【クラシック】恋愛にまつわる名曲をご紹介
歌詞のない曲が大半を占めるクラシック。
実はそんなクラシック音楽にも、恋愛をテーマにした曲が多くあります。
すでに知っている曲でも、作曲家の意図や背景を知ることで聴こえ方が大きく変わるので、ぜひこの機会にクラシックの恋愛ソングを聴いてみてください。
さまざまな愛の形を表現している作品たちは、時代をこえても今を生きる私たちになにか伝わるものがあるかもしれません。
歌詞がある恋愛ソングもよいですが、メロディや響きだけで表現しているクラシック音楽のよさも伝わりましたら幸いです。
【クラシック】恋愛にまつわる名曲をご紹介(21〜30)
バレエ組曲「くるみ割り人形」より 花のワルツPyotr Tchaikovsky

非常に華やかな曲です。
ハープから始まり美しさの中に情熱的な部分が見え隠れするメロディが続きます。
最後の部分はオーケストラ全体でクライマックスを迎えます。
一点の曇りのない幸せ溢れる時に聴くと幸福感が更に増すように思います。
オンブラ・マイ・フGeorg Friedrich Händel

優雅で繊細な旋律が心に響く名曲です。
植物への愛情を歌うバロック時代のアリアでありながら、穏やかな雰囲気とシンプルな美しさを持ち合わせた珠玉の一曲となっています。
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが1738年4月にロンドンで発表した本作は、映画『フェイス/オフ』や『セレブレーション』でも使用され、多くの人々の心を魅了してきました。
アルフレード・クラウスさんやセシリア・バルトリさんといった著名な歌手たちによって歌い継がれ、その魅力を輝かせています。
安らぎと感動を届けてくれる本作は、結婚式のセレモニーなど人生の大切な瞬間を優しく彩る、心温まる一曲としておすすめです。
オペラ「トゥーランドット」より誰も寝てはならぬGiacomo Puccini

トゥーランドット姫に求婚をし、恋の成就を確信したカラフ王子が声高らかに歌い上げられる曲です。
ガッツポーズをしながら聴きたくなります。
長い長い片思いがやっと実った時に聴くにはまさにぴったりな曲だと思います。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲Pietro Mascagni

弦楽器で始まる冒頭の部分は天国にいるかのような、この世のものとは思えない美しい旋律です。
明日もその次の日もずっとずっと不幸なんて訪れずに、温かくて柔らかくとにかく穏やかな日々が果てしなく続くであろうと思わせてくれます。
オペラ「椿姫」より 乾杯の歌Giuseppe Verdi

まさにおめでたい曲です。
この曲からグラスの乾杯の音が聴こえるようです。
恋愛に成就し自分の人生に乾杯!
といった時に聴いてみるのはいかがでしょうか。
一緒に友人にも祝福されるようなとにかく明るくて迫力のある曲です。
メサイヤ ~ハレルヤ・コーラス~Georg Friedrich Händel

うれしい時、おめでたい場所で使われる楽曲です。
初めから歓喜に満ち溢れた曲です。
感嘆詞「ハレルヤ」は愛する人と出会えた奇跡を神様に感謝し、神様の素晴らしさを訴えかけているように思います。
未来が明るい2人が見える気がします。
真夏の夜の夢Felix Mendelssohn

シェイクスピアの戯曲「夏の夜の夢」が元になっている組曲です。
「ノクターン」はまさに夢のように美しいメロディーが続きます。
2人だけの幸せの世界に没頭できる感じがします。
心のとげが抜け、穏やかで平和で優しい気持ちになれます。
「結婚行進曲」は最も有名な曲で、愛を確かめるというよりも力強くこれから2人で生きていこうという強い意志を感じます。