アレクサンドル・ボロディンの名曲。人気のクラシック音楽
クラシック音楽界で「ロシア5人組」の一人と言われる作曲家、アレクサンドル・ボロディンを紹介します。
さまざまなクラシック作曲家は演奏したり作曲で生計を立てている本業が音楽家であることが多いのですが、ボロディンはサンクトペテルブルク大学の医学部に入り、最優秀で卒業したり、卒業した大学の医学部生化学の助教授、教授として勤めるなど本職は化学者という異例な作曲家です。
日曜作曲家と自称するほどで、化学者としての仕事の間で作曲活動していたため、作品数は多くはないのですが、『だったん人』や『弦楽四重奏曲第2番』など素晴らしい作品も多く残しています。
そんなボロディンの名曲を名演奏とともに各楽章に分けて紹介します。
本職が化学者とは思えない秀逸な作品をぜひお聞きください!
アレクサンドル・ボロディンの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)
弦楽四重奏曲 第2番より第4楽章Alexander Borodin

1833年生まれのアレクサンドル・ボロディンは、音楽家であり科学者としても活躍しました。
サンクトペテルブルク大学の医学部を卒業し、化学の教授として勤めながら音楽活動を続けました。
ボロディンの代表作の一つである弦楽四重奏曲は、妻への深い愛情を表現した作品です。
特に第4楽章は、情熱的でありながら繊細な旋律が特徴的です。
ボロディンの音楽は、ロシア国民楽派の一員として民謡を取り入れつつ、独自の和声法を用いて発展させました。
本作は、クラシック音楽ファンだけでなく、ロマンティックな音楽を好む方々にもおすすめです。
弦楽四重奏曲第1番イ長調 第1楽章 Moderato – AllegroAlexander Borodin

この『弦楽四重奏曲第1番イ長調』は、アレクサンドル・ボロディンの室内楽作品の中でも重要な位置を占めています。
第1楽章は、穏やかな導入から活気があるアレグロへと展開し、豊かなメロディーと和声が特徴的です。
ロシア国民楽派の民族的要素と西欧の古典的な形式美を見事に融合させた本作は、ボロディンの音楽への情熱が詰まった逸品といえるでしょう。
クラシック音楽の魅力を存分に味わいたい方、そして多忙な日々の中で素晴らしい作品を生み出したボロディンの創造力に触れたい方におすすめの1曲です。
弦楽四重奏曲第1番イ長調 第2楽章 Andante con moto.Alexander Borodin

ロシア5人組の1人とされるアレクサンドル・ボロディンは、本職が化学者という異色の経歴を持つ作曲家です。
1833年生まれのボロディンは、サンクトペテルブルク大学医学部を最優秀で卒業し、後に同大学の教授として勤めました。
音楽は趣味として取り組み、日曜作曲家と自称するほどでした。
この曲は1874年から1879年にかけて作曲され、ベートーヴェンの影響を受けつつも、ボロディンらしいの豊かな旋律美が際立っています。
抒情的で穏やかな雰囲気を持ち、各楽器が対話的に旋律を受け渡す構成が特徴的です。
ロシア民族音楽と西洋の古典的形式が融合した本作は、クラシック音楽愛好家はもちろん、多忙な日々に癒やしを求める方にもおすすめの1曲です。
弦楽四重奏曲第1番イ長調第4楽章 Andante – Allegro risolutoAlexander Borodin

19世紀ロシアを代表する作曲家アレクサンドル・ボロディンが手掛けた室内楽の名作をご紹介します。
化学者として名をはせながら音楽活動も続けていたボロディンが、1879年に完成させた意欲作です。
全4楽章から成るこの曲は、ロシア民族音楽の要素を巧みに織り交ぜつつ、西洋クラシック音楽の形式美とも見事に調和しています。
静謐な導入部から力強く展開する本作は、ボロディンならではの叙情性と豊かな調和が光る傑作といえるでしょう。
この楽曲は、クラシック音楽ファンはもちろん、ロシア音楽に興味のある方にもおすすめです。
海Alexander Borodin

『弦楽四重奏曲第2番 ニ長調』や『歌劇「イーゴリ公」だったん人の踊り』などオーケストラや弦楽器の作品が有名なアレクサンドル・ボロディンですが、素晴らしい歌曲も残しています。
ロシアの化学者であり作曲家でもあったボロディンは、1870年に歌曲『海』を作曲しました。
この曲は、ピアノ伴奏付きの独唱曲で、海の広大さや深遠さを表現しています。
ロマン派音楽の特徴である感情が豊かな旋律が印象的で、聴く者の心に静かな感動を呼び起こします。
本作は、ボロディンの内面的な感情や自然観を垣間見られる貴重な作品です。
クラシック音楽に親しみたい方や、自然の美しさを音楽で感じたい方におすすめの1曲です。