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ベルリオーズの名曲。人気のクラシック音楽

かつてその肖像画がフランスの10フラン札にもなったロマン派の巨匠、ルイ・エクトル・ベルリオーズ。

ベルリオーズの生み出した楽曲には『幻想交響曲』を筆頭に、さまざまな文学作品に影響を受けて作られたものがあります。

また、楽器編成の大規模な拡張や、色彩的な管弦楽法によってロマン派音楽の動向を先取った作曲家でもあり、今回はそんなベルリオーズの原点となった作品を楽章ごとにもわけてリスト化してみました。

ぜひお聞きいただけたらと思います。

ベルリオーズの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)

歌劇「ベアトリスとベネディクト」より序曲Louis Hector Berlioz

歌劇「ベアトリスとベネディクト(Béatrice et Bénédict)」より、序曲。

シェイクスピアの戯曲「空騒ぎ」を原作とした2幕からなるオペラで初演は1862年にベルリオーズの指揮によって行われました。

アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナーさんの指揮。

葬送と勝利の大交響曲より第2楽章Louis Hector Berlioz

Berlioz Simphonie Funebre et Triomphale(funeral and triumphal)Э.Юсупов
葬送と勝利の大交響曲より第2楽章Louis Hector Berlioz

葬送と勝利の大交響曲(Grand symphonie funèbre et triomphale)作品15より、第2楽章:追悼(Orasion Funèbre)。

第2楽章は、殆んどテナー・トロンボーンの独奏曲となっています。

演奏はエルキン・ユスポフさんのトロンボーンとロシア中央軍楽隊です。

ベルリオーズの名曲。人気のクラシック音楽(31〜40)

葬送と勝利の大交響曲より第3楽章Louis Hector Berlioz

葬送と勝利の大交響曲(Grand symphonie funèbre et triomphale)作品15より、第3楽章:アポテオーズ(Apothéose)。

この交響曲は、革命犠牲者を記念碑に改葬する式典のための作品です。

演奏はユタ・オールステート・バンド、サミュエル・ヘイゾさんの指揮。

レリオ、あるいは生への復帰より第1曲:漁師Louis Hector Berlioz

レリオ、あるいは生への復帰(Lélio, ou Le retour à la vie)作品14bより、第1曲:漁師(Le pêcheur)。

この作品は「幻想交響曲」の続編としてベルリオーズの失恋体験を元にしています。

ジョン・アーヴィンさんのテノール、ピアノはリタ・カウフマンさん。

キリストの幼時Hector Berlioz

Hector Berlioz: Trio “Arrival at Sais” (from “L´Enfance du Christ”, op. 25)
キリストの幼時Hector Berlioz

「幻想交響曲」で知られるフランスのロマン派の作曲家、ベルリオーズが作曲したオラトリオ。

フランス語の歌詞も全てベルリオーズによるもの。

当時偏見や悪意に満ちた酷評に悩んでいたベルリオーズが自身の名前を伏せて発表し、聴衆と批評家が絶賛したので後にベルリオーズは「自分の作品である」と発表し、評価を取り戻しました。

ローマの謝肉祭Hector Berlioz

Berlioz – Le carnaval romain | Jukka-Pekka Saraste | WDR Sinfonieorchester
ローマの謝肉祭Hector Berlioz

ベルリオーズは、ロマン派時代のフランスの作曲家です。

作曲だけではなく、音楽の教科書として使われる「管弦楽法」という名著も残している音楽教育家でもありました。

「ローマの謝肉祭」は、オペラ「ベンヴェヌート・チェッリーニ」の第2幕の前奏曲です。

劇的物語「ファウストの劫罰」より「ラコッツィ行進曲」Hector Berlioz

「ラコッツィ行進曲」は、もともとハンガリーの民謡で、作曲者は不明です。

ベルリオーズがこの曲を自作「ファウストの劫罰」の中で用いたことで、有名になりました。

「ファウストの劫罰」は、ドイツの作家ゲーテの著書「ファウスト」に基づいた作品。

本作はハンガリーの軍隊行進曲としても使われています。