現代のロックシーンに繋がるオルタナティブロックのおすすめ洋楽バンド
1980年代、ロック・ミュージックは多くのリスナーを獲得すると同時に一つの産業としてメインストリームが形づくられました。
一方ではさまざまなジャンルが台頭し、派生していくなかで、メディアが“それまでの型にはまらないロック”という定義で打ち出したジャンルが、オルタナティブ・ロックです。
今回はそんなオルタナティブロックの原点に迫りながらも、後のシーンをけん引するミュージシャンに注目しました。
ぜひチェックしてみてくださいね。
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現代のロックシーンに繋がるオルタナティブロックのおすすめ洋楽バンド(1〜10)
Serve The ServantsNirvana

カート・コバーンの自殺によって解散したバンド、ニルヴァーナのラストアルバム「イン・ユーテロ」の1曲目を飾る曲です。
前作「ネヴァーマインド」の世界的ヒットを忌み嫌い、アンダーグラウンドに回帰することを願ったようなアルバムで、この曲もいきなり不協和音から始まります。
「イン・ユーテロ」のプロデューサーはスティーヴ・アルビニで硬く生々しい音を聴くことができます。
Suck My KissRed Hot Chili Peppers

レッドホットチリペッパーズの1992年リリースの最高にハイなオルタナティブロックナンバー『Suck My Kiss』。
かなり激し目のサウンドとリリック、他のバンドが内向的でスローテンポ、そして少しナヨナヨしたサウンドが印象的な1992年ですが、彼らのこの楽曲はまさに攻撃的、技巧も素晴らしく他の人気バンドとは少し違った系統です。
バンドとしても息が長く、数々の世代を渡り歩いているレッチリ。
群雄割拠の90年代の中でもひときわ輝く名曲です。
Give It AwayRed Hot Chili Peppers

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ5枚目のアルバム「ブラッド・シュガー・セックス・マジック」からシングルカットもされた非常に有名な曲です。
ベーシストのフリーが鳴らすブリブリで極太のベース音と白いジミ・ヘンドリックスとも評されたワウペダルを効果的に使用したジョン・フルシアンテのファンキーなプレイが混じり合った曲に盛り上がらない人はいないでしょう。
現代のロックシーンに繋がるオルタナティブロックのおすすめ洋楽バンド(11〜20)
Possum KingdomNEW!The Toadies

アメリカ・テキサス州の土埃を感じさせる、そんな骨太なサウンドが魅力のザ・トーディーズは、1989年に結成されたロックバンドです。
「テキサス的でありながら、紛れもなくグランジ」と評される、泥臭さとヘヴィネスを融合したスタイルが特徴。
1994年に発売されたデビューアルバム『Rubberneck』は、シングル「Possum Kingdom」などの大ヒットを記録し、1996年にはプラチナ認定されるほどの成功を収めました。
翌年にはMTVのビデオアワードも受賞し、その存在感はファンのみならずシーン全体に認められたとされています。
一度は解散するも、現在も精力的なライブでファンを熱狂させているのだとか。
シアトル勢とはひと味違う、乾いた質感のオルタナティブロックを聴きたい方にはたまらないのではないでしょうか。
Second SkinNEW!The Gits

ブルージーで激情的な歌声が魂を揺さぶるアメリカのバンドがザ・ギッツです。
メンバーはボーカルのミア・ザパタさん、ギターのアンディ・ケスラーさん、ベースのマット・ドレスドナーさん、ドラムのスティーヴ・モリアティさんの4人。
1989年にシアトルへ移住し、1992年発売のアルバム『Frenching the Bully』でアンダーグラウンドシーンから注目を集めました。
ミアさんの歌声はジャニス・ジョプリンさんにもなぞらえられ、そのソウルフルな叫びとバンドの激しいサウンドの融合は唯一無二の存在感を放っていたとされています。
しかし1993年7月、ミアさんが27歳で殺害されたことでバンドは悲劇的な終焉を迎えました。
魂を削るような生々しいロックを聴きたい人に刺さるバンドです。
WaterfallThe Stone Roses

2011年に再結成し、2016年に22年ぶりに新曲をリリースしたザ・ストーン・ローゼス。
そんな彼らが1989年にリリースしたデビューアルバムからの1曲です。
ギタリストのジョン・スクワイアのマイナスイオンを出すまさに滝のような柔らかく、時にひずんだサウンドが流れるこの曲はバンドの特徴を表しています。
ちなみにこの曲を逆再生させ、アレンジしたものが彼らの曲「ドント・ストップ」です。
Swallow My PrideNEW!Green River

グランジという潮流の源流をたどると必ず行き着く、まさに「祖」と呼ぶべきバンドがいます。
1984年にアメリカのシアトルで結成されたグリーン・リヴァーです。
パンクの攻撃性とヘヴィメタルの重さを併せ持つサウンドで、翌1985年にデビューしました。
商業的なヒット曲はありませんが、EP『Dry As a Bone』やアルバム『Rehab Doll』は、シーンの幕開けを告げる歴史的な作品として知られています。
メジャーな賞とは無縁だったものの、音楽性の違いから解散し、後にパール・ジャムやマッドハニーが生まれるきっかけとなったエピソードは、まるでドラマのようですよね。
磨き上げられる前の、生々しいロックの衝動に触れたい方や、グランジのルーツを深く知りたい方には必聴のバンドです。