洋楽ラップのラブソング
現代音楽で最も人気のジャンル、ヒップホップ。
日本でも人気を集めだしたジャンルですが、ラブソングを歌うラッパーはそう多くありません。
厳密にはラブソングを歌うラッパーはいるのですが、アンダーグラウンドのラッパーは歌わない傾向にあります。
海外ではアンダーグラウンドで活躍しているラッパーも、1曲くらいはラブソングをリリースしています。
そのため、ヒップホップのラブソングにも幅があるんですよね。
今回はそんな洋楽のヒップホップのラブソングをピックアップしました。
洋楽ラップのラブソング(11〜20)
Rodeo (ft. Nas)Lil Nas X

現在、ヒップホップ・シーンで最も異彩を放っているラッパーの1人、リル・ナズ・Xさん。
奇抜なファッションやMVのスタイル、カミングアウトの過去など話題の多い人物ですので、日本語ラップを中心に聴くヘッズでもご存じだと思います。
そんな彼のラブソングが、こちらの『Rodeo (ft. Nas)』。
この曲は二人の男性が登場し、彼女との恋愛模様をそれぞれの視点で描いています。
対極的な性格の登場人物を描いているので、ぜひ和訳をチェックしてみてください!
FallingTrevor Daniel

ポップ・ミュージックとR&Bをミックスし、そこにヒップホップの要素を加えた音楽性で人気を集めるアーティスト、トレヴァー・ダニエルさん。
ラッパーというほどヒップホップではありませんが、ポップ・ミュージックというほどポップでもないため、今回ピックアップしました。
そんな彼のラブソングが、こちらの『Falling』。
スタイリッシュなメロディーと女性を追い続ける男性の切ない心情を描いたリリックが見事にマッチした名曲です。
DevastatedJoey Bada$$

ブルックリン出身のラッパー、ジョーイ・バッドアスさん。
2010年にYouTubeを通して人気を集めたラッパーで、デビュー当時から完全に確立されたスタイルで話題を呼んでいました。
現在も20代後半でありながら、圧倒的なプロップスで人気を集めていますね。
そんな彼のラブソングのなかでも、特にオススメしたい作品が、こちらの『Devastated』。
情景を描いたリリックですが、情景だけで登場人物の恋愛模様が分かる、リリシストな彼の一面が味わえる作品です。
Hate It Or Love ItThe Game Ft. 50 Cent

アメリカのラッパーのThe Gameと50 Centによるコラボレーション。
Eric B. & Rakimの1987年のトラック「My Melody」からインスパイアを受けています。
世界各国でヒットしアメリカでゴールド認定を受け、グラミー賞にノミネートされました。
ROXANNEArizona Zervas

メリーランド出身のシンガー・ソングライター、アリゾナ・ザーヴァスさん。
肩書としてはR&Bのシンガー・ソングライターなのですが、ヒップホップの要素を多く含んだスタイルなので、今回はラップとして紹介させていただきました。
そんな彼のラブソングのなかでも、特にオススメしたい作品が、こちらの『ROXANNE』。
トラップとR&Bをミックスさせた音楽性にまとめられており、ふられた男性の気持ちが描かれています。
決して、ネガティブな曲ではなく、もう一度振り向かせようとしている心情が描かれているので、失恋中の男性はぜひチェックしてみてください。
Need MeJ.I.

ニューヨークで人気を集めるラッパー、ジェイ・アイ・プリンス・オブ・ニューヨークさん。
通称、J.I.でおなじみのラッパーですよね。
2010年代後半からシーンに登場したラッパーで、現代でも活躍を続けていますね。
そんな彼のラブソングのなかでも、特にオススメしたい作品が、こちらの『Need Me』。
彼のキャリアのなかでも最も輝いていた2019年にリリースされた作品で、スタイルやキャラクターに合ったスタイリッシュな曲調にまとめられた名曲です。
洋楽ラップのラブソング(21〜30)
Love Can Be…Vince Staples

ハウスミュージックの影響を感じさせるハードなビートからも想像がつくように、甘い恋をテーマにした曲とは少しだけ異なります。
「ちょっとガッカリだわ~」という女の子目線な歌詞があって、突き放すような雰囲気が逆にやみつきになれますね。