【日本のロックの夜明け】70年代邦楽ロックバンドのデビュー曲まとめ
70年代は、日本のロック史に革命的な転換をもたらした時代です。
サイケデリックやハードロック、洗練された後のシティポップまで日本人アーティストたちが独自の表現を模索し、新しい音楽の可能性を切り開いていきました。
その時代に誕生したロックバンドたちは、斬新なサウンドと大胆な歌詞で、それまでの邦楽の常識を覆していったのです。
この記事では、主に70年代に活躍した伝説的なバンドたちのデビュー曲を紹介します。
2020年代の今も活躍するレジェンドから知る人ぞ知るバンドまで、彼らの原点となった楽曲を聴いて日本のロック黎明期の熱量と革新性を感じてみませんか?
【日本のロックの夜明け】70年代邦楽ロックバンドのデビュー曲まとめ(21〜30)
銃をとれ!頭脳警察

1972年5月発売、頭脳警察のデビューアルバム「頭脳警察セカンド」に収録されている曲で、1曲目の収録であることからデビュー曲と言われています。
実は同年の3月に幻のデビューアルバムと言われる「頭脳警察1」が発売される予定でしたが、あまりにも過激な歌詞が問題視され販売直前に発売中止となった経緯があります。
1975年にバンドを解散しますが、2001年に再結成が行われ発売中止となっていた幻のアルバム「頭脳警察1」が30年の時を経て販売されました。
サイクリングブギサディスティック・ミカ・バンド
1972年発売、サディスティック・ミカ・バンドのデビューシングル曲で、1973年5月に発売されたファーストアルバム「SADISTIC MIKA BAND」にも収録されています。
元ザ・フォーク・クルセダーズのメンバーだった加藤和彦を中心に結成されたロックバンドで、イエロー・マジック・オーケストラのメンバーでもある高橋幸宏が参加していたバンドでもあります。
また、このデビュー曲「サイクリングブギ」には、現在シンガーライターとしても活躍している「つのだひろ」がドラムスとして参加しています。
【日本のロックの夜明け】70年代邦楽ロックバンドのデビュー曲まとめ(31〜40)
ひとり咲きCHAGE and ASKA

1979年8月発売、チャゲ&飛鳥のデビューシングル曲で、1980年4月に発売されたファーストアルバム「風舞」にも収録されています。
もともとは7人組のロックバンドだったチャゲ&飛鳥がデビュー前のコンテスト用に制作した楽曲で、コンテスト時に飛鳥涼が曲の歌い出しを間違ってしまったことから大賞を取り逃してしまった、というエピソードも有名です。
紫のハイウェイクールス

1975年9月発売、クールスのデビューシングル曲で、同月発売されたファーストアルバム「クールスの世界~黒のロックン・ロール」に収録されています。
もともとは俳優の舘ひろしが中心となって結成されたモーターサイクルチームで、ロックバンド「キャロル」の親衛隊として、解散ライブにも参加しています。
バンドデビュー以前は、現在も俳優として活躍する岩城滉一もメンバーの1人でしたが、俳優としてのデビューが既に決まっていたためこのデビュー曲には参加していません。
別れの朝ペドロ&カプリシャス

1971年10月発売、ペドロ&カプリシャスのデビューシングル曲で、1972年3月に発売されたファーストアルバム「別れの朝」にも収録されています。
ペドロ&カプリシャスと言えば、「五番街のマリーへ」や「ジョニィへの伝言」が有名で、ボーカルは現在でもソロシンガーとして活躍する高橋真梨子というイメージが強いですね。
彼女は4枚目のシングル曲「ジョニィへの伝言」から参加している2代目のヴォーカリストで、このデビュー曲は初代ボーカリストである前野曜子が担当しています。
Louisiana BluesFLOWER TRAVELLIN’ BAND

1970年発売、フラワー・トラベリン・バンドのデビューアルバム「Anywhere」に収録されている曲で、イントロギター演奏後の2曲目に収録されていることからデビュー曲と言われています。
ロックイベントなどでおなじみの内田裕也がかつてパーカッションやプロデュースを行っていたハードロックバンドで、海外からの評価も高かったロックバンドです。
花・太陽・雨PYG
1971年4月発売、PYGのデビューシングル曲で、同年年8月に発売されたファーストアルバム「PYG!」にも収録されています。
ザ・タイガースのボーカルだった沢田研二をはじめ現在では俳優として活躍する萩原健一、岸辺一徳などを中心に結成されたロックバンドで、数々の名曲を生み出した大野克夫がオルガンとして参加をしています。
グループサウンズからの脱却を図ろうと結成されたロックバンドで、この曲はザ・タイガースやザ・テンプターズなどの楽曲とはひと味違ったロックテイストの曲となっています。







