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ボレロの名曲。おすすめのボレロ形式の人気曲と名演

『ボレロ』といえば誰もがフランスの作曲家モーリス・ラヴェルの楽曲を思い浮かべますが、実はスペイン起源の舞踊音楽で一ジャンルとしても存在しています。

もちろんラヴェルによる『ボレロ』が一番有名で本ジャンルの代名詞となっており、さまざまな作曲家に影響を与えており、例えば時代劇『水戸黄門』のテーマ曲にボレロのリズムが使われていたり、同じメロディを繰り返し楽曲の中でアレンジがありながら壮大な盛り上がる作風は『タイム・セイ・グッドバイ』や宇多田ヒカルによるキングダムハーツ『光』のオーケストラ・アレンジでも効果的に使われています。

そんな影響力が強いボレロですが、こんな曲もボレロだったの?

というような曲や演奏家による名演を集めました!

ぜひラヴェルのボレロだけではない作品を聞いてみてください。

もくじ

ボレロの名曲。おすすめのボレロ形式の人気曲と名演(1〜20)

BoleroDef Tech

【日本赤十字社】Def Tech-Bolero Full
BoleroDef Tech

ここからはちょっとかわったボレロをご紹介しましょう。

もともとスペインの風土から生まれた4分の3拍子の舞曲形式による曲がボレロというジャンルです。

18世紀末、1780年頃に舞踊家セバスティアーノ・カレッソ(Sebastiano Carezo)が創作したとも伝えられています。

こちらは日本赤十字社のCMソングとしてとても有名になったDef TechのBolero(ボレロ)。

この曲はモーリス・ラヴェルのボレロにその発想を得てつくられたタイプの曲で、クラシックではなく完全に現代ポップス・ロックの味わいですが、これもまた、現代のボレロですよね。

「Bolero」Maurice RavelMaurice Ravel/下羽南 オーボエ・マルチプレーヤー MINAMI

bolero ravel multi-instrumentalist 1人ボレロ ラヴェル 持ち替え オーボエ・マルチプレーヤー MINAMI ひとりでボレロ
「Bolero」Maurice RavelMaurice Ravel/下羽南 オーボエ・マルチプレーヤー MINAMI

こちらは一人でオーボエをプレイしているYouTuber下羽南さんによるボレロ。

「いやー、最初のシンプルな旋律の前半の部分だけなら、1人で演奏できるかも」と思う方は在っても、実際に演奏される方、それ以上に、まさかこの動画をアップロードして世界に見せようという方はなかなか居ませんよね。

持ち替えがすごく大変そうですが最後まで一人でいろいろな楽器を吹きこなす姿に脱帽です。

楽器経験者であればより苦労が分かる一人ボレロをぜひ最後までお聞きください!

タイム・トゥ・セイ・グッバイFrancesco Sartori/Andrea Bocelli

クラシックとポップスの融合が生んだ傑作です。

壮大なメロディと感動的な歌詞が織りなす世界観は、聴く者の心を強く揺さぶります。

愛と別れ、そして新たな旅立ちへの希望を描いた歌詞は、人生の転機を迎えた方々の心に響くことでしょう。

アンドレア・ボチェッリさんとサラ・ブライトマンさんの美しいハーモニーが、曲の魅力をより一層引き立てています。

1996年にドイツで開催されたボクシングイベントでの初披露以来、世界中で愛され続けている名曲です。

再現部でのオーケストラアレンジではスネアのリズムにモーリス・ラヴェルの『ボレロ』を思わせるリズムが採用されており、音楽の引き立て役として効果的に一躍買っています。

別れの場面や新たな出発を迎える時など、人生の大切な瞬間に寄り添う1曲として、長く記憶に残ることでしょう。

「Bolero」Maurice RavelMaurice Ravel/押尾コータロー

もともと舞曲でありスペインの楽曲の影響を受けているという点からも想像がつくように、このメロディライン、非常にギターとの相性もよく、美しく聴かせてくれる作品でもあります。

こちらは、日本の俳優でも有りミュージシャンでも有る押尾コータローが演奏する、アコースティック・ギターによるボレロです。

俳優やタレントとしての彼しか知らない世代には、信じられないような豊かな音色が出ています。

ぜひ一度聴いてみてください!

ああ人生に涙あり(水戸黄門第18-27部主題歌)一番/あおい輝彦、二番/伊吹吾郎

ここまで聴いてくると、なんとなく、「そういえば俺の知っているあの曲、ボレロなんじゃないか?」と思われている方も多いかもしれません。

実は、あの、日本でもっとも有名ともいわれる超長寿番組、時代劇ドラマ「水戸黄門」の主題歌としても、あのボレロ形式のリズムが使われているのです!!

通奏部分のリズムが一定であることを、この曲では「ボレロ形式」として呼ぶ方が多いようです。

まさか、日本で、しかも演歌調歌謡曲領域にまで強い影響を今もって与え続ける、モーリス・ラヴェル。

いかにその楽曲が強烈なイメージで存在していたかが伺えますね。

ちょっと日本風のボレロ株式会社ネクサス音楽出版 サックス4重奏

【Sax.四重奏】ちょっと日本風のボレロ (Bolero Japanesque (Slightly Japanese-like Bolero))
ちょっと日本風のボレロ株式会社ネクサス音楽出版 サックス4重奏

フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが作曲した『ボレロ』をベースに、音楽出版社が遊びやイベント、演奏会で使える楽譜のTIPSを紹介している「ちょっと日本風のボレロ」です。

ベースはラヴェルですが、全日本吹奏楽コンクールの課題曲を多く作曲している主に吹奏楽の作曲、編曲家である松尾善雄の手によって、日本の和を感じさせる曲になっており、素晴らしいアレンジによってサックス4重奏という世界に引き込まれていきます。

このネクサス音楽出版、いたって真面目な企業ですが、このようにクラシックやポップスの、おもしろアレンジ曲がたくさん。

吹奏楽アレンジなども有り、動画集はおすすめです。