【日本のロックの夜明け】70年代邦楽ロックバンドのデビュー曲まとめ
70年代は、日本のロック史に革命的な転換をもたらした時代です。
サイケデリックやハードロック、洗練された後のシティポップまで日本人アーティストたちが独自の表現を模索し、新しい音楽の可能性を切り開いていきました。
その時代に誕生したロックバンドたちは、斬新なサウンドと大胆な歌詞で、それまでの邦楽の常識を覆していったのです。
この記事では、主に70年代に活躍した伝説的なバンドたちのデビュー曲を紹介します。
2020年代の今も活躍するレジェンドから知る人ぞ知るバンドまで、彼らの原点となった楽曲を聴いて日本のロック黎明期の熱量と革新性を感じてみませんか?
【日本のロックの夜明け】70年代邦楽ロックバンドのデビュー曲まとめ(21〜30)
Crazy Dream / Kagayaki / Big-SFriction

1979年発売、フリクションのデビューシングル曲で、1980年4月に発売されたファーストアルバム「軋轢」にも収録されています。
NYで活動を行っていたベーシストのレックを中心に結成されたロックバンドで、メンバーの入れ替えが激しいもののベースだけは現在に至るまでレックのみが担当しています。
1980年代の音楽シーンを牽引したロックバンドとして、現在でも人気の高いバンドとなっています。
紫のハイウェイクールス

1975年9月発売、クールスのデビューシングル曲で、同月発売されたファーストアルバム「クールスの世界~黒のロックン・ロール」に収録されています。
もともとは俳優の舘ひろしが中心となって結成されたモーターサイクルチームで、ロックバンド「キャロル」の親衛隊として、解散ライブにも参加しています。
バンドデビュー以前は、現在も俳優として活躍する岩城滉一もメンバーの1人でしたが、俳優としてのデビューが既に決まっていたためこのデビュー曲には参加していません。
【日本のロックの夜明け】70年代邦楽ロックバンドのデビュー曲まとめ(31〜40)
別れの朝ペドロ&カプリシャス

1971年10月発売、ペドロ&カプリシャスのデビューシングル曲で、1972年3月に発売されたファーストアルバム「別れの朝」にも収録されています。
ペドロ&カプリシャスと言えば、「五番街のマリーへ」や「ジョニィへの伝言」が有名で、ボーカルは現在でもソロシンガーとして活躍する高橋真梨子というイメージが強いですね。
彼女は4枚目のシングル曲「ジョニィへの伝言」から参加している2代目のヴォーカリストで、このデビュー曲は初代ボーカリストである前野曜子が担当しています。
Louisiana BluesFLOWER TRAVELLIN’ BAND

1970年発売、フラワー・トラベリン・バンドのデビューアルバム「Anywhere」に収録されている曲で、イントロギター演奏後の2曲目に収録されていることからデビュー曲と言われています。
ロックイベントなどでおなじみの内田裕也がかつてパーカッションやプロデュースを行っていたハードロックバンドで、海外からの評価も高かったロックバンドです。
花・太陽・雨PYG
1971年4月発売、PYGのデビューシングル曲で、同年年8月に発売されたファーストアルバム「PYG!」にも収録されています。
ザ・タイガースのボーカルだった沢田研二をはじめ現在では俳優として活躍する萩原健一、岸辺一徳などを中心に結成されたロックバンドで、数々の名曲を生み出した大野克夫がオルガンとして参加をしています。
グループサウンズからの脱却を図ろうと結成されたロックバンドで、この曲はザ・タイガースやザ・テンプターズなどの楽曲とはひと味違ったロックテイストの曲となっています。
たんぽぽガロ
1971年10月発売、ガロのデビューシングル曲で、同年11月に発売されたファーストアルバム「GARO」にも収録されています。
プロデューサーは日本におけるロックミュージシャンとしても有名なミッキー・カーチスが担当していたことでも有名です。
フォークロックというジャンルを確立したバンドの一つで、デビューシングル曲であるこの曲もフォーク色が強いです。
走っておいで恋人よアリス

1972年3月発売アリスのデビューシングル曲で、残念ながらオリジナルアルバムへの収録はありませんが、1980年3月に発売されたファーストベストアルバム「ALICE MEMORIAL 1972〜1975」に収録されています。
フォークロックというジャンルを確立したバンドの一つであるアリスですが、デビューから間もない当時は、フォークソングの色が若干強く、音楽の時代を感じさせる曲となっています。







