【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム
ジャズに興味を持たれた方がクラシックな名盤のCDやレコードを手に取ったとして、ジャケットに「BLUE NOTE」と刻印されたアルバムが多いことに気付かれることでしょう。
ブルーノート・レコードはジャズの歴史において最も重要なレコード会社であり、ジャズを志すミュージシャンにとってもリスナーにとっても憧れの名門レーベルです。
時代を感じさせないスタイリッシュで洗練されたアートワークも素晴らしく、レコードで持っておきたいというファンも多いのですよ。
今回は、そんな名門レーベルが世に送り出したジャズの名盤を紹介しています。
近年の傑作もいくつか取り上げていますから、ぜひチェックしてみてください!
- 【まずはこの1枚】ジャズの名盤。必聴のアルバムセレクション
- モダンジャズの名盤。ジャズの歴史を形作った必聴アルバム
- ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ
- 【まずはここから!】ジャズロックの名曲。おススメの人気曲
- 【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲
- 入門!ジャズ初心者におすすめの名曲
- スウィングジャズの名曲。おすすめの人気曲
- 洋楽ジャズファンクの名盤まとめ~定番から最新作まで
- 【魅惑の即興演奏】フリー・ジャズの代表作・人気のアルバム
- ジャズのBGM。作業用BGM・勉強用BGMにおすすめの名曲、人気曲
- 【2025】ジャズ風の邦楽バラード名曲まとめ
- ジャズファンクの名曲。ジャズとは一味違うオススメの人気曲
- 【2025】ジャズの今を知る!最新の注目曲・人気曲まとめ
- 和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚
もくじ
- 【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム
- Blue TrainJohn Coltrane
- Come Away With MeNorah Jones
- Autumn LeavesCannonball Adderley
- Hat and BeardEric Dolphy
- Bouncing with BudBud Powell
- Afro Blue (Feat. Erykah Badu)Robert Glasper Experiment
- Moanin’Art Blakey & The Jazz Messengers
- Cheese CakeDexter Gordon
- The SidewinderLee Morgan
- Fee-Fi-Fo-FumWayne Shorter
- Soul StationHank Mobley
- Midnight BlueKenny Burrell
- StepsCecil Taylor
- Maiden VoyageHerbie Hancock
- Round MidnightThelonious Monk
- Cool Struttin’Sonny Clark
- As We Fight (Willie Penrose)Ambrose Akinmusire
- Tupelo Honey (Van Morrison Cover)Cassandra Wilson
- Arms Of A WomanAmos Lee
- CherokeeClifford Brown
- Green StreetGrant Green
- A Fistful Of SilverHorace Silver
- Jutta Hipp With Zoot SimsJutta Hipp
- The Amazing Bud PowellBud Powell
- Takin’ OffHerbie Hancock
- Afro-CubanKenny Dorham
- LeewayLee Morgan
- Another WorkoutHank Mobley
- Newk’s TimeSonny Rollins
- Byrd In HandDonald Byrd
- Introducing Johnny GriffinJohnny Griffin
- Hub CapFreddie Hubbard
- J.R. MonteroseJ.R. Monterose
- THE SERMONJimmy Smith
- Cannonball Takes ChargeCannonball Adderley
- BasraPete La Roca
- Back On The SceneBennie Green
- ClubhouseDexter Gordon
- Birth Of The CoolMiles Davis
- Face To Face -RvgBaby Face Willette
- Late Night GuitarEarl Klugh
- Some Others StuffGrachan Moncur III
- Soul SambaIke Quebec
- Capuchin SwingJackie Mclean
- Here TisLou Donaldson
- Bass on TopPaul Chambers
- Bottoms Up!The Three Sounds
- Davis CupWalter Davis Jr
- The Magnificent Thad JonesThad Jones
- The Music From The ConnectionFREDDIE REDD
- SpringTony Williams
- Don’t Smoke In BedHolly Cole
【ジャズの殿堂】ブルーノート・レコードの名盤。おすすめのジャズアルバム(1〜20)
StepsCecil Taylor

