、エモや実験的なオルタナティブロックの要素を巧みに取り入れています。

2008年2月にデビューアルバム『Great White Whale』が当時の音楽シーンで話題となり、収録曲「XOXOXO」はiTunesチャートで初週100位内に入るなど注目を集めました。

大きな受賞歴こそありませんが、チャールズさんの情感豊かなハイトーンボイスと重厚なバンドサウンドの対比、物語を紡ぐ歌詞は専門メディアから「強烈なデビュー」と評されるなど、高い評価を得ています。

一度活動を休止しましたが、2025年4月にはフェスでの復活公演も決定。

繊細な感情表現と圧倒的なサウンドが織りなす、独特の世界観を持つ音楽を求める人にこそ聴いてほしいバンドです。