【2025】月を歌った洋楽の名曲。おすすめの人気曲
空を見上げれば目に入るお月様は、私たちにとって身近でありながらも限りなくミステリアスで興味の尽きない存在ですよね。
太陽光の影響で満月や新月といった形へ変化し、目にする人を魅了したり惑わせたりもする「月」という星を、感受性豊かなアーティストたちが曲の題材として取り上げないわけがありません。
今回の記事では、そんな魅惑的な月をテーマとした洋楽の名曲を一挙ご紹介します。
ずばり月について歌った曲からメタファーとして月や月光が使われている曲など、時代やジャンルを問わずバラエティ豊かなラインアップでピックアップされた、さまざまなタイプの楽曲をぜひお楽しみください!
【2025】月を歌った洋楽の名曲。おすすめの人気曲(51〜60)
Blue MoonBillie Holiday

夜空に輝く月の魅力を歌ったジャズのスタンダードナンバーとして知られるこの楽曲は、ビリー・ホリデイさんのグラマラスな歌声によって、より深みのある作品へと昇華されています。
アメリカ出身の彼女が1956年1月にリリースしたこの楽曲は、孤独な心に寄り添うかのような優しい旋律と、月の光に照らされた恋心を描いた歌詞が特徴的。
ビリー・ホリデイさんの表現力豊かなボーカルが、聴く人の心に染み入るような感動を呼び起こします。
夜のドライブや静かな夜更けのひとときに聴きたい一曲として、多くの音楽ファンに愛され続けているのです。
Fly Me to the MoonFrank Sinatra

「月」をテーマとした楽曲としては、世界的に見ても特に有名な曲の1つではないでしょうか?
「私を月に連れて行って」という邦題でも知られているこちらの『Fly Me To The Moon』は、アメリカの作曲家であるバート・ハワードさんが1954年に作詞作曲を手掛けたもので、実は最初のタイトルは『In Other Words』で、リズムも3分の4拍子と現在で周知されているバージョンとは違ったものでした。
その後『Fly Me to the Moon』と改題したバージョンが発表され、以降は多くのアーティストにカバーされ続けるスタンダードナンバーとして音楽史に刻まれる名曲となったのです。
テレビ版『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマとしても使われ、そこで初めてこの楽曲に触れたという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ジャズシンガーの大御所であるフランク・シナトラさんが1964年に歌唱して大ヒットを記録したバージョンを紹介します。
時代背景として、1960年代はアメリカで「アポロ計画」が進行しており、まさに月という存在が急激に私たちにとって「遠くて近い存在」となりつつあった時期だと考えれば、この曲のヒットも必然だったと言えるかもしれませんね。
Yellow MoonNeville Brothers

アメリカのR&Bグループの歌ったこの曲は、月に向かって話しかけるように歌われているのが印象的な曲です。
黄色い月に向かって、愛する人は今どうしているか尋ねている切ない曲で、聴きやすいボーカルが印象的です。
Moonlight DriveDoors

世界的な評価を受けたボーカリストのカリスマ、ジム・モリソンさんが在籍していたロックバンド、ドアーズ。
『Light My Fire』や『Hello, I Love You』といった代表曲を持ち、その売り上げ枚数は、合計で1億枚をこえます。
そんな彼らの月をテーマにした曲が、こちらの『Moonlight Drive』です。
セカンドアルバムである『STRANGE DAYS』に収録されており、ブームにはなりませんでしたが、バンド結成のキッカケとなった曲ということもあり、ドアーズのファンの間では思い出深い1曲です。
【2025】月を歌った洋楽の名曲。おすすめの人気曲(61〜70)
Half MoonJanis Joplin

ロックシーンにその名を刻んだスター、ジャニス・ジョプリンさん。
彼女のアルバム『JANIS』から『Half Moon』を紹介します。
こちらは自分を幸せにしてくれる存在をさまざまなものに例えている1曲。
具体的には山や雲、半月などに例えてその偉大さを伝えてくれています。
この歌詞をパッと聴くとさわやかな印象ですが、実は違う1面もあるんです。
というのもタイトルにもなっている『Half Moon』はあるアイテムを指す言葉でもあるんですよ。
An Ending (Ascent)Brian Eno

いわゆるアンビエント・ミュージックの先駆的な存在として、音楽史に残る多くの名作を生み出したイギリス出身の音楽家、ブライアン・イーノさん。
イーノさんが作るどこか神秘的な音楽は、まさに宇宙的な世界を内包しているように感じますが、今回紹介している『An Ending (Ascent)』はまさに月、そして宇宙をテーマとした名曲中の名曲です。
この楽曲が収録されているアルバム『Apollo: Atmospheres & Soundtracks』は1983年に発表された作品で、1969年のアポロ11号月面着陸を描いた長編ドキュメンタリー『宇宙へのフロンティア』のサウンドトラックとして制作されたものなのですね。
2019年には、アポロ11号の月面着陸50周年を記念してアルバムのエクステンデッド・リマスター版もリリースされていますよ。
楽曲単体はもちろんアルバムを聴きながら、遠い月の世界を思い描いてみてはいかがでしょうか。
余談ですが、この『An Ending (Ascent)』は2012年のロンドン・オリンピックの開会式でも使用されています。
曲としての価値の高さが分かる、というものでしょう。
ContactDaft Punk

世界的な人気を集めるフランスのエレクトリックデュオ、ダフト・パンク。
毎曲、毎曲、キャッチーでありながら強烈なインパクトを残す個性的なサウンドメイキングで知られていますね。
こちらの『Contact』は彼らの曲の中でもマイナーな部類に入る曲で、フランス国内のチャートでは46位でした。
しかし、マニアにとってはたまらない作品で、サンプリングにNASAのアポロ17号の通信音声が使われている、個性的な作風に仕上げられています。