【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム
ジャズに興味を持たれた方がクラシックな名盤のCDやレコードを手に取ったとして、ジャケットに「BLUE NOTE」と刻印されたアルバムが多いことに気付かれることでしょう。
ブルーノート・レコードはジャズの歴史において最も重要なレコード会社であり、ジャズを志すミュージシャンにとってもリスナーにとっても憧れの名門レーベルです。
時代を感じさせないスタイリッシュで洗練されたアートワークも素晴らしく、レコードで持っておきたいというファンも多いのですよ。
今回は、そんな名門レーベルが世に送り出したジャズの名盤を紹介しています。
近年の傑作もいくつか取り上げていますから、ぜひチェックしてみてください!
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【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム(1〜10)
The SidewinderLee Morgan

ジャズ・トランペットの巨匠、リー・モーガンさんが1964年にリリースした『The Sidewinder』は、ブルーノート・レコードが世に送り出した名盤の中でも屈指の人気を誇る1枚です。
タイトル曲『The Sidewinder』は、ジャズのスタンダード曲として広く知られ、当時のテレビCMや映画音楽にも起用されるほどの大ヒットとなりました。
ハード・バップの王道を行く、ファンキーでエネルギッシュなサウンドは、ジャズファンならずとも魅了されること間違いなし。
モーガンさんの華麗なトランペットに加え、ジョー・ヘンダーソンさんのテナーサックス、バリー・ハリスさんのピアノなど、豪華メンバーによる演奏も聴きどころです。
ジャズの醍醐味を存分に味わえる名盤ですから、これからジャズを聴こうという方にも、ぜひおすすめしたい1枚ですよ。
Bouncing with BudBud Powell

昔のジャズ・ミュージシャンは優れた才能を持ちながらも、私生活においてさまざまな問題を抱えているアーティストも多く、いわゆるビバップスタイルの第一人者と呼ばれるジャズ・ピアニストのバド・パウエルさんもその1人です。
誰もが認める天才的なピアニストであり、作曲家としても素晴らしい名曲を生み出したパウエルさんは、活動初期からその将来性を高く評価され、才能に見合った優れた録音を残しましたが、健康上の問題などからアルコールなどに溺れてしまいます。
そういった経緯もあり、全盛期と呼ばれる時期は1940年代後半から1950年代初期にかけての録音なのですが、ここでは名門ブルーノート・レコードより1952年にリリースされた『The Amazing Bud Powell』を紹介します。
何はともあれ、パウエルさんの魅力を知るきっかけとしてこのアルバムはうってつけ。
まずはこの1枚からパウエルさんの世界に触れてみてはいかがでしょうか。
Afro Blue (Feat. Erykah Badu)Robert Glasper Experiment

2000年代以降のジャズシーンにおいて、ジャンルの垣根を軽々と飛び越える存在として注目を集めているのが、ロバート・グラスパーさんです。
ジャズ・ピアニストとしてのキャリアをスタートさせたグラスパーさんですが、ヒップホップやR&Bといった現代のブラック・ミュージックとの融合を試みる革新的なアプローチで、多くのリスナーを魅了しています。
そんなグラスパーさんが2012年にリリースした『Black Radio』は、まさにその才能が花開いた記念碑的な1枚。
エリカ・バドゥさんやモス・デフさんといった豪華ゲストを迎え、ジャズの即興性とヒップホップのグルーヴが絶妙に融合した独自のサウンドを展開しています。
グラミー賞最優秀R&Bアルバム賞を受賞するなど、その革新性は高く評価されました。
ジャズに興味はあるけれど敷居が高いと感じている方、現代的なブラック・ミュージックが好きな方にぜひおすすめしたい1枚です。
【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム(11〜20)
Cheese CakeDexter Gordon

デクスター・ゴードンさんのアルバム『Go』は、ジャズ界の巨匠が放つ、まさに傑作中の傑作です。
1962年にリリースされたこの作品は、ゴードンさん独特の豊かな音色と流れるようなフレージングが存分に堪能できる1枚。
ソニー・クラークさんやビリー・ヒギンスさんといった実力派ミュージシャンとの息の合った演奏も素晴らしく、ハードバップの醍醐味を余すところなく伝えてくれます。
バラードからアップテンポの曲まで、幅広い楽曲を収録しているので、ジャズの奥深さを感じたい方にぜひおすすめしたい作品ですね。
夜にグラスを傾けながら聴きたい、大人の色気漂う名盤です。
Soul StationHank Mobley

なんといっても、今回紹介するアルバムの表題曲『Soul Station』は、モダン・ジャズの中でも屈指の人気曲として知られています。
テナーサックスの名手として名高いハンク・モブレーさんが、1960年にリリースした『Soul Station』は、名門ブルーノート・レコードのカタログの中でも人気の高い「4000番台シリーズ」に名を連ねるジャズ・アルバムの傑作です。
冒頭で触れた表題曲はモブレーさん自身が作曲したもので、滑らかでメロディックなサックスの音色が印象的です。
アルバム全体的に、ハード・バップの醍醐味がこれでもかと詰まった名曲ばかりが収録されており、聴いているだけで洗練された気分にひたれちゃいますね。
ちなみに、モブレーさんはマイルス・デイビスのバンドにも参加していたという経歴の持ち主ですから、興味のある方はぜひチェックしてみてください!
Fee-Fi-Fo-FumWayne Shorter

日本では三猿でおなじみの「見ざる言わざる聞かざる」ということわざから引用されたタイトルが、なんともカッコいいですね。
アメリカはニュージャージー州出身のテナーサックス・ソプラノサックス奏者、ウェイン・ショーターさんが1964年にソロ名義でリリースした通算3枚目のアルバム『Speak No Evil』です。
ショーターさんはアート・ブレイキーさんのジャズ・メッセンジャーズやマイルス・デイヴィスのクインテットへの参加、フュージョンの元祖的存在のウェザー・リポートを結成するなど、ジャズの歴史において素晴らしい足跡を残す偉大な存在。
本作は、そんなショーターさんのどこか陰りを帯びたミステリアスな魅力が存分に発揮されたモード・ジャズの逸品であり、初期の代表作と呼ばれる名盤です。
当時のショーターさんが関心を持っていたという黒魔術などをテーマとして、新主流派らしい意欲的なアプローチながらもメロディは美しく聴きやすい。
真夜中のベッドルームで1人、聴きたくなる音ですね。
Cool Struttin’Sonny Clark

ソニー・クラークは、アメリカ・ペンシルベニア州出身のジャズ・ピアニスト。
彼の代表作のアルバムが、ジャッキー・マクリーン(サックス)、ポール・チェンバース(ベース)などが参加して1958年にリリースされた「クール・ストラッティン」です。





