カリプソ音楽の魅力。カリビアン発の熱い名曲の世界へ
カリブ海の陽光に輝く音楽、カリプソ。
ハリー・ベラフォンテさんの「バナナボート・ソング」は、船着き場の労働者たちの歌から生まれ、世界中で愛される名曲となりました。
トリニダード・トバゴのマイティ・スパローさんやロード・キッチナーさんによって育まれ、カーニバルの熱気とともに進化を続けてきたカリプソ。
そのリズムには、人々の暮らしと喜び、そして太陽の光が注ぎ込まれています。
カリブ海からの贈り物、心躍るカリプソの世界へ、さあ出かけてみましょう。
カリプソ音楽の魅力。カリビアン発の熱い名曲の世界へ(21〜30)
Brown Skin GirlLord Invader

カリブ海の波に乗って、陽光輝く海辺の愛の調べが響きます。
トリニダード・トバゴ出身のロード・インヴェーダーさんは、1914年に生まれ、カリプソ界の巨匠として数々の名曲を残しました。
1955年に録音された本作は、カリプソ音楽の伝統的なリズムとユーモア心が見事に調和した一曲で、アルバム『Calypso With The Lord Invader』に収録されています。
パーカッションとギターが織りなす軽快なビートと、彼の独特なしゃがれ声が魅力的な作品です。
アフリカ系女性の美しさを称える歌詞は、愛と尊厳のメッセージに満ちており、カリブ海の豊かな文化を体現しています。
カーニバルの熱気やビーチサイドでのくつろぎのひとときに、心が弾むような一曲をお楽しみください。
Kitch’s Bebop CalypsoLord Kitchener

カリブ海の太陽のように輝く音楽の魅力を、鮮やかに描き出したカリプソとビバップ・ジャズの融合作品です。
トリニダード・トバゴ出身のロード・キッチナーさんが、1951年3月にロンドンでフレディ・グラントのカリビアン・リズム・バンドと共に録音したこの楽曲は、当時のジャズシーンをリードしていたチャーリー・パーカーさんやマイルス・デイヴィスさんからインスピレーションを得て制作されました。
本作は2002年にアルバム『London Is The Place For Me』に収録され、イギリスにおけるカリブ系移民の文化的貢献を伝える重要な一曲として再評価されています。
陽気なカリプソのリズムと洗練されたジャズの要素が溶け合った、心躍る一曲をぜひ楽しんでください。
Four Mills BrothersThe Lion

カリプソ音楽の黄金時代を代表するトリニダード・トバゴ出身のザ・ライオンさんが、1936年に手がけた作品は、アメリカのデッカ・レコードから発売された傑作です。
アメリカの人気グループ、ザ・ミルズ・ブラザーズへのオマージュとして制作された本作は、カリプソの伝統的なリズムとジャズの要素を見事に融合させています。
彼独自のユーモアと風刺が光る歌詞に、1934年に流行した『I Ain’t Got Nobody』のメロディを巧みに引用した楽曲構成は、当時のポピュラー音楽シーンに新風を巻き起こしました。
陽気なリズムと洗練された音楽性を兼ね備えた本作は、カリブ海の魅力を存分に味わいたい方や、ジャズとワールドミュージックの融合に興味をお持ちの方にぴったりの一曲です。
Dream Of A Jungle CatLord Mouse and The Kalypso Katz

Lord Mouse and the Kalypso Katzは、2008年から2015年まで活動をしていたドイツのベルリンのカリプソ・バンドです。
彼らはドイツの子供向けのTV番組に多く出演したことでも知られています。
このトラックは2013年にリリースされた2枚目のアルバム「Go Calypsonian」に収録されています。
Booboo Man (Mama Look a Boo Boo)Lord Melody

ロード・メロディさんは、1940年代から活動をしていたカリプソニアンです。
彼のキャリアはカリプソ・ミュージックの人気の始まりから、その後のソカ・スタイルを取り入れたよりダンサブルなカリプソまで、約40年にわたっています。
この曲は1956年にリリースされました。
Yes, yes, yesCalypso Mama

Calypso Mamaの名で活動するMaureen Verlene Duvalierは、バハマ・ブルースとカリプソのアーティストです。
このトラックは、1957年にリリースされたアルバム「With Lad Richards’ Calypso Orchestra」に収録されています。
Ting TangLord Kitchener

Lord Kitchenerは、世界的に知られているトリニダード・ドバゴのカリプソニアンです。
彼は”The grand master of calypso”や、”戦後の最も偉大なカリプソニアン”などと呼ばれています。
このトラックは1960年のアルバム「Calypso Kitch」に収録されています。