【日本のロックの夜明け】70年代邦楽ロックバンドのデビュー曲まとめ
70年代は、日本のロック史に革命的な転換をもたらした時代です。
サイケデリックやハードロック、洗練された後のシティポップまで日本人アーティストたちが独自の表現を模索し、新しい音楽の可能性を切り開いていきました。
その時代に誕生したロックバンドたちは、斬新なサウンドと大胆な歌詞で、それまでの邦楽の常識を覆していったのです。
この記事では、主に70年代に活躍した伝説的なバンドたちのデビュー曲を紹介します。
2020年代の今も活躍するレジェンドから知る人ぞ知るバンドまで、彼らの原点となった楽曲を聴いて日本のロック黎明期の熱量と革新性を感じてみませんか?
【日本のロックの夜明け】70年代邦楽ロックバンドのデビュー曲まとめ(21〜30)
Hey! I Love You!Rage

1977年7月発売、レイジーのデビューシングル曲で、1978年3月に発売されたファーストアルバム「This is the LAZY」にも収録されています。
1977年に放送されたテレビに出演した際にザ・スパイダースのメンバーであった「かまやつひろし」の目にとまりデビューを果たしたロックバンドで、洋楽ロックバンド志向の強いバンドでもあります。
この曲も含めてシングル曲はアイドル思考な曲調が多いバンドとなっていますが、ライブではロックやメタル調の楽曲にアレンジされた物が度々披露されています。
僕のサラダガールゴダイゴ

1976年4月発売、ゴダイゴのデビューシングル曲で、同年7月に発売されたファーストアルバム「GODIEGO:新創世紀」にも組曲として収録されています。
日本人のミッキー吉野とタケカワユキヒデを中心に結成された邦楽ロックバンドですが、歌詞は全て英語となっており、この曲を収録したアルバムの曲も全て英語の歌詞となっています。
これは邦楽史上初の試みで、80年代~90年代のロックバンドに大きな影響を与えたと言われています。
あんたのバラード世良公則&ツイスト

1977年11月発売、世良公則&ツイストのメジャーデビューシングル曲で、1978年7月に発売されたファーストアルバム「世良公則&ツイスト」にも収録されています。
現在では俳優としても活躍する世良公則が高校生時に結成したバンドが元で、当初はベースを担当していましたが、ある事がきっかけでボーカルへと転向しデビューを飾ったバンドです。
このデビュー曲はオリコンのシングルチャート最高順位が6位止まりでしたが、ロングセールスが続き売り上げ枚数は50万枚以上を記録しました。
二人の夏愛奴

1975年5発売、愛奴のデビューシングル曲で、同日に発売されたファーストアルバム「愛奴」に収録されています。
現在ではソロシンガーとして活躍する浜田省吾がドラムス・パーカッションとして参加していたロックバンドで、1975年にデビューをしましたが、バンドとしては短命で1976年に解散をしています。
浜田省吾はこのデビュー曲ではドラムス・ボーカルとして参加していました。
くたびれて村八分

1971年発表、村八分のデビューシングル音源で、レコード会社の倒産により長い間、日の目を見ることがありませんでしたが、1991年に念願のCD化が行われ販売されました。
バンド最初期に制作された楽曲であることから、デビュー曲と言われています。
当時珍しかった奇抜なファッションや、差別用語とも捉えられる歌詞が話題となり、社会に不満を持つ若者から高い支持を得たロックバンドでもあります。
1973年に解散するなど活動期間自体は短かったものの、強烈なインパクトを残したバンドです。
地獄へドライブSon House
1975年1月発売、サンハウスのデビューシングル曲で、同年6月に発売されたファーストアルバム「有頂天」にも収録されています。
自主制作音源として制作された楽曲で、メジャーファーストアルバムの発売が6月に決まっていたことから、先行シングル盤として販売されました。
現在では日本を代表するギタリストの一人となった鮎川誠が在籍しているロックバンドで、現在もライブを中心に活動を行っています。
ひとり咲きCHAGE and ASKA

1979年8月発売、チャゲ&飛鳥のデビューシングル曲で、1980年4月に発売されたファーストアルバム「風舞」にも収録されています。
もともとは7人組のロックバンドだったチャゲ&飛鳥がデビュー前のコンテスト用に制作した楽曲で、コンテスト時に飛鳥涼が曲の歌い出しを間違ってしまったことから大賞を取り逃してしまった、というエピソードも有名です。






