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チェロの名曲|奥深い音色を味わえる珠玉のクラシック作品を一挙紹介

男性の声に近いとされ、4~5オクターブの幅広い音域を演奏できるチェロ。

チェロのやわらかく深みのある温かい音色が好き、という方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんなチェロの名曲をピックアップ!

バロック時代の落ち着きのある曲調の作品から、さまざまな技法をミックスした近現代、現代の作品まで幅広くご紹介します。

穏やかな眠りにつきたい夜や、スッキリ目覚めたい朝を、心地よいチェロの音色とともに過ごしてみませんか?

チェロの名曲|奥深い音色を味わえる珠玉のクラシック作品を一挙紹介(1〜20)

アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821Franz Schubert

Franz Schubert : Sonata for arpeggione & fortepiano – 1. Allegro moderato
アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821Franz Schubert

フランツ・シューベルト作曲の『アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821』です。

1824年にウィーンのギター製造者ヨハン・ゲオルク・シュタウファーによって発明された、チェロを小ぶりにしたような6弦の弦楽器「アルペジョーネ」のために作られた曲です。

しかし、出版された1871年にはアルペジョーネが廃れていたため、チェロやヴィオラ、コントラバスで演奏されるようになりました。

チェロ協奏曲 第1番ハ長調 Hob.VIIb:1Franz Joseph Haydn

Haydn: 1. Cellokonzert C-Dur ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Bruno Philippe ∙ Christoph Eschenbach
チェロ協奏曲 第1番ハ長調 Hob.VIIb:1Franz Joseph Haydn

フランツ・ヨゼフ・ハイドン作曲の『チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1』です。

この曲は1765年から1767年頃、エステルハージ楽団のチェリスト、ヨーゼフ・フランツ・ヴァイグルのために作られました。

バロック音楽の形式を残しつつ古典派音楽とミックスさせたような、チャレンジ精神を感じる作品です。

チェロ協奏曲 第9番 変ロ長調 G.482Luigi Boccherini

ルイジ・ボッケリーニ作曲の『チェロ協奏曲 第9番 変ロ長調 G.482』です。

チェリストとしても活躍していたボッケリーニは、自身の演奏のためにチェロ協奏曲やチェロ・ソナタ、弦楽四重奏や弦楽五重奏を多く残しました。

『チェロ協奏曲 第9番変ロ長調 G.482』も、その中の1曲です。

鳥の歌Pablo Casals

パブロカザルス    鳥の歌
鳥の歌Pablo Casals

パブロ・カザルス編曲の『鳥の歌』です。

カザルスの演奏で有名なこの曲は、スペイン・カタルーニャ民謡のクリスマス・キャロルをカタルーニャ生まれのチェリストで指揮者、作曲家のカザルスが編曲したことで誕生しました。

この曲に必要なのは「平和を求める感情を入れること」なので、それを踏まえて聴いてみると聴こえ方が違ってくるかもしれません。

ヴォカリーズ Op.34-14Sergei Rachmaninov

長身で精密なタッチで知られるロシアの巨匠が生み出した傑作。

言葉を紡がず母音のみで歌われるこの楽曲は、聴く者の心に深く響きます。

美しく流れるような旋律は、悲しみや郷愁を感じさせつつ、慰めも与えてくれます。

チェロで奏でられると、その深みのある音色がさらに曲の魅力を引き立てます。

1915年に作曲され、翌年モスクワで初演されたこの名曲は、さまざまな編成で演奏されており、それぞれに独自の魅力があります。

心に残る哀愁のメロディーに癒されたい方におすすめの一曲です。