ニューヨークはクイーンズ出身、ジャズ界における前衛的なピアニストとしてその名を刻むのがセシル・テイラーさん。
フリージャズの先駆的な存在として知られているテイラーさんですが、幼少期からピアノを弾き、音楽カレッジでクラシック音楽の教育を受けていた経歴を踏まえると、いわゆるアカデミックな音楽的教養がテイラーさんにはあるというのが重要ですよね。
同時に現代音楽などにも親しんでいたというテイラーさんが1966年に発表した『Unit Structures』は、60年代のフリー・ジャズ・ムーブメントにおいて重要とされる1枚です。
ジャズの名門中の名門レーベル、ブルーノートからリリースされた本作は、それこそ現代音楽的な手法でいくつかのテーマをコラージュのようにつなぎ合わせ、演奏者それぞれの個性が火花を散らし、スリリングな展開を見せるサウンドはフリー・ジャズという概念を抜きにしても十分カッコいいですね。
Maiden VoyageHerbie Hancock

1940年生まれのハービー・ハンコックさんは、ジャズ界の革新者として知られる鬼才ピアニストです。
マイルス・デイヴィスのバンドで活躍しながら、ブルーノート・レコードからソロ作品も発表。
そんなハンコックさんの代表作の1つが、1965年にリリースされた『Maiden Voyage』です。
「海」をテーマにした本作は、フレディ・ハバードらとの絶妙なアンサンブルが光る名盤。
タイトル曲『Maiden Voyage』は今でもジャズ・スタンダードとして愛され続けています。
抑制の効いた知的な演奏は、雄大で詩情豊かな響きを持ち合わせております。
1人で過ごす夜、この作品を聴きながら物思いにふけってみるのもいいですね。
Round MidnightThelonious Monk

セロニアス・モンクは、アメリカのノースカロライナ州出身のジャズ・ピアニストで、6歳からピアノの演奏を始めましたが、ほとんど正式なレッスンは受けなかったので、かえってそれが本能的な感性で音を捉える能力を高める事になり、後に即興演奏の天才と呼ばれる事に繋がりました。
アルバム「Genius Of Modern Music」は、初期のモンクを知る上で欠かす事のできない名盤です。
Cool Struttin’Sonny Clark

ソニー・クラークは、アメリカ・ペンシルベニア州出身のジャズ・ピアニスト。
彼の代表作のアルバムが、ジャッキー・マクリーン(サックス)、ポール・チェンバース(ベース)などが参加して1958年にリリースされた「クール・ストラッティン」です。
As We Fight (Willie Penrose)Ambrose Akinmusire

トランペットの鬼才として知られるアンブローズ・アキンムシアさん。
ダウンビートのクリティクス・ポールで1位に輝くなど、その革新的な音楽性で高い評価を得ています。
2014年にブルーノート・レコードからリリースされた『The Imagined Savior Is Far Easier to Paint』は、彼の3枚目のスタジオ・アルバム。
クラシックやポップ、スポークンワードなど、ジャンルの垣根を軽々と飛び越えた野心作です。
社会的メッセージを込めた曲や、ボーカリストとのコラボレーションなど、多彩な楽曲が並びます。
アキンムシアさんの研ぎ澄まされたトランペットはもちろん、ストリングスやシンセサイザーを織り交ぜた複雑なアレンジも聴きどころ。
ジャズの枠にとらわれない自由な発想で、現代的なサウンドを追求しています。
ジャズ・ファンはもちろん、新しい音楽との出会いを求めている方にもおすすめの1枚ですよ。
Tupelo Honey (Van Morrison Cover)Cassandra Wilson

カサンドラ・ウィルソンさんは、ジャズを軸に幅広いジャンルを融合させる稀有な才能の持ち主です。
1993年リリースの『Blue Light ‘Til Dawn』は、ブルーノート・レコードからの初アルバムにして、彼女のキャリアの転換点となった傑作なのですね。
それまでのエレクトリックな作風から一転、アコースティックで内省的な音楽性へと移行し、ジャズやブルース、フォークの要素を見事に調和させています。
ロバート・ジョンソンやジョニ・ミッチェルといった多彩なカバー曲に加え、オリジナル曲も収録。
ウィルソンさんの独特な歌声と、シンプルな伴奏が織りなす世界観は、聴く者の心に深く染み入ります。
ジャズの新しい可能性を感じさせる本作は、洗練された大人の音楽を求める方にぜひ聴いていただきたい一枚ですよ。