【洋楽】疾走感も切なさも!オススメのメロコア・バンド【2025】
2020年代の今、メロコアという音楽ジャンルを耳にして皆さんはどのようなイメージを浮かべますか?
おそらく、世代によって浮かべるバンドも音も違ってくるかもしれませんね。
メロコア全盛期の90年代、ポップパンクや青春パンクなどが人気を博した00年代初頭、2010年代中盤以降のポップパンク・リバイバル……鳴らす音はバンドによってさまざまだったりします。
本稿では、その名の通りメロディックなハードコア、メロディック・ハードコアの略称として日本では定着した感のあるメロコアを中心として、派生とも言えるポップパンク系にも目を向けて、ベテランから2020年代の今注目を集める若手も含めて選出してみました!
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【洋楽】疾走感も切なさも!オススメのメロコア・バンド【2025】(11〜20)
People Like YouTrophy Eyes

オーストラリア発のトロフィー・アイズは、ポップパンクとハードコアを融合させた音楽性で注目を集めています。
2013年に結成され、アルバム「『Mend, Move On』」でデビュー。
『Chemical Miracle』『The American Dream』と着実にファン層を広げ、オーストラリアのみならず海外でも高い人気を誇ります。
特に『The American Dream』は、ポップ性を押し出しつつルーツも大切にした意欲作。
エモーショナルな歌詞とキャッチーなメロディ、ダイナミックなサウンドは多くのリスナーの心を掴んで離しません。
ライブパフォーマンスにも定評があり、ポップパンクが好きな方はもちろん、メロコアファンにもおすすめのバンドです。
PretenseKnuckle Puck

2010年代以降にデビューしたポップパンク・バンドの中ではすでに10年選手の中堅どころとして、同郷のシカゴ出身のリアル・フレンズらとともに多くのバンドからリスペクトされる5人組がナックル・パックです。
名門「Rise Records」より2022年現在までに3枚のアルバムをリリース、2018年にはジャパン・ツアーも実現させており、東京公演はソールド・アウトとなるなど日本のファンからも熱狂的な支持を集める存在なのですね。
そんな彼らのサウンドは、ダイブやモッシュを誘発する疾走系のメロコア・ナンバーはもちろん、緩急を使い分けたエモ寄りの楽曲もあり、少年のようなナイーブさを残した歌声から繰り出されるエモーショナルなメロディは、好きな人であれば確実にノックアウト必至の即効性を持ち合わせています。
彼らはデビュー時から大きく音楽性が変化したようなバンドではないのですが、その分自分たちが鳴らすべき音というものを理解しており、ファンの期待に応えながら前進を続けているというタイプのバンドですから、どのアルバムから聴いても楽しめるはずです!
Can I SayDag Nasty

1985年に結成されたダグ・ナスティーは、メロディック・ハードコアの歴史において最も重要なバンドの1つと言われている伝説的な存在です。
ハードコアの伝説、マイナー・スレットのメンバーだったブライアン・ベイカーさんを中心としたバンドで、1986年にはデビュー・アルバムにして歴史的な名盤となった『Can I Say』をリリース。
ハードコアが根底にありながら、熱く爽やかな声質を持つデイヴ・スマイリーさんによるメロディとシャウト、ブライアンさんの独創的なギターが織り成す独創的なサウンドは、メロディック・ハードコア勢はもちろん元祖エモコアとも称され、後続のバンドに多大なる影響を与えたのです。
バッド・レリジョンやハスカードゥといった、同時期のハードコア界の革新的な存在と比べても独自の音を鳴らしており、その偉業は短い文章で語れるようなものではありません。
ハードコア、とい言われてなんとなく抵抗感を覚える方であってもぜひ聴いていただきたいバンドですね。
プロデュースをマイナー・スレット~フガジのフロントマンにして、ワシントンD.C.のハードコア・シーンにおける生き字引であるイアン・マッケイさんが担当しているということも踏まえて、ダグ・ナスティーを聴くことが東海岸パンク~ハードコアの歴史を知ることと同義であると言えるのです。
From The OutsideReal Friends

