1990年デビューの女性歌手たちの珠玉のデビュー曲を振り返る
平成が始まった1990年は、数多くの女性アーティストが音楽シーンに登場し、その後の日本の音楽界に大きな足跡を残しました。
デビュー当時から実力派として評価され、日本の音楽史に輝かしい記録を刻んだ方々も多く、今なお第一線で活躍を続けている方もいます。
個性豊かな歌声とオリジナリティあふれるデビュー曲の数々は、今でも多くの人々の心に深く刻まれているのではないでしょうか?
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1990年デビューの女性歌手たちの珠玉のデビュー曲を振り返る(21〜30)
HORIZONUA

まるで心の奥深くにある声に、静かに光を当てるようなUAさんのデビューシングルです。
藤原ヒロシさんと朝本浩文さんが手掛けた浮遊感のあるサウンドと、憂いと野性味を併せ持つ唯一無二の歌声が溶け合い、独特の世界観を創り出しています。
1995年6月に発売されたこの楽曲は、UAさん自身が初めて作詞を手掛け、歌手としての覚悟を表明した記念碑的な作品となりました。
チャートには登場しませんでしたが、後に音楽プロデューサーの松尾潔氏が「音楽の流れを変えた」と評したほど、当時のシーンに衝撃を与えたのです。
何か新しいことを始める時、自分を信じる力が欲しい時にぴったりの1曲ではないでしょうか?
Rapturous Blueポケットビスケッツ

テレビ番組の企画から生まれたとは思えないほどの熱量で音楽シーンを駆け抜けた、ポケットビスケッツの記念すべきデビューシングルです。
1996年4月に発売された本作は、累計50万枚以上を売り上げた。
80年代の洋楽ダンスミュージックをほうふつとさせる、一度聴いたら耳から離れないシンセサウンドが印象的ですよね。
青という色に託された、若さゆえの衝動や少し背伸びした恋心が、CHIAKIさんの伸びやかな歌声で表現されています。
作詞を熱望した彼女が100冊ものノートを持参して直談判したという逸話は、この曲に込められた純粋なエネルギーを物語っているようです。
何かに挑戦したい時や、日常に少し刺激が欲しいと感じた時に聴けば、きっと心が奮い立つのではないでしょうか。
MIND CIRCUS中谷美紀

坂本龍一さんプロデュースによる、都会的で浮遊感のあるサウンドが印象的な作品です。
中谷美紀さんのクールで透明感のある歌声が、まるで心象風景を映す万華鏡のように響き、聴く人を一瞬でその世界へといざないます。
哲学的ともいえる歌詞の世界観に、深く引き込まれてしまう方も多いのではないでしょうか?
この楽曲は1996年5月に発表されたシングルで、中谷さん自身がヒロインを演じたドラマ『俺たちに気をつけろ。』の挿入歌として物語を彩りました。
オリコンチャートで11週にわたりランクインしたという記録も、その魅力の証です。
都会の騒がしさから離れて自分の心と対話したい、そんな夜に聴いてみてはいかがでしょうか?
約束はいらない坂本真綾

幻想的なオーケストラの調べにのせて、どこまでも透き通るような歌声が心に響く、坂本真綾さんのデビュー曲です。
歌詞で描かれるのは、未来を固い約束で縛るのではなく、ただ相手を信じることでつながりを感じるという、りんとした愛情の形。
当時16歳とは思えない表現力と、壮大な曲の世界観が見事に調和していますよね。
本作は1996年4月に発売されたシングルで、アニメ『天空のエスカフローネ』のオープニングテーマに起用されました。
作曲を手掛けた菅野よう子さんとの出会いを経て、歌手としての輝かしいキャリアが始まった記念碑的な作品です。
新しい挑戦を前にして少し心細い時や、大切な人との絆を確かめたい時に聴くと、そっと背中を押してくれるのではないでしょうか?
明日、春が来たら松たか子

女優としてすでに高い評価を得ていた松たか子さんの記念すべきデビューシングルです。
1997年3月に発売された本作は、NTTのCMソングにも起用され、約50万枚を売り上げるヒットとなりました。
春の木漏れ日のような温かいメロディと、彼女の透明感あふれる歌声が絶妙にマッチしていますよね。
歌詞に描かれているのは、過ぎ去った日々の甘酸っぱい記憶と、大切な人への切ない思い。
何かに打ち込む「君」をただ見つめていたあの頃の情景が、鮮やかに心に浮かぶようです。
卒業や新生活など、別れと出会いが交差する季節に聴けば、懐かしさと未来への希望が胸に広がるのではないでしょうか?
恋はシャンソン篠原涼子

1970年代ヨーロピアン・ポップスの名曲をカバーした、お洒落なダンスナンバーです。
この楽曲は1991年1月に発売された、篠原涼子さんの記念すべきソロデビューシングル。
恋人ともう一度熱く燃え上がりたいと願う、ストレートで情熱的な気持ちがリアルに描かれています。
彼女の少し背伸びしたような大人びた歌声が、シャンソン原曲の持つムーディーな雰囲気と絶妙にマッチしていますよね。
本作は後のベスト盤『Sweets – Best of Ryoko Shinohara-』にも収録されました。
ちょっとセンチメンタルな夜に聴けば、忘れていた恋のときめきが蘇ってくるかもしれません。
素直な気持ちで恋と向き合いたい時に、勇気を与えてくれるのではないでしょうか?
love the island鈴木亜美

テレビのオーディション企画で80万票以上もの支持を集めてグランプリに輝き、1998年7月に発売された鈴木あみさんのデビューシングルです。
グアム政府観光局のキャンペーンソングに起用され、夏の日差しを思わせる爽やかなサウンドが印象的ですよね。
歌詞に描かれているのは、飛行機で海を越え、見知らぬ島へ向かう少女のときめきと、恋の不安が入り混じる繊細な心模様。
空港で履き替えたサンダルが照れているような表現は、まさに少女ならではの感性かもしれませんね。
透明感のある歌声が、切ないメロディと絶妙にマッチしています。
本作はミリオンヒットを記録したアルバム『SA』にも収録されました。
夏の旅立ちを前にした、あの高揚感を思い出させてくれる1曲です。