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【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム

ジャズに興味を持たれた方がクラシックな名盤のCDやレコードを手に取ったとして、ジャケットに「BLUE NOTE」と刻印されたアルバムが多いことに気付かれることでしょう。

ブルーノート・レコードはジャズの歴史において最も重要なレコード会社であり、ジャズを志すミュージシャンにとってもリスナーにとっても憧れの名門レーベルです。

時代を感じさせないスタイリッシュで洗練されたアートワークも素晴らしく、レコードで持っておきたいというファンも多いのですよ。

今回は、そんな名門レーベルが世に送り出したジャズの名盤を紹介しています。

近年の傑作もいくつか取り上げていますから、ぜひチェックしてみてください!

もくじ

【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム(1〜20)

Moanin’ (BLP 4003)

Moanin’Art Blakey & The Jazz Messengers

Art Blakey and The Jazz Messengers Moanin’ (1958) Full Album.flv
Moanin'Art Blakey & The Jazz Messengers

ジャズ界の伝説的ドラマー、アート・ブレイキーさんの代表作として知られるこのアルバムは、1959年にブルーノート・レーベルからリリースされた傑作です。

ブレイキーさん率いるジャズ・メッセンジャーズの演奏は、ハードバップの真髄を体現しており、特に表題曲『Moanin’』のファンキーなリズムとクールなピアノのフレーズは、ジャズ初心者でもすぐに魅了されるはず。

アルバム全体を通して、跳ねるビートとソウルフルな演奏が詰まっており、聴いているだけで小粋な気分に浸れちゃいますね。

ジャズの醍醐味を存分に味わいたい方にぜひおすすめの1枚です!

Go (BLP 4112)

Cheese CakeDexter Gordon

デクスター・ゴードンさんのアルバム『Go』は、ジャズ界の巨匠が放つ、まさに傑作中の傑作です。

1962年にリリースされたこの作品は、ゴードンさん独特の豊かな音色と流れるようなフレージングが存分に堪能できる1枚。

ソニー・クラークさんやビリー・ヒギンスさんといった実力派ミュージシャンとの息の合った演奏も素晴らしく、ハードバップの醍醐味を余すところなく伝えてくれます。

バラードからアップテンポの曲まで、幅広い楽曲を収録しているので、ジャズの奥深さを感じたい方にぜひおすすめしたい作品ですね。

夜にグラスを傾けながら聴きたい、大人の色気漂う名盤です。

The Sidewinder (BLP 4157)

The SidewinderLee Morgan

The Sidewinder (Remastered 1999/Rudy Van Gelder Edition)
The SidewinderLee Morgan

ジャズ・トランペットの巨匠、リー・モーガンさんが1964年にリリースした『The Sidewinder』は、ブルーノート・レコードが世に送り出した名盤の中でも屈指の人気を誇る1枚です。

タイトル曲『The Sidewinder』は、ジャズのスタンダード曲として広く知られ、当時のテレビCMや映画音楽にも起用されるほどの大ヒットとなりました。

ハード・バップの王道を行く、ファンキーでエネルギッシュなサウンドは、ジャズファンならずとも魅了されること間違いなし。

モーガンさんの華麗なトランペットに加え、ジョー・ヘンダーソンさんのテナーサックス、バリー・ハリスさんのピアノなど、豪華メンバーによる演奏も聴きどころです。

ジャズの醍醐味を存分に味わえる名盤ですから、これからジャズを聴こうという方にも、ぜひおすすめしたい1枚ですよ。

Speak No Evil (BLP 4194)

Fee-Fi-Fo-FumWayne Shorter

Fee-Fi-Fo-Fum (Remastered1998/Rudy Van Gelder Edition)
Fee-Fi-Fo-FumWayne Shorter

日本では三猿でおなじみの「見ざる言わざる聞かざる」ということわざから引用されたタイトルが、なんともカッコいいですね。

アメリカはニュージャージー州出身のテナーサックス・ソプラノサックス奏者、ウェイン・ショーターさんが1964年にソロ名義でリリースした通算3枚目のアルバム『Speak No Evil』です。

ショーターさんはアート・ブレイキーさんのジャズ・メッセンジャーズやマイルス・デイヴィスのクインテットへの参加、フュージョンの元祖的存在のウェザー・リポートを結成するなど、ジャズの歴史において素晴らしい足跡を残す偉大な存在。

本作は、そんなショーターさんのどこか陰りを帯びたミステリアスな魅力が存分に発揮されたモード・ジャズの逸品であり、初期の代表作と呼ばれる名盤です。

当時のショーターさんが関心を持っていたという黒魔術などをテーマとして、新主流派らしい意欲的なアプローチながらもメロディは美しく聴きやすい。

真夜中のベッドルームで1人、聴きたくなる音ですね。

Soul Station (BLP 4031)

Soul StationHank Mobley

Soul Station (Remastered 1999/Rudy Van Gelder Edition)
Soul StationHank Mobley

なんといっても、今回紹介するアルバムの表題曲『Soul Station』は、モダン・ジャズの中でも屈指の人気曲として知られています。

テナーサックスの名手として名高いハンク・モブレーさんが、1960年にリリースした『Soul Station』は、名門ブルーノート・レコードのカタログの中でも人気の高い「4000番台シリーズ」に名を連ねるジャズ・アルバムの傑作です。

冒頭で触れた表題曲はモブレーさん自身が作曲したもので、滑らかでメロディックなサックスの音色が印象的です。

アルバム全体的に、ハード・バップの醍醐味がこれでもかと詰まった名曲ばかりが収録されており、聴いているだけで洗練された気分にひたれちゃいますね。

ちなみに、モブレーさんはマイルス・デイビスのバンドにも参加していたという経歴の持ち主ですから、興味のある方はぜひチェックしてみてください!

Midnight Blue (BLP 4123)

Midnight BlueKenny Burrell

Midnight Blue (Remastered 1999/Rudy Van Gelder Edition)
Midnight BlueKenny Burrell

都会的で洗練されたブルース曲を得意とするジャズギター演奏の名手ケニー・バレルの1963年にブルーノートからリリースされたアルバム「Midnight Blue」は味と深みがあり、彼の魅力を遺憾なく発揮した名盤です。