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1990年デビューの女性歌手たちの珠玉のデビュー曲を振り返る

1990年デビューの女性歌手たちの珠玉のデビュー曲を振り返る
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平成が始まった1990年は、数多くの女性アーティストが音楽シーンに登場し、その後の日本の音楽界に大きな足跡を残しました。

デビュー当時から実力派として評価され、日本の音楽史に輝かしい記録を刻んだ方々も多く、今なお第一線で活躍を続けている方もいます。

個性豊かな歌声とオリジナリティあふれるデビュー曲の数々は、今でも多くの人々の心に深く刻まれているのではないでしょうか?

1990年デビューの女性歌手たちの珠玉のデビュー曲を振り返る(1〜10)

Feel My HeartEvery Little Thing

「Feel My Heart 」MUSIC VIDEO / Every Little Thing
Feel My HeartEvery Little Thing

高鳴る胸の鼓動が伝わってきそうなほど、素直に生きることを恐れずにと大切な気持ちを歌ったEvery Little Thingのデビュー曲です。

現実と嘘が絡み合うこの世界で、前向きに生きることや失敗を恐れない姿勢の大切さをきらびやかなシンセサウンドに乗って胸に響きます。

1996年8月に発売されたこの楽曲は、ヴァーナルのCMソングや『COUNT DOWN TV』のエンディングテーマとして記憶に刻まれている方も少なくないはず。

本作の疾走感あふれるメロディは、気持ちが落ち込んでしまった時に恐れずに前に進む勇気をくれる1曲になると思います。

長い間Kiroro

Kiroro 「長い間」 Official Music Video
長い間Kiroro

ようやく思いを伝えられる喜びと愛、待ってくれた人への感謝があふれ出す、Kiroroのデビュー曲。

玉城千春さんのどこまでもピュアな歌声と、金城綾乃さんの温かいピアノの音色が織りなすハーモニーは、聴く人の心を優しく包み込みますよね。

1998年1月に発売されたこの楽曲は、ノンタイアップながら口コミで人気が広がり、累計120万枚を超える大ヒットを記録しました。

翌1999年春には選抜高等学校野球大会の入場行進曲に起用されています。

大切な人へなかなか「ありがとう」と伝えられない、そんな時に背中を押してくれる1曲と言えるのではないでしょうか。

POWER OF LOVEJUDY AND MARY

YUKIさんの浮遊感ある歌声と、あえて音数を絞ったサウンドが独特の世界観を作り出している、1993年9月発売のJUDY AND MARYのメジャーデビューシングルです。

後のヒット曲とは一線を画す実験的な構成に、当時戸惑った方も多いのではないでしょうか?

飾らない言葉でつづられた歌詞は、都会の片隅で感じる焦燥感や孤独を歌いながらも、聴く者の内に秘めたエネルギーを静かに肯定してくれます。

本作はオリコン初登場95位と商業的には静かな船出でしたが、1stアルバム『J・A・M』にも収録されたバンドの原点です。

何かに踏み出せずにいる時や、ありのままの自分を信じたい時、この作品がそっと背中を押してくれるはずです。

Man & WomanMy Little Lover

1995年5月に発売されたMy Little Loverのデビューシングルで、新人ながら累計約91万7千枚を売り上げるヒットとなりました。

フレンチポップスのように軽やかでオシャレなサウンドと、akkoさんの透明感あふれる歌声が溶け合っています。

この楽曲は、男女の間に生まれるすれ違いや、それでもひかれ合ってしまう心の機微を描いているのではないでしょうか。

後にダブルミリオンを達成した名盤『evergreen』にも収録された本作は、多くの人の心をつかみました。

恋が始まる前の期待と不安が入り混じる、あの少しセンチメンタルな気持ちに寄り添ってくれる1曲です。

君への気持ちつじあやの

つじあやの – 君への気持ち(Music Video)
君への気持ちつじあやの

ウクレレの軽やかな音色と、どこか懐かしい歌声が魅力的な、つじあやのさんのメジャーデビューミニアルバムの表題曲です。

この作品が世に出た1999年9月当時、彼女はまだ大学生でした。

好きな人に伝えたいけれど、うまく言葉にできない。

そんな甘酸っぱくも切ない気持ちが、素朴なメロディに乗せて歌われていますよね。

手が小さいという理由でギターではなくウクレレを手にしたというエピソードは、彼女の音楽スタイルの原点を感じさせます。

この名盤『君への気持ち』からは、森永乳業のCMソングやドラマのエンディングテーマに起用された楽曲も生まれました。

大切な誰かを思う純粋な心に、優しく寄り添ってくれるような本作。

穏やかな気持ちになりたい時にぴったりではないでしょうか。

夢見る少女じゃいられない相川七瀬

イントロの鋭いギターリフと、小さな体からは想像もつかないパワフルなシャウトが衝撃的な、相川七瀬さんのデビューシングルです。

ただ甘い夢を見ているだけの自分ではいられない、という強い意志がヒリヒリと伝わってきますよね。

恋に焦がれる切なさと、傷つくことを恐れず現実を突き進む決意を歌う姿は、当時の音楽シーンに鮮烈な印象を与えたのではないでしょうか?

1995年11月に発売されたこの楽曲は、フジテレビ系ドラマ『Vの炎』エンディング・テーマに起用。

本作を収録したファーストアルバム『Red』は、245万枚を超える大ヒットを記録しました。

現状を打破したい、もっと強くなりたいと願う時に聴くと、背中を力強く押してくれるかもしれませんね。

幸福論椎名林檎

後の椎名林檎さんの活躍や楽曲と比べると、随分と印象の違うデビュー曲です。

しかしながらこの『幸福論』も人気の楽曲の一つ。

歌詞の内容は自身の恋愛経験にもとづいて書かれています。

そして独特なプロモーションビデオの演出もやはり、彼女の非凡な才能を感じられます。