70年代の邦楽ロックバンドのデビュー曲
日本でも、ロックミュージックが徐々に入ってきて、独特の進化をした70年代です。
そんな、70年代の邦楽ロックバンドのデビュー曲を、今回はまとめてみました。
まさに、音楽の試行錯誤をしていたこの時代に、今に繋がる、何かが見えてきます。
70年代の邦楽ロックバンドのデビュー曲(21〜30)
バス通り甲斐バンド

1974年11月発売、甲斐バンドのデビューアルバムで1974年12月に発売されたファーストアルバム「らいむらいと」に収録されています。
この「バス通り」はロックバンドでありながらフォーク色の強い楽曲となっており、「フォークロックバンドのイメージ払拭のために次作の作曲を行った」という秘話をバンドのボーカルである甲斐よしひろが後に明らかにしています。
Louisiana BluesFLOWER TRAVELLIN’ BAND

1970年発売、フラワー・トラベリン・バンドのデビューアルバム「Anywhere」に収録されている曲で、イントロギター演奏後の2曲目に収録されていることからデビュー曲と言われています。
ロックイベントなどでおなじみの内田裕也がかつてパーカッションやプロデュースを行っていたハードロックバンドで、海外からの評価も高かったロックバンドです。
花・太陽・雨PYG
1971年4月発売、PYGのデビューシングル曲で、同年年8月に発売されたファーストアルバム「PYG!」にも収録されています。
ザ・タイガースのボーカルだった沢田研二をはじめ現在では俳優として活躍する萩原健一、岸辺一徳などを中心に結成されたロックバンドで、数々の名曲を生み出した大野克夫がオルガンとして参加をしています。
グループサウンズからの脱却を図ろうと結成されたロックバンドで、この曲はザ・タイガースやザ・テンプターズなどの楽曲とはひと味違ったロックテイストの曲となっています。
たんぽぽガロ
1971年10月発売、ガロのデビューシングル曲で、同年11月に発売されたファーストアルバム「GARO」にも収録されています。
プロデューサーは日本におけるロックミュージシャンとしても有名なミッキー・カーチスが担当していたことでも有名です。
フォークロックというジャンルを確立したバンドの一つで、デビューシングル曲であるこの曲もフォーク色が強いです。
走っておいで恋人よアリス

1972年3月発売アリスのデビューシングル曲で、残念ながらオリジナルアルバムへの収録はありませんが、1980年3月に発売されたファーストベストアルバム「ALICE MEMORIAL 1972〜1975」に収録されています。
フォークロックというジャンルを確立したバンドの一つであるアリスですが、デビューから間もない当時は、フォークソングの色が若干強く、音楽の時代を感じさせる曲となっています。
大都会クリスタルキング

1979年11月発売、クリスタルキングのデビューシングル曲で、1980年5月に発売されたファーストアルバム「クリスタルキング」にも収録されています。
もともとは1976年にカヴァー曲をリリースし仮デビューを果たしましたが、その後活動を休止し、再デビューを飾った曲がこの「大都会」です。
なじみやすい曲調と印象的なハイトーンボイスが特徴で、現在でもCMソングやカヴァーソングとして耳にすることも多い楽曲です。
銃をとれ!頭脳警察

1972年5月発売、頭脳警察のデビューアルバム「頭脳警察セカンド」に収録されている曲で、1曲目の収録であることからデビュー曲と言われています。
実は同年の3月に幻のデビューアルバムと言われる「頭脳警察1」が発売される予定でしたが、あまりにも過激な歌詞が問題視され販売直前に発売中止となった経緯があります。
1975年にバンドを解散しますが、2001年に再結成が行われ発売中止となっていた幻のアルバム「頭脳警察1」が30年の時を経て販売されました。