【昭和歌謡の名曲】若い世代にも支持される魅力的な昭和歌謡
今やネットやレコードなど、さまざまな経路によって昭和歌謡が若い世代にも親しまれていますよね。
そんな若い世代に人気の昭和歌謡の名曲を紹介していきます!
昔から歌い継がれている名曲やリバイバルヒットした曲はもちろん、シティポップも含め、TikTokを通じてバズっているような新しい広がり方を見せている楽曲にも注目しました。
踊れる曲も多いですが、ゆったりと浸れるような魅力も昭和歌謡の素敵なところではないでしょうか。
そんな昭和歌謡の魅力にフォーカスしていきます。
【昭和歌謡の名曲】若い世代にも支持される魅力的な昭和歌謡(61〜70)
ひこうき雲松任谷由実

ジブリ映画『風立ちぬ』でも大々的にフィーチャーされたことで再評価された松任谷由実さんの定番曲。
1973年のリリース時は荒井由実という名義でした。
ご本人も公言されている通り、この曲はイギリスのサイケデリックバンドであるProcol Harumが残した名曲『whiter shade of pale』に強い影響を受けています。
そしてもちろん、源流となるアイデアはバッハの『Air auf der G-Saite』です。
2012年に松任谷さんとProcol Harumはついに共演しました。
物悲しいような、それでいて爽やかな、歌謡曲とJ-POPをつなぐ名曲です。
なごり雪イルカ
絵本作家としても活躍し、2010年には女子美術大学の客員教授に就任したことも話題となったフォークシンガー、イルカさん。
かぐや姫のカバーで知られる3rdシングル曲『なごり雪』は、リリース以降日本の春を代表する名曲として愛されているナンバーです。
繊細なアコースティックギターのアルペジオに乗せた叙情的なメロディーは、歌詞の風景をイメージさせる切なさにあふれていますよね。
近年でもカバーするアーティストが後を絶たない、J-POP史に残るバラードナンバーです。
4:00A.M.大貫妙子

昭和53年9月に発表された本作は、大貫妙子さんの代表作の一つとして多くのファンに愛されています。
夜明け前の静寂と内省、そして再出発への願いを描いた歌詞と、シンセサイザーが印象的な音楽が見事に調和しているんです。
特筆すべきは坂本龍一さんが手掛けた繊細な編曲で、大貫さんの透明感のある歌声をより引き立てています。
アルバム『MIGNONNE』に収録されているこの曲は、シティポップの先駆けともいえる都会的な雰囲気を持ち、今なお多くの人々の心に響き続けているんですよ。
深夜のドライブや、一人で静かに物思いにふける時間にぴったりの一曲です。
FANTASY中原めいこ

ポジティブな失恋ソング、『FANTASY』を紹介します。
こちらはシンガソングライターの中原めいこさんが歌う楽曲。
2ndアルバム『2時までのシンデレラ-FRIDAY MAGIC-』に収録されています。
その歌詞は、失恋してしまった女性が、新しい恋を見つけるまでを描くものです。
ダンスをテーマにしている曲でもあり、サウンドはゆるくおどれるものに仕上がっていますよ。
また、オリジナルの振り付けを加えやすい曲ともいえるでしょう。
ブルー・ライト・ヨコハマいしだあゆみ

ムード歌謡という言葉が完璧にピッタリと当てはまる渋い1曲。
舞台設定や展開を理解するために読解力を要する歌詞、深い残響とやや控えめなリズム、そして哀愁漂う弦楽は昭和歌謡のお手本のようなアレンジですね。
昭和から平成へと、多くのアーティストにカバーされてきた歴史ある作品です。
いしだあゆみさんはこの曲をリリースした時点で20歳という若さで、筒美京平さんの書いた大人の歌詞をしっかりと表現できるかどうか不安だったとのこと。
しかし実際に曲を聴いてみると、それはまったくの取り越し苦労であったことがわかります。
大都会クリスタルキング

都会で夢を追う若者の姿を描いた青春賛歌。
熱いメッセージと印象的なメロディーで、多くのリスナーの心をつかんだ楽曲です。
1979年11月にリリースされ、デビューシングルでありながらミリオンセラーを記録する大ヒットとなりました。
本作は、CMソングとしても人気を博し、2018年3月にはキリンビールのCMソングとしても起用されました。
夢を追いかける人や、新しい環境に飛び込む勇気がほしい人におすすめの、勇気をくれる1曲ですよ。
アコーデオンの春中野忠晴

昭和の名歌手、中野忠晴さんの代表曲。
アコーデオンの音色が春の訪れを優しく奏でる本作は、軽快なメロディーと共に、希望に満ちた季節の到来を感じさせてくれます。
2021年7月にリリースされたアルバム『音故知新 昭和の名歌手 中野忠晴』に収録されており、昭和の雰囲気を今に伝える一曲となっています。
春の陽気に誘われて散歩に出かけたくなる、そんな気分にさせてくれる楽曲です。
新生活をスタートさせる方や、心機一転したい方にぜひ聴いていただきたいですね。