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70年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲

演歌といえば、こぶしを効かせて日本の情緒や恋愛模様を歌う…といったイメージをお持ちの方も多いでしょう。

演歌が大衆音楽として人気を博したのは1960年代からなのですが、実は「演歌」という名称が定着したのは1970年代以降のことなのですね。

こちらの記事ではそんな70年代にヒットした演歌の名曲をリサーチ、まずは聴いてほしい日本人の心に響く演歌をまとめています。

一度は耳にしたことがある大ヒット曲はもちろん、歌謡曲寄りの曲も多くピックアップしていますから、昭和の日本の音楽に興味がある若い音楽ファンの方もぜひチェックしてみてくださいね。

70年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲(1〜20)

夜空五木ひろし

夜空 – 五木ひろし (夜空 原曲) HD
夜空五木ひろし

こちらの曲は1973年にリリースされました。

1971年に大ヒットした『よこはま・たそがれ』と同じ作詞は山口洋子さん、作曲は平尾昌晃さんのコンビによるもので、こちらの曲で五木ひろしさんはレコード大賞を受賞します。

演歌とはいえ、伝統的な演歌のノリやストリングス使いに加えて、シンセサイザーの音を重ねたり、R&Bのような16ビートが後半に現れたりして、ポップなイメージもある曲に仕上がっています。

五木さんの若く伸びのある声も十分に楽しめる1曲です。

昭和枯れすすきさくらと一郎

さくらと一郎/昭和枯れすすき1974.7 Sakura&Ichiro
昭和枯れすすきさくらと一郎

なんともいえない、せつない歌なんですが、決して平成生まれの方には理解できないのでは?

昭和生まれでもここまでは・・と思うのですが、1974年の人気テレビドラマ「時間ですよ昭和元年」の挿入歌として、居酒屋場面で流れる曲でイメージも生まれやすく、ヒットにつながりました。

花街の母金田たつえ

1973年にリリースされた「花街の母」は、世に出るまでに6年もかかりました。

金田たつえさん自身は民謡歌手として活躍の中で、演歌は禁止という担当ディレクターの激怒され、発売地区は大阪のみで、宣伝費も殆ど皆無のなか日本列島を2周半するほど全国各地を回りました。

金田さんがここまでして、世に出したいと思った訳は、自分を育ててくれた養母のことなど、歌えば自然と涙が出てくるほど、半生が歌になっているからと語られています。

女のみち宮史郎とぴんからトリオ

1972年にリリースされた曲は、日本コロムビア公称で売上400万枚と歴代に残るセールスを果したこの曲はなぜか子どもにも人気がありました。

決してこの泥臭い歌の意味を理解していた訳ではなく、この時代子どもに大人気だった「8時だヨ!

全員集合」で加藤茶さんがコントでの登場場面で牛乳瓶の底メガネをかけ警官の制服で自転車に乗って、この曲を歌いながら登場するのが大ウケだったんです。

一層、知名度があがったのも事実です。

みちづれ牧村三枝子

元々はポリドールレコード所属の大物俳優の渡哲也さんのアルバムの中の一曲でした。

同じレコード会社だった牧村三枝子さんがこの曲を歌いたいと渡哲也さんに直談判し、了承を得てリリースしたのが1978年でした。

牧村三枝子さんの「みちづれ」は、累計で200万枚以上を売れ、渡哲也さんは同じ曲があるのは紛らわしいと自らの曲を絶版にしたんです。

粋な計らいですね。

大ちゃん数え唄吉田よしみ

『いなかっぺ大将』より 大ちゃん数え唄
大ちゃん数え唄吉田よしみ

演歌の味わいを持つアニメソングとして知られる本作は、1970年に発売された楽曲です。

当時中学生だった天童よしみさんが吉田よしみ名義でリリースしました。

アニメ『いなかっぺ大将』のオープニングテーマとして、数え歌形式の歌詞とともに親しまれました。

力強い歌声が、物語の主人公の成長や夢、そして少し不器用だけど一生懸命な姿を見事に表現しています。

和太鼓のリズムと七五調の歌詞が生み出すメロディラインが印象的で、2023年4月にNHK『新・BS日本のうた』でも取り上げられるなど、世代を超えて愛されています。

人生の新しい一歩を踏み出そうとしている方に、勇気と元気を与えてくれる1曲です。