現代音楽で最も人気のジャンル、ヒップホップ。
日本でも人気を集めだしたジャンルですが、ラブソングを歌うラッパーはそう多くありません。
厳密にはラブソングを歌うラッパーはいるのですが、アンダーグラウンドのラッパーは歌わない傾向にあります。
海外ではアンダーグラウンドで活躍しているラッパーも、1曲くらいはラブソングをリリースしています。
そのため、ヒップホップのラブソングにも幅があるんですよね。
今回はそんな洋楽のヒップホップのラブソングをピックアップしました。
洋楽ラップのラブソング(1〜5)
Do For Love2Pac

ボビー・コールドウェルさんの名曲『What You Won’t Do For Love』をサンプリングした、トゥー・パックさんの名曲『Do For Love』。
西海岸を代表する伝説のラッパーということもあり、意外に思われるかもしれませんが、トゥー・パックさんは家族愛や恋愛を歌った作品をいくつかリリースしています。
サンプリング論争を生み出した問題の1曲ですが、リリシストなトゥー・パックさんの個性が存分に味わえる名曲でもあります。
Lucid Dreams (Directed by Cole Bennett)Juice WRLD

エモ・ラップを代表するラッパーの1人として、人気を集めたジュース・ワールドさん。
残念ながらオーバードーズにより2019年に亡くなってしまいましたが、亡くなった後も彼の人気は建材で、今でもクラブでは彼の曲が頻繁にプレイされますね。
そんなジュース・ワールドさんのオススメのラブソングが、こちらの『Lucid Dreams (Directed by Cole Bennett)』。
スティングさんの『Shape Of My Heart』をサンプリングした作品で、全体的にエモーショナルな雰囲気がただよっています。
21 Questions50 Cent

2000年代のヒップホップを最も盛り上げたラッパーの1人、50セントさん。
そんな彼のイメージといえば、金と女とアレですよね。
2000年代のサグなイメージのラッパーといえば、彼の名前が必ず上がるほどの50セントさんですが、実はラブソングもリリースしています。
それが、こちらの『21 Questions』。
ラッパーのストレートな恋愛模様が描かれており、過激的ではあるもののまっすぐな愛を歌った名曲です。
ぜひチェックしてみてください。
Love The Way You LieEminem Ft. Rihanna

恋愛ソングのデュエットには「かけ合い」という部分が魅力の1つだと思います。
こちらの『Love The Way You Lie』は、そんなかけ合いが楽しめる作品で、エミネムさんとリアーナさんによってリリースされました。
この曲は複雑な恋愛模様が描かれており、彼氏のウソに怒りつつも許してしまうツンデレな女性と、別れを切り出したのに「やっぱり戻ってきてくれ」と言い出す素直じゃない男性のかけ合いが非常に印象的ですね。
Best I Ever HadDrake

メロディアスなスタイルで長年にわたって活躍を続けるラッパー、ドレイクさん。
ヘッズの方であれば、誰でもご存じだと思います。
そんな彼の作品のなかで、至高のラブソングとして愛されている楽曲が、こちらの『Best I Ever Had』。
ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズというバンドの『Fallin’ in Love』というラブソングをサンプリングした作品で、全体的に非常にメロディアスな構成にまとめられています。
洋楽ラップのラブソング(6〜10)
Turn On The LightsFUTURE

デビュー以来、長年にわたって活躍を続けるラッパー、フューチャーさん。
メロディアスなラップを主体とした音楽性で、多くのヘッズから人気を集めています。
そんな彼のラブソングのなかでも、特にオススメしたい作品が、こちらの『Turn On The Lights』。
スタイリッシュな作品ですが、リリックは非常に硬派なものにまとめられており、ヒップホップの王道である豪快な男性像が描かれています。
ハードなライムが好きな方にもオススメです。
HIGHEST IN THE ROOMTravis Scott

世界でもトップクラスの実力を持つラッパー、トラヴィス・スコットさん。
トラップが主流となってからのラッパーとしては、ダントツのスキルを持っており、ベテランのラッパーからも高い評価を受けています。
そんな彼のラブソングのなかで、特にオススメしたい作品が、こちらの『HIGHEST IN THE ROOM』。
この曲は彼の恋人で現在の奥さまであるカイリー・ジェンナーさんのことを歌っています。
スポットライトを浴びる者の苦悩を描いたリアルなラブソングが印象的ですね。