チェロの名曲|奥深い音色を味わえる珠玉のクラシック作品を一挙紹介
男性の声に近いとされ、4~5オクターブの幅広い音域を演奏できるチェロ。
チェロのやわらかく深みのある温かい音色が好き、という方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなチェロの名曲をピックアップ!
バロック時代の落ち着きのある曲調の作品から、さまざまな技法をミックスした近現代、現代の作品まで幅広くご紹介します。
穏やかな眠りにつきたい夜や、スッキリ目覚めたい朝を、心地よいチェロの音色とともに過ごしてみませんか?
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チェロの名曲|奥深い音色を味わえる珠玉のクラシック作品を一挙紹介(21〜30)
コル・ニドライ Op.47Max Bruch

マックス・ブルッフ作曲の『コル・ニドライ Op.47』です。
1880年に作曲が行われ、1881年にベルリンで初演されました。
初演の独奏は、チェロパートに技術的な助言をしたロベルト・ハウスマンが担当し、作品の献呈も同氏にされました。
交響詩「ドン・キホーテ」Richard Strauss

リヒャルト・シュトラウス作曲の『交響詩「ドン・キホーテ」』です。
1864年生まれ、ドイツ後期ロマン派を代表する作曲家リヒャルト・シュトラウスによって作られたこの曲には、「大管弦楽のための騎士的な性格の主題による幻想的変奏曲」という副題が付いています。
独奏チェロ、独奏ヴィオラが活躍することでも有名な作品です。
チェロの名曲|奥深い音色を味わえる珠玉のクラシック作品を一挙紹介(31〜40)
吟遊詩人の歌Aleksandr Glazunov

アレクサンドル・グラズノフ作曲の『吟遊詩人の歌』です。
ロシア帝国・サンクトペテルブルク生まれの作曲家、指揮者で音楽教師のグラズノフによって1900年に作られた曲で、ア・ヴェルジビロヴィッチ氏がチェロ独奏を担当して1902年にロシア・サンクトペテルブルクで初演されました。
動物の謝肉祭 第13曲「白鳥」Camille Saint-Saëns

組曲『Le Carnaval des animaux』からの旋律で、カミーユ・サン=サーンスによる名高い作品です。
元は1886年初頭の謝肉祭の余興として構想された組曲中の1曲で、作曲者が存命中に唯一出版を許したものです。
チェロが奏でる流麗なメロディは、水面を滑る白鳥の優雅な姿や、伝説に語られる「白鳥の歌」の幻想的な情景を思わせます。
1905年にアンナ・パヴロワがこの曲に合わせて創作したバレエ「死の白鳥」は世界的に知られ、フィギュアスケートの羽生結弦選手もエキシビションで使用し感動を呼びました。
夏の暑さを忘れさせ、心に潤いを与えてくれるような、美しいチェロの音色に浸りたい方に聴いてほしい一曲です。
チェロソナタ 第2番イ短調 Op.81Nikolai Myaskovsky

ロシアの作曲家、ニコライ・ミャスコフスキ―が作曲した2つの協奏曲のうちの1曲『チェロソナタ 第2番 イ短調 Op.81』は、シンプルさの中に深遠な音楽性が見事に表現された作品です。
チェロの音域を生かしつつ変化に富んだ美しいメロディは、聴く者を音の旅へといざないます。
これまで、ミャスコフスキーの作品はそれほど評価されていませんでしたが、近年その評価が見直されているといいます。
このチェロソナタを聴けば、きっとその理由にも納得できるはずです。
夢のあとにGabriel Fauré

ガブリエル・フォーレ作曲の『3つの歌より「夢のあとに」』です。
最も有名な『夢のあとに』は第1曲で、第2曲『賛歌』、第3曲『舟歌』の3つの曲で構成されています。
元は歌曲でしたがバイオリンやチェロ、フルートでも演奏されるようになり、特にチェロのための編曲が有名で、フォーレの代表作となっています。
ハンガリー狂詩曲 Op.68David Popper

ダーヴィト・ポッパー作曲の『ハンガリー狂詩曲 Op.68』です。
ポッパーはプラハの音楽教師の家庭に生まれ、19世紀後半から20世紀初頭に名チェリストとして大活躍しました。
この曲は7つのハンガリー民謡を取り入れており、遅いテンポの舞曲、速いテンポの舞曲が組み合わされている魅力的な作品です。
おわりに
今回は、チェロが主役の作品からチェロ用に編曲され親しまれている作品まで、奥深い音色を堪能できる名曲をたっぷりご紹介しました!
曲によってさまざまな表情をみせるチェロ。
ぜひ、ご紹介した曲をはじめとする名曲を聴き比べながら、チェロの響きを堪能してみてくださいね。