現代ポップパンク・バンドの中でも、ストレートにキャッチーなサウンドがここ日本でも高い人気を集めるバンドです。
アメリカはイリノイ州で2010年に結成されたリアル・フレンズは、翌年の2011年にはEP作品『This Is Honesty』をリリース。
耳の早いポップパンク好きからの注目を集め、2012年にリリースされたEP『Everyone That Dragged You Here』は2013年に日本のレーベルICE GRILL$から国内盤として発売されました。
そして2014年、満を持して発表されたデビュー・アルバム『Maybe This Place Is the Same and We’re Just Changing』は名門レーベルFearless Recordsよりリリースされ、全米ビルボードチャート24位という快挙を果たしています。
ハードコア色はほとんどありませんが、2000年代初頭のポップパンク~エモを聴いて青春を過ごした方であれば感涙必至、そうでない方でもすんなり入り込めるポップでキャッチーな楽曲を多数生み出す彼らの確かなソングライティング・センスの高さは、どの作品でも感じられますよ。
残念ながら2020年にオリジナルメンバーのボーカリストが脱退してしまいますが、後任のボーカリストを迎えて新たなスタートを切っています。
Pringle StreetOne Step Closer

2016年に結成されたアメリカ出身のポストハードコアバンド、ワン・ステップ・クローザー。
激しいエモーションと繊細なメロディを融合させた音楽スタイルは、エモやハードコアパンクの影響を色濃く受けており、ライアン・サヴェリオさんの感情的な歌声が、彼らのサウンドに独特の深みを与えています。
2021年にリリースされたアルバム『This Place You Know』では、より洗練された音楽性を披露し、批評家からも高い評価を得ました。
精力的なツアー活動を行い、ライブパフォーマンスでも定評のあるワン・ステップ・クローザー。
彼らの音楽は、激しさと繊細さのバランスが絶妙で、エモやポストハードコアファンには堪らない魅力に溢れています。
The Meaning Of LifeThe Offspring

97年発表のアルバム「Ixnay on the Hombre」収録。
84年に結成されたカリフォルニア州出身の4人組。
バンド名は「バカ息子」という意味合いで使われる「offspring」から取っています。
この曲は彼ら一流のメロコアサウンドが炸裂する佳曲です。
【洋楽】疾走感も切なさも!オススメのメロコア・バンド【2025】(21〜30)
I Want The MoonLeatherface

パンクはもともとアンダーグラウンドな音楽ですから、メロコアも掘り下げていくとメジャーなシーンではないところで活躍する素晴らしいバンドの作品に巡り合う、というのはむしろ必然と言えるでしょう。
1990年代前半の中心に活躍したLeatherfaceは、イギリス出身で熱狂的なファンを持ち高い評価を受けるバンドです。
決して商業的に大きな成功を収めたというわけではありませんが、90年代UKメロディックの代表的な存在としてここ日本においても多くのマニアが絶賛する存在なのですね。
荒々しく疾走するハードコアを軸としながらも、強烈なだみ声が特徴的なフロントマンのフランキー・スタッブスさんのボーカルで歌われるメロディから漂う哀愁の素晴らしさといったら、このバンドでしか味わえないものだと断言してしまいましょう。
「ハスカー・ドゥ MEETS モーターヘッド」という評価は、どちらのバンドも知っていれば納得としか言いようがありません。
爽やかなメロコアやポップパンクをメインに聴いている音楽ファンには、やや取っ付きづらさを感じるかもしれませんが、ぜひ知ってほしい名バンドですよ。
荒々しさと歌心を楽しみたい方は最高傑作と言われる1991年作『MUSH』を、メロディ重視の方であれば1993年作『Minx』をオススメします!





