【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム
ジャズに興味を持たれた方がクラシックな名盤のCDやレコードを手に取ったとして、ジャケットに「BLUE NOTE」と刻印されたアルバムが多いことに気付かれることでしょう。
ブルーノート・レコードはジャズの歴史において最も重要なレコード会社であり、ジャズを志すミュージシャンにとってもリスナーにとっても憧れの名門レーベルです。
時代を感じさせないスタイリッシュで洗練されたアートワークも素晴らしく、レコードで持っておきたいというファンも多いのですよ。
今回は、そんな名門レーベルが世に送り出したジャズの名盤を紹介しています。
近年の傑作もいくつか取り上げていますから、ぜひチェックしてみてください!
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【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム(11〜20)
CherokeeClifford Brown

25歳の若さで夭逝した伝説のトランぺッターのクリフォード・ブラウンは、ハード・バップ初期の名プレイヤーで、華麗で艶のある音色を奏で多くの人を魅了しました。
代表アルバムは「クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス」と、この「メモリアル・アルバム」になります。
StepsCecil Taylor

ニューヨークはクイーンズ出身、ジャズ界における前衛的なピアニストとしてその名を刻むのがセシル・テイラーさん。
フリージャズの先駆的な存在として知られているテイラーさんですが、幼少期からピアノを弾き、音楽カレッジでクラシック音楽の教育を受けていた経歴を踏まえると、いわゆるアカデミックな音楽的教養がテイラーさんにはあるというのが重要ですよね。
同時に現代音楽などにも親しんでいたというテイラーさんが1966年に発表した『Unit Structures』は、60年代のフリー・ジャズ・ムーブメントにおいて重要とされる1枚です。
ジャズの名門中の名門レーベル、ブルーノートからリリースされた本作は、それこそ現代音楽的な手法でいくつかのテーマをコラージュのようにつなぎ合わせ、演奏者それぞれの個性が火花を散らし、スリリングな展開を見せるサウンドはフリー・ジャズという概念を抜きにしても十分カッコいいですね。
Maiden VoyageHerbie Hancock

1940年生まれのハービー・ハンコックさんは、ジャズ界の革新者として知られる鬼才ピアニストです。
マイルス・デイヴィスのバンドで活躍しながら、ブルーノート・レコードからソロ作品も発表。
そんなハンコックさんの代表作の1つが、1965年にリリースされた『Maiden Voyage』です。
「海」をテーマにした本作は、フレディ・ハバードらとの絶妙なアンサンブルが光る名盤。
タイトル曲『Maiden Voyage』は今でもジャズ・スタンダードとして愛され続けています。
抑制の効いた知的な演奏は、雄大で詩情豊かな響きを持ち合わせております。
1人で過ごす夜、この作品を聴きながら物思いにふけってみるのもいいですね。
As We Fight (Willie Penrose)Ambrose Akinmusire

トランペットの鬼才として知られるアンブローズ・アキンムシアさん。
ダウンビートのクリティクス・ポールで1位に輝くなど、その革新的な音楽性で高い評価を得ています。
2014年にブルーノート・レコードからリリースされた『The Imagined Savior Is Far Easier to Paint』は、彼の3枚目のスタジオ・アルバム。
クラシックやポップ、スポークンワードなど、ジャンルの垣根を軽々と飛び越えた野心作です。
社会的メッセージを込めた曲や、ボーカリストとのコラボレーションなど、多彩な楽曲が並びます。
アキンムシアさんの研ぎ澄まされたトランペットはもちろん、ストリングスやシンセサイザーを織り交ぜた複雑なアレンジも聴きどころ。
ジャズの枠にとらわれない自由な発想で、現代的なサウンドを追求しています。
ジャズ・ファンはもちろん、新しい音楽との出会いを求めている方にもおすすめの1枚ですよ。
Arms Of A WomanAmos Lee

ブルーノートレーベルからデビューを飾った名盤『Amos Lee』。
2005年3月に発表されたこのアルバムは、フォーク、ソウル、ジャズを融合した独特の音楽性で注目を集めました。
アモス・リーさんの温かく、少し粒立ちのある歌声が、日常の感情の機微を丁寧に紡ぎ出します。
収録曲『Keep It Loose, Keep It Tight』や『Arms of a Woman』は、心に染み入るメロディと深い歌詞で、多くのリスナーの共感を呼びました。
ビルボード200で113位を記録し、ゴールド認定も獲得。
テレビ番組「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」への出演も果たしています。
人生の喜びや苦しみを静かに見つめたい時、ぜひ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
Tupelo Honey (Van Morrison Cover)Cassandra Wilson

カサンドラ・ウィルソンさんは、ジャズを軸に幅広いジャンルを融合させる稀有な才能の持ち主です。
1993年リリースの『Blue Light ‘Til Dawn』は、ブルーノート・レコードからの初アルバムにして、彼女のキャリアの転換点となった傑作なのですね。
それまでのエレクトリックな作風から一転、アコースティックで内省的な音楽性へと移行し、ジャズやブルース、フォークの要素を見事に調和させています。
ロバート・ジョンソンやジョニ・ミッチェルといった多彩なカバー曲に加え、オリジナル曲も収録。
ウィルソンさんの独特な歌声と、シンプルな伴奏が織りなす世界観は、聴く者の心に深く染み入ります。
ジャズの新しい可能性を感じさせる本作は、洗練された大人の音楽を求める方にぜひ聴いていただきたい一枚ですよ。
【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム(21〜30)
Green StreetGrant Green

「Green Street」は、1961年にブルーノートからリリースされたグラント・グリーン(ギター)、ベン・タッカー(ベース)、デイヴ・ベイリー(ドラム)トリオによるアルバムでグラント・グリーンの素晴らしいギター演奏が冴えわたる魅力ある名盤。





