エモとよく並列して紹介されることのあるスクリーモ。
スクリーモという言葉は耳にしたことがあるけど、実際にどんな音楽かはわからない。
そんな方にぜひ聴いてもらいたいスクリーモを代表するバンドをご紹介します。
ただ激しい音楽という縛りではくくれない、スクリーモの世界をお楽しみください。
洋楽のおすすめスクリーモのバンド。海外の人気バンド(1〜10)
Can You Feel My HeartBring Me The Horizon

イギリスのバンド、ブリング・ミー・ザ・ホライズンによる2013年にリリースされた4枚目のスタジオ・アルバム「Sempiternal」に収録されているトラックです。
ミュージック・ビデオは、カリフォルニア州ロサンゼルスで撮影されました。
If I’m James Dean, Then You’re Audrey HepburnSleeping with Sirens

フロリダ州オーランドで結成されたバンド、スリーピング・ウィズ・サイレンス。
この曲は、2010年のデビューアルバム「With Ears to See and Eyes to Hear」に収録されています。
彼らの最も人気のある曲のひとつで、失われた愛への嘆願について歌われています。
What It Is To BurnFinch

感情のジェットコースターのようなサウンドで、聴く者の心を掴むアメリカのバンド、フィンチ。
1999年にカリフォルニアで結成し、ポスト・ハードコアの激情とエモの叙情性、ポップパンクのキャッチーさを巧みに織り交ぜた音楽を展開しています。
2002年3月、彼らは画期的なデビューアルバム『What It Is to Burn』をリリースし、収録曲「What It Is to Burn」は全米オルタナティブチャートで15位を獲得、16週にわたりランクインするヒットとなりました。
名盤『What It Is to Burn』はMetal Hammer誌で2002年のベストアルバム17位に選出されるなど、激情と美旋律が交錯する彼らの音楽は、魂を揺さぶるような体験を求める人々の心に深く響くでしょう。
Blue & YellowThe Used

フロントマンのバート・マクラッケンさんと、ギタリストのクイン・オールマンさんの友情について書かれた曲。
アメリカのユタ州で結成されたザ・ユーズドの、セルフ・タイトルのデビュー・アルバムからの、2003年のシングル・リリース曲です。
HelenaMy Chemical Romance

リード・シンガーのジェラード・ウェイさんの祖母、エレナ・リーラッシュさんの死への悲しみについて書かれた曲。
彼はこの曲を、自身とバンドにとって最も重要な曲のひとつとして挙げています。
2005年にシングル・リリースされた楽曲です。
Writing On The WallsUnderoath

アメリカ・フロリダ州タンパから現れたアンダーオースは、1997年の結成以来、ポスト・ハードコアやメタルコアの領域で独自の音世界を築いてきました。
彼らの音楽は、激しいスクリームと心を打つクリーンボーカルが見事に融合し、聴く者の感情を揺さぶります。
1999年に公開されたアルバム『Act of Depression』でデビューし、2004年公開のアルバム『They’re Only Chasing Safety』でそのスタイルを確立、多くのファンを獲得しました。
2006年の名盤『Define the Great Line』はビルボードチャートで2位に輝き、彼らの人気を不動のものに。
キーボードやサンプラーも取り入れた多彩な音楽性は、一度解散し再結成を経てもなお進化し続けています。
激しさと繊細さが織りなすドラマティックなサウンドを求めるなら、彼らの音楽は必聴です。
You’re Not AloneSaosin

アメリカ、カリフォルニア州出身のサオシンは、2003年の結成以来、ポスト・ハードコアやスクリーモを基盤に、エモーショナルで深みのあるサウンドを響かせてきました。
初期EP『Translating the Name』でシーンに確かな存在感を示し、2006年にリリースされたセルフタイトルアルバム『Saosin』は彼らの代表作の一つです。
この作品には人気曲「Voices」や、多くのファンの心を掴んだパワーバラード「You’re Not Alone」が収録されています。
「You’re Not Alone」は、2023年5月にゴールドディスクに認定されるなど、長く愛されています。
遅延を活かしたギタープレイや、アンソニー・グリーンさんとコリン・リーバーさんという二人のボーカルが織りなす歌声のコントラストも鮮烈です。
初期からSNSを駆使した発信も彼らを象徴する動きでした。
激しさと繊細さが同居する音楽に心惹かれる方、心の琴線に触れるドラマティックな楽曲に浸りたい方におすすめです